申込み当日に手に入れることができるクレジットカードのACマスターカードはアコム株式会社が発行しています。
アコムというと消費者金融のイメージが強く、少し怖いイメージをお持ちの方が多いのではないかと思いますが、実は三菱UFJフィナンシャル・グループの会社なのです。
2008年に三菱UFJフィナンシャル・グループが株式公開買い付けを行い、アコムは連結子会社となっています。
アコムの親会社が三菱UFJフィナンシャル・グループであることが分かれば怖いイメージが軽減されませんか?
さらに、アコム自体も東証一部に上場している大企業で、ACマスターカードは即日発行に対応していたりとメリットも多いです。
この記事ではACマスターカードの特徴について詳しく解説していきます。
このページで学べること
- ACマスターカードのメリット・デメリット
- ACマスターカードの申し込み条件
- ACマスターカードの審査に落ちる理由
- 三菱UFJフィナンシャル・グループについて
※当記事は2023年現在の情報になります。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
アコムACマスターカードの基本情報
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.25%(キャッシュバック) |
審査~発行 の時間 |
最短60分 |
申込対象者 | 満20歳以上で、本人に安定継続収入のある方 |
家族カード | ✕ |
国際ブランド | Mastercard |
旅行傷害保険 | 【海外】ー 【国内】ー |
ACマスターカードは、大手消費者金融アコムが発行するクレジットカードです。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの会社で、ACマスターカード発行時に独自の審査が行われます。
カードの当日受け取りも可能なため、早くカードを手に入れたい方にもおすすめです。
リボ払い専用のカードとなっているため取り扱いには注意しましょう。
ただし、使い方次第では実質普通のクレジットカードのように使うことも可能です。
申し込み条件
ACマスターカードの申し込み条件を見てみましょう。
- 満20歳以上の方
- 本人に安定継続収入のある方
ACマスターカードの場合は「満20歳以上」となっている点に注意してください。
また、年齢の条件をクリアしていても安定・継続した収入がない場合には申し込めません。
アルバイト・派遣・業務委託でも毎月安定した収入があれば、大学生・主婦・主夫・個人事業主でも申し込み可能ということです。
また、無収入の専業主婦・主夫や学生の場合は、ACマスターカード申し込み不可となります。
アコムACマスターカードを持つメリット
ACマスターカードのメリットを挙げてみました。
ACマスターカードのメリット
- 年会費が永年無料
- カード発行までの日数が早い
- 基本はリボ払いで一括返済も可能
- 利用金額の0.25%が自動キャッシュバック
年会費が永年無料
年会費がかかるクレジットカードもある中、ACマスターカードの年会費は無料となっています。
2年目以降も永年無料のため、カード発行の費用はかかりません。
カード発行までの日数が早い
カード発行までが早いのもACマスターカードのメリットです。
最短60分でカードを発行でき、自動契約機「むじんくん」を使うと当日のカード受け取りが可能となります。
他社のクレジットカードでは審査は当日終わってもカード郵送までの時間が1週間ほどかかる場合もあるため、当日受け取りができるのは大きなメリットです。
基本はリボ払いで一括返済も可能
ACマスターカードはリボ払い専用のクレジットカードです。
毎月一定額を支払うため、大きな買い物をする際に支払いしやすいでしょう。
また、ACマスターカードは一括返済も可能です。
毎月20日までのショッピング利用料金を翌月6日までに支払うか、月々の返済額を利用額よりも大きく設定すればリボ払いの手数料を0円にできます。
期間内に利用金額を一括返済すれば、通常のクレジットカードの一括払いのように使うこともできるのがメリットです。
利用金額の0.25%が自動キャッシュバック
ACマスターカードは、毎月の利用料金から0.25%が自動でキャッシュバックされます。
上手く使うとお得に利用できるでしょう。
アコムACマスターカードが抱えるデメリット
ACマスターカードのデメリットは次のようなものが挙げられます。
メリットと比較して、自分に合うかどうかチェックしてみてください。
ACマスターカードのデメリット
- リボ払い専用のクレジットカード
- ポイント還元率が低い
- 満20歳以上しか申し込めない
- 旅行保険が無い
- ランクアップがない
- 家族カードやETCカードがない
リボ払い専用のクレジットカード
ACマスターカードはリボ払いのクレジットカードなので、デメリットもあります。
支払いが2ヶ月以上になると利息が発生してしまいます。
35日以内に支払うか、毎月の返済額が利用額を上回るように設定すれば手数料は無料となりますが、良く考えて使う必要があるでしょう。
ポイント還元率が低い
通常クレジットカードは0.50~1.00%のポイント還元が受けられるものが多いです。
しかしACマスターカードにはポイント制度がありません。
代わりにキャッシュバック特典はあるものの、利用額の0.25%なので他のクレジットカードと比べると還元率が低いと感じるでしょう。
満20歳以上しか申し込めない
