ダイナースクラブカードの審査は甘い？厳しい？審査基準や審査落ちしたときの対処方法・カード申込時の注意点を解説

「ダイナースクラブカードの審査に通るか不安…」

「ダイナースクラブカードの審査ってどれくらい時間がかかるの？」

ダイナースクラブカードに申し込んだ方の中には、このように思っている方も多いのではないでしょうか。

「ダイナースクラブカードの審査は厳しいと聞いたことがある」といった声が聞かれることもあれば、「ダイナースクラブカードの審査は甘い」といった情報も見受けられます。

一体どれが本当の情報なのか、わからなくなってしまいますよね。

この記事ではダイナースクラブカードの審査について、審査基準や見られやすいポイント、審査にかかる時間について詳しく解説していきます。

※当記事は2024年現在の情報になります

※本ページにはPRが含まれます。

ダイナースクラブカードの審査は甘い？厳しい？

クレジットカードを作る際に気になるのが審査の通りやすさです。

結論から言うと、ダイナースクラブカードの審査は一概に「甘い」もしくは「厳しい」とは言えません。

審査の基準は一般に公開されておらず、個人の状況や条件によって審査の通りやすさが異なるからです。

一部の情報では、ダイナースクラブカードの審査は厳しいと言われています。

高い審査基準や所得要件、信用情報の確認などがおこなわれることがあります。また、審査には他のクレジットカードよりも時間がかかる場合もあるという情報も見受けられました。

一方で、他のクレジットカードと比べてダイナースクラブカードの審査は甘いと感じる人もいます。

一定の所得や信用スコアを持っていれば、比較的容易に審査を通過できるという報告もあります。

先ほども触れた通り個人の状況や信用情報によって審査の結果は異なるため、一概に甘いまたは厳しいとは言い切れません。

ダイナースクラブカードの審査基準

では、ダイナースクラブカードの審査はどのような基準にのっとって進められるのでしょうか。

先ほども触れた通り、クレジットカードの審査基準は多くのクレジットカード会社でトップシークレットになっています。

ダイナースクラブカードも例外ではありません。

しかし多くの場合において、以下に挙げる4つのポイントは重点的に審査されます。

①年齢

ダイナースクラブカードの入会基準として、公式ホームページで明確に提示されている数少ない情報の1つが年齢です。

ダイナースクラブカードの公式サイトには「入会の目安」として年齢27歳以上の方と記載されています。

一般的に、ハイステータスなカードほど、公式に発表されている申込条件はシンプルな傾向にあり、他の属性については明確にされていないケースが多いです。

公式サイトを見る限り、「27歳以上なら誰でも申し込める」と誤解してしまいがちですが、実際には収入や職業、勤務先などによって審査基準が設けられています。

つまり、27歳以上であることは入会の最低条件をクリアしただけとも言えます。

下で解説するようなポイントはどのクレジットカード会社でも重点的に審査するので、年齢を満たしているからと言って審査に通るわけではない点に注意しましょう。

②カードの使用履歴(クレジットヒストリー)

ダイナースクラブカードの審査では、申込者のカードの使用履歴(クレジットヒストリー)が重要なポイントとなります。

クレジットヒストリー(クレヒス)は、借入や返済履歴、滞納や債務整理の有無など過去のクレジットカード利用に関する情報を指し、良好であると判断されるほどに審査に通りやすくなる、重要な要素です。

具体的には、過去のクレジットカードの利用での支払い遅延や未払いの履歴がないことが重視されます。

また、債務整理や破産などの金融トラブルも審査結果に影響を与える可能性があります。

これまでに支払いの滞納や延滞などがある場合、ダイナースクラブカードの審査に落ちる恐れがあるので注意しましょう。

➂就業状況

職業に関しては従来の基準と同様であり、経営者や医師、弁護士、大企業の役員など、社会的な信用度が高く返済能力が備わっている職業の方が有利です。

同じく、正社員や公務員などの安定した雇用形態や職業であれば、審査を通過する可能性が高くなります。

逆に、安定性の低い職業は不利な要素とされます。

安定性が低いほど利用料を回収できる可能性が低いと判断されるからです。

個人事業主の場合も、安定性が低いと判断されるケースがあります。

もちろん個人事業主の中にも一部の方がダイナースクラブカードの審査に合格したケースが存在しますが、その場合でも高い年収と長い営業年数が必要となる点を覚えておきましょう。

