相談(泣き付く?)して、 免除してもらう裏の手あり!?
| 区役所年金課で、お高い健康保険料にうちのめされて、直立不動になっている私に、お姉さんの声が、しらじらしく響いた。
「年度途中で、退職された配偶者を扶養家族として加入できる場合もあるんですがねー」 私は、会社員の健康保険には、政府管掌のものと、健保組合のものがあることを、このとき初めて身をもって体験したが、しかし、この時は、そんなことに「ほぉー」と感心している場合ではなかった。ただ、夫の会社が私を扶養家族にいれてくれないということに腹を立てた。当時、私の夫の会社の健康保険は、健保組合である。健保組合は、独自のルールを作っているので、扶養の基準などもその会社に問い合わせるしかないのだ。
こんなに何度も区役所に来たのに、やっぱり全額私持ちかぁ。がっくり。でも、もう結果が出たからには、長居は無用、と帰りかけた。すると、お姉さんが「ちょっと待って」と私の背中に言う。
「失業保険をもらう前の、待期期間ってあるでしょ。その間は、夫婦である戸籍証明書と退職証明書をそろえれば第3号被保険者の扱いにできないわけではないです。通常は、健康保険の扶養が証明になるのだけど…あなたの場合はそれが無理そうだから」
おおおっー。捨てる神あれば拾う神あり。待期期間だけでも、年金を支払わなくていいのは有り難い。さっそく、その話、乗りました〜!!
* * * よく区役所などの年金コーナーやパンフレットには「免除制度などもあるので、相談を」と書かれているが、しつこく相談していると、なにやら道が開けるという気がする。
世の中、自分の知識の範囲は限られている。ちょっとでも不安なことがあったら、できるだけ、いろんな人に相談したいものだ。この考えは、このあと、ファイナンシャルプランナーの資格を取得した後でも、まったく変わらない。お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーだって、税金は税理士さんに、年金は社労士さんにそれぞれの専門家に確認することがあるのだから。そして、一つの意見をうのみにしないことが大事だろう。セカンドオピニオンをとりたい。これは、お金のことでも、病気のことでも、とても大切だと思う。
| やっぱりうれしかった
失業給付金
| 失業給付金…これは、私にとって、会社を辞めてから、お金に関する、唯一のステキな思い出である。
ま、誰にとっても、無職にならなきゃ、失業給付金がもらえないということで、しみじみ有り難いものだろうが、私の場合、待期期間が短くて受給できるようになった! ファイナンシャルプランナーの資格を取得するための教育訓練給付金がもらえるという、うれしいオマケが付いたのだ。
もといた会社からハローワークに提出するよう言われた書類には、“自己都合により退社”と書かれていた。私は、夫の転勤に伴い会社を辞めたので、別に会社にクビを言い渡されたわけでもなく、個人的な理由で退職したのだと思い込んでいたので、それに関してはなんの疑問もいだかなかった。
しかし、ハローワークの手続きに行って、改めて、「自己都合」と「やむをえない理由(会社都合など)」がある人には、雲泥の開きがあることを知った。 リストラなどやむをえない事情で退職した人は、ハローワークの受け付け後、説明会などを経て、実際に失業給付を支払われるまで、2〜3週間しか待たなくてもよい。しかし、勝手に(自己都合)により退職した人は、3カ月は待たなければならないのである。
働いていると、1カ月1カ月ってあっというまなのだが、なんせこの頃は、暇をもてあましていたので、3カ月先と言われると、30年後と宣告されたように感じた。なんせ、無職で暇で子供もいなかったから、たった1日もエラク長かったのだ。
「ハローワークに行けばお金がもらえる!」と、まるで、教会でスープのほどこしでももらえるような、気軽にルンルンした気持ちで行ったのに、なんと、3カ月先とは…。失業しているのは同じなのに、自己都合とそうでないのでは、なんでそんなに違うんだぁ…と脱力した。
しかし冷静に考えると、勝手に辞めた人と、リストラ、倒産などで辞めざるをえなかった人は“悲壮感”が違うので、当然といえば当然のルールだと思う。(私もずいぶん大人になったものだ)。
が、その時、私は、ハローワークに行くのが遅かった自分を棚に上げ、憤懣やるかたない気持ちで、書類提出の順番を待った。
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 ちょっぴり賢く!用語解説
会社員の健康保険 会社員の健康保険の一つに、会社や業界ごとに運営する組合健保というものがある。それは、独自の保険料率や給付金が定められているので、区役所の人もすべて熟知しているわけではない。会社によって、出産給付金などがマチマチというのもその一例だろう。政府管掌の場合の健康保険の被扶養者の認定については、これから先の年間収入が130万円未満(60歳以上又は障害者は180万円未満)であることが挙げられる。しかし、私のダンナの会社は、その年において130万円所得があったら、扶養ではないという基準であった。
ファイナンシャルプランナー いまや、日本ファイナンシャルプランナーズ協会の会員は、全国15万人以上ともいわれるので、知名度もアップしている資格なのだろう。プロのファイナンシャルプランナーとは、いわば、お金のお医者さんともいうべき職業。保険、年金、家計簿、ローン、相続不動産活用など、お金に関わるすべての分野を相談できる存在である。
待期期間 失業給付で注意したいのは、この「待期期間」である。手続きをしても、すぐに、給付金が受けられるわけではない。誰でも、まず7日間の待期期間があり、そのあと、失業認定日などをへて、スピーディな人でも、結局2週間ぐらいはかかる。そして、“自己都合による退職”の人は、3カ月以上何の収入もないことが条件にもらえるため、道のりはかなり長いのだ。
教育訓練給付金 教育訓練給付金制度とは、会社員(雇用保険の被保険者)が、能力開発のために、指定の講座を受験した場合、教育訓練費が支給されるというもの。退職者も離職後1年以内なら利用できる。勉強したい人にとっては、なんとも有り難い制度だ。
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