他のクレジットカードの申し込み年齢は「高校生を除く満18歳以上」とされていることが多いです。
一方ACマスターカードは「満20歳以上」からの申し込みとなっています。
成人していても、20歳に満たなければ申し込みできないのがネックです。
旅行保険が無い
クレジットカードには、旅行時の事故や怪我に対する保険がついているものもあります。
ACマスターカードは、海外・国内旅行ともに旅行保険が付帯していません。
旅行時の万が一の事故に備えるには、別途保険に加入するか旅行傷害保険がついたクレジットカードを追加で持つ必要があります。
ランクアップがない
クレジットカードには「ゴールド」「プラチナ」などのステータスがついたものがあります。
ステータス付きのクレジットカードは、空港ラウンジが利用できたり保険が手厚いのがメリットです。
ゴールド・プラチナカードはクレジットカードの利用履歴が優良であればランクアップするものも多いですが、ACマスターカードにはそもそもステータスカードが存在しません。
将来的にステータスカードを持ちたいという方は、別のカードの申し込みも検討する必要があるでしょう。
家族カードやETCカードがない
クレジットカードを持っているとETCカードが無料で貰えたり、家族も同様の特典を受けられる「家族カード」が発行できる場合もあります。
家族カードの審査対象は元のクレジットカード所持者になるため、学生や専業主婦でも審査に通る可能性が高いのがメリットです。
ただし、ACマスターカードには家族カードやETCカードがありません。
家族もACマスターカードを持ちたい場合には、家族自身が別で申し込んで審査を受ける必要があります。
アコムACマスターカードを即日発行する手順
ACマスターカードはカード受け取りまでが早いことがメリットですが、即日発行するには以下の手順で申し込みしないといけません。
ACマスターカードを即日発行する流れ
- 必要書類を用意
- アコムのサイトから申し込み
- 本人確認書類を提出
- アコムからの電話を取る
- 在籍確認
- メール・電話で審査結果の通達
- スマホやPCで契約書に同意
- アコムの「むじんくん」でカードを受け取り
ACマスターカードを即日発行するにはアコム公式サイトから申し込み、自動契約機「むじんくん」でカードを受け取る必要があります。
申し込み時に本人確認書類を提出するため、事前に書類を揃えておきましょう。
むじんくんはアコムの店舗内にあるため、お店の営業時間外にはカードを発行できません。
また、アコムには在籍確認の電話があります。
在籍確認とは、申し込み時に申告した職場に務めているのかを確認するものです。
職場の在籍さえ確認できればいいので、自身が電話に出る必要はなく職場の誰かが電話に出ても構いません。
自分のスマホ・ケータイと、職場の電話が通じる日に申し込む必要があります。
アコムACマスターカードの審査に落ちる理由
ACマスターカードには審査があります。
スムーズな審査通過のためにも、審査に落ちやすい要因を見ておきましょう。
ACマスターカードの審査に落ちる理由
- 申し込み条件に合致していない
- 同時申し込みしている
- 借り入れ金額が多い
- 過去にアコムでトラブルを起こした
- 在籍確認が取れなかった
- 虚偽申告があった
申し込み条件に合致していない
クレジットカードの申し込み条件に合致していない場合は、審査に通りません。
ACマスターカードの申し込み条件は「高校生を除く満20歳以上の安定継続した収入がある方」となります。
高校生やパート・アルバイトをしていない学生や専業主婦、無職の方は申し込み不可となっているので注意しましょう。
借り入れ金額が多い
現在借り入れがある方はクレジットカードの審査で不利になります。
借入金額が多ければ多いほど、支払い能力が無いと判断されて審査に落ちやすくなるでしょう。
ACマスターカードに申し込む前に、借入金額を減らしておく必要があります。
過去にアコムでトラブルを起こした
ACマスターカードはアコム株式会社が発行しています。
このため過去にアコムでトラブルを起こした方は、審査で不利になる可能性が高いです。
例えば、過去にアコムのカードローンの返済に遅れたり滞納していた場合には要注意。
支払い能力に疑問を持たれ、審査に落とされることもあるでしょう。
在籍確認が取れなかった
ACマスターカードを発行するためには、在籍確認が必須です。
在籍確認が取れない場合には、審査通過は難しいでしょう。
しかし職場に務めていることが証明できればよいので、本人が電話に出る必要はありません。
在籍確認の電話口ではアコムを名乗ることはなく「〇〇さんはいらっしゃいますか」などと聞かれます。
このため職場の誰かが電話を取り「〇〇は現在外出しております」などと返答してくれれば在籍確認完了です。
在籍確認によってクレジットカードを作ったことがバレることはありませんが、電話で在籍確認ができなかった場合にはカード発行ができません。
虚偽申告があった
審査を有利に進めようと虚偽申告するとバレるので、絶対にやめましょう。
クレジットカードを作る際には、信用があるかどうかチェックされます。
虚偽申告をした場合は信用が無いと判断され、ACマスターカードの審査だけでなく今後のクレジットカード審査に響く可能性も高いです。
また、書き間違いやタップミスで虚偽申告とみなされることもありますので、送信前にはよく確認してから次に進みましょう。
アコムACマスターカードを発行している「三菱UFJフィナンシャル・グループ」とは?
