クレカ入門

債務整理や自己破産後にクレジットカードを作成できるまで何年?

債務整理や自己破産後にクレジットカードを作成できるまで何年?

債務整理をする際に自己破産はできるだけ避けたい方法です。ご存知の通り、自己破産をすると官報に名前が載ります。官報なんて誰も見ないから大丈夫と考えていた人が、ヤミ金や詐欺師の攻勢にびっくりするのです。

さて、自己破産後も時間が経てばみんな忘れてしまうものです。新しい自己破産者は毎月のように生まれています。自己破産の情報を蓄積している情報機関もありますが、埋もれてしまうものです。

では、時間が経てば何食わぬ顔でクレジットカードを作れるのでしょうか?

2024年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。

※本ページにはPRが含まれます。

自己破産すると永遠にクレジットカードは作れないの?

自己破産をすると官報に載ります。現在の官報はデータベース化されており、自分が死んだ後もデータは永遠に残ります。

また、クレジットカードの審査で欠かせない信用情報機関のデータは5年間残ります。

自己破産をする際は通常債務整理を専門としている弁護士に依頼します。

このような弁護士は、自己破産に先立ってすべてのクレジットカードやカードローンを解約するようにアドバイスします。自己破産の事績を登録されたとしても、5年後には全て消えることを知っているためです。

言い方を変えれば、5年経過すると信用情報は真っ白になります。官報データベースを見ない限り自己破産の情報はバレません。

信用情報は5年で消滅

どうして信用情報は5年間で消滅するのでしょうか。

答は簡単です。

データが多すぎて保存できないためです。解約後のデータは審査では不要です。一定の期間は保存しますが、その後は消去されます。その期間が5年なのです。

もっとも、解約しないとデータは残り続けます。自己破産をすると、全ての債務者に対して「通知」をします。そのため、利用しているすべての信販会社などが一斉に「自己破産」の事実を事故情報として登録するわけです。

しかし、5年経過するとすべて消滅します。自分の信用情報を見たことがある人は、解約済のクレジットカードについては「保有期限」が出ているはずです。この保有期限は解約の報告が来てから5年間です。その後はデータがなくなります。

すべて消える弊害

5年経過後に自分の信用情報を照会すると「何もない」ことに感激を覚えます。自己破産の経歴がわからなくなってしまっているのです。

もっとも、喜んでクレジットカードの申込をしても落とされます。

続けて何件も申し込むと「申込ブラック」という状況になるため、2か月から3か月経過後に申し込んでも落とされます。

これは信用情報が「スーパーホワイト」という状態になっているためです。

今のご時世、クレジットカードもカードローンも作ったことがない人はいません。そのような人は「何かある」人なのです。信販会社はそのような「何かありそう」な人を敬遠するのです。

地道な努力で信用回復

しかし、審査が緩いと言われる信販会社は通してくれることがあります。

ガソリンスタンドのカードやスーパーなどのハウスカードです。

このようにして審査が1つでも通れば、そこを突破口にして信用回復が可能です。

自己破産に陥った理由は自分が一番よく知っているはずです。同じ事態にならないように気を付けて、信用回復をするだけです。

審査が通りやすいカード
【審査が甘い・緩い】審査が通りやすいカードは存在する?作りやすいクレジットカードの特徴から審査を通過する方法を紹介

債務整理してもクレジットカードが作れるケースも

しかし、債務整理をして5年経過しないうちにクレジットカードを作れることがあります。ほとんど絶望的なのですが、そのようなケースが皆無ではありません。

また、信用情報を見ていただければわかると思いますが、信販会社などが情報を照会すると事績が残ります。しかし、最近更新したはずのクレジットカードなのに照会実績がない場合もあります。

今までほとんど利用していないカードは支払遅延が一度もない事があります。すると、信用情報を照会せずに更新するケースが皆無とは言えません。この照会も無料ではないのです。

なぜか更新できたクレジットカード

先ほど述べた通り、自己破産をすると弁護士さんがすべてのクレジットカードを解約するようにと指示をします。そのため、自分の持っているクレジットカードをすべて報告して解約します。

しかし、中には「忘れられている」カードがあります。往々にして「ほとんど利用していない」クレジットカードです。

自分は忘れていても、信販会社は律儀に「更新カード」を送ってきます。自己破産をしていることなど知らないためです。

大手の信販会社であれば、このようなことはありません。しかし、地元の信販会社が発行しているスーパーなどのハウスカードではあり得ます。

5年経ったらガソリンスタンドへ

さて、先ほど述べた通り信用情報がすべて消えた5年後にどうすればいいのでしょうか。

信用情報には「申込履歴」も登録されます。申込ばかり多くて、契約の実績がないと「申込だけして落ち続けている」とわかります。これが先ほど述べた「申込ブラック」です。

そのため、最初の申込は審査が緩いカードがお勧めです。

まずお勧めしたいのがガソリンスタンドのカードです。とにかく「会員募集」が最優先なので、多少のことには目をつむって審査を通します。地元のスーパーなども同じです。

確実に審査に通すことを考えると、このような「審査が緩め」のクレジットカードを探すことが大切です。このような情報はネットからいくらでも収集できます。

AMEXは作れるらしい…

一種の都市伝説だとも言われていますが、アメックスは自己破産者に対してもカードを発行するようです。

もちろんレアケースでしょうが、ある程度の収入があれば支払ができると考えているようです。また、万が一の際には給料の差押をすればいいと考えている様子もあります。

このあたりは信用情報第一主義の日本流審査と、収入第一主義の米国流審査の違いと言えます。日本の信販会社では間違ってもあり得ませんが、米国的な考え方は「収入が多ければ利用額も多い」と言う話のようです。

積極的なリスクテイカーなのですね。

以上、自己破産後でもクレジットカードは持てますが、申込むカードは慎重に行った方がいいですね。

自己破産後のクレジットカードに関するよくある質問

ここでは、自己破産後のクレジットカードについてよくある質問をまとめました。

自己破産後にクレジットカードを作成するのはいつがいい?

約5年経過した頃がおすすめです。

信用情報は約5年で消滅するため、その時期を経過するとクレジットカードを作成しやすくなります。ただし自己破産から5年経過した頃は全ての信用情報が消えており、信販会社に「何かあるかも」と疑われてしまう恐れもあるでしょう。そのため審査の緩い会社を通してクレジットカードを作成すると新たな信用情報を積み上げることができ、他の会社でも発行しやすくなります。

自己破産をするとクレジットカードは使えない?

基本的に使用できません。

自己破産をすると信用情報に「自己破産を行った」と記録され、クレジットカードの利用自体ができなくなります。新たな借入もできないため、所持金の範囲内で生活する必要があります。

自己破産すると家族もクレジットカードを使えなくなる?

自己破産した人の名義で発行したクレジットカードは利用できません。

例えば家族カードであっても、自己破産した人の名義であれば家族も使えなくなります。そのため誰の名義のクレジットカードかをよく確認しましょう。なお自己破産した人の家族名義のクレジットカードであれば利用し続けられます。

※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。 あらかじめご了承ください。

-クレカ入門

© 2024 Money Education