最後に、ACマスターカードを発行しているアコムの親会社「三菱UFJフィナンシャル・グループ」についてまとめました。
三菱UFJフィナンシャル・グループについて
- 国内銀行グループで初の純利益1兆円越え!
- 主なグループ企業は?
- アコムと三菱UFJフィナンシャル・グループの業務提携の目的は?
国内銀行グループで初の純利益1兆円越え!
三菱UFJフィナンシャル・グループのグループ企業は非常にたくさんありますが、その中でも三菱UFJ銀行は取引先に三菱グループを持つ巨大銀行です。
2015年には国内銀行グループで初の純利益1兆越えを達成しています。
🙂 アコムACマスターカードの特徴や審査申請基準については次の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
主なグループ企業は?
三菱UFJフィナンシャル・グループは巨大な企業群からなるグループですが、クレジットカード関係でもUFJニコスやジャックス・JALカードなどが入っています。
三菱UFJフィナンシャル・グループの主なグループ企業は次のようになっています。
商業銀行 | ||
三菱UFJ銀行 | ユニオン・バンク | アユタヤ銀行 |
セキュリティバンク | 中京銀行 | |
証券 | ||
三菱UFJ証券ホールディングス | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | カブドットコム証券 |
リース | ||
三菱UFJリース | 東銀リース | |
システム | ||
三菱総研DCS | 三菱UFJインフォメーションテクノロジー | 三菱UFJトラストシステム |
MUS情報システム | ||
カード・信販 | ||
三菱UFJニコス | 菱信ディーシーカード | ジャックス |
ジャルカード | 東京クレジットサービス |
アコムと三菱UFJフィナンシャル・グループの業務提携の目的は?
アコムと三菱UFJフィナンシャル・グループが業務・資本提携を強化した目的は「それぞれのノウハウや営業基盤を効果的に相互活用し、収益力向上と内部管理体制の強化を図ることにより、収益力とコンプライアンスを兼ね備えた圧倒的な競争力を持つ消費者金融事業を構築し、わが国の消費者金融市場の健全な発展に寄与していく」というものだそうです。
アコムはこれまで培ってきた与信・審査ノウハウ、店舗・ATMネットワーク、基幹系システムをはじめとする大規模・効率的なインフラ、コンプライアンス態勢に基づく行為規制対応力があります。
加えて、MUFGの強力なブランド力と顧客獲得力や国内ナンバーワンの総合金融グループとしての資金調達力を補完・融合することでこの目的を実現して行きたいとの事です。
利用者にとっては大きな企業となって安心できるサービスを提供してくれることが一番うれしいですね!
アコムACマスターカードはリボ払い専用のクレジットカード
ACマスターカードは大手企業が発行しているクレジットカードで安心感があります。
しかしながら、支払い方法が一般的なクレジットカードとは異なるため手数料には注意が必要です。
支払期限までに一括で支払うか、月々の返済額を利用額よりも大きく設定すれば手数料はかかりませんが、それ以外はリボ払いとなるため注意してください。
ACマスターカードを利用する際は、支払い方法をよく考えてから使うと良いでしょう。
カードの即日発行に対応していたり、年会費が永年無料である点は大きなメリットとなるので、デメリットとも比較して自分に合うかどうか確認してみてくださいね。