④収入

ダイナースクラブカードの審査では、申込者の収入も1つのキーポイントです。

収入があまりにも低い場合、返済能力に難があると判断され、審査に落ちてしまう恐れがあります。

ダイナースクラブカードの審査の場合、年収が500万円あれば安全と言われる声も聞かれますが、あくまでも目安の1つとして捉えましょう。

たとえ年収が高くても、その他の審査基準を十分に満たしていなければ、審査に落ちる恐れもあるからです。

ダイナースクラブプレミアムカードの審査基準

ダイナースクラブカードプレミアムは、高品質なサービスと一流のステータスを備えた、ダイナースクラブから招待制で提供されるカードです。

このカードを取得するためには、既にダイナースクラブカードを保有している人々に対してダイナースから招待状が届く必要があります。

公式サイトの「入会の目安」には「招待制」と明記されており、一般的なダイナースクラブカードとは違った審査基準があると予想されます。

ダイナースクラブカードプレミアムの招待状がどのような人々に届くのか、具体的な基準は公には明示されていませんが、サービスの質がハイクオリティな分、通常よりも厳しい審査である点は間違いありません。

ここではダイナースクラブカードプレミアムカードの審査基準を考えていきましょう。

①支払い実績に問題がない

ダイナースクラブカードプレミアムへの招待状は、支払いの遅延がないことがほぼ絶対的な条件です。

ダイナースクラブカードプレミアムのインビテーションには手紙が同封され、以下のような文言が記載されています。

「ダイナースクラブプレミアムカードは、ダイナースクラブ会員の中でも限られた方々に対して特別なカードとして提供されます。あなた様こそ、真の価値を理解し、第一線でご活躍される方々に相応しいカードです。」

この内容を見ても、支払い実績に問題がある方がインビテーションを受け取るのは難しいとわかります。

一度程度の遅延であれば多少寛容に見てくれる可能性もありますが、頻繁な遅延が見受けられる場合には、インビテーションはまず届きません。

②決済金額が大きい

ダイナースクラブカードプレミアムへの招待状を受ける条件として、決済金額が重要視されます。

高額な決済をしてくれる顧客は、クレジットカード会社に直接的な利益をもたらす存在であり、カード会社としてもそのようなクライアントを逃したくないと考えるからです。

ダイナースクラブカード会社は、長期的なビジネスの視点から考えると、高額な決済をしてくれるクライアントにメリットを提供し、継続的な利用を促します。

毎月コンスタントに利用する方が、一度だけ高額な決済をするよりも、ダイナースクラブカードプレミアムへの招待状を受ける可能性が高くなるので、インビテーションを受け取りたい方は意識してください。

➂ダイナースクラブカードを高級店で使っている

一般的に格が高いとイメージされるお店での決済も、ダイナースクラブからの印象を良くします。

特にダイナースの加盟店が多い高級レストランや高級ホテルなどで決済をすると、ダイナースからの評価が上がりやすくなります。

こうしたお店で決済をする際は、意識的にダイナースクラブカードを利用するのも手です。

ダイナースクラブカードの審査に落ちる原因

では、ダイナースクラブカードの審査に落ちてしまう方の特徴を考えていきましょう。

こうすることで、ダイナースクラブカードの審査に通りやすくなるポイントが見えやすくなります。

他社の借入がある

ダイナースクラブカードの審査では、他社からの借入がある場合、審査に落ちやすい要素となります。

審査では、申込者の借入状況や返済能力が評価され、他社からの借入が発覚した場合返済負担が増える可能性があり、信用度が低下しかねません。

特に、多重債務や返済遅延などの問題がある場合、審査において不利となる場合が多いです。

なかでも年収の3/1程度の借り入れがある方は、審査に通る可能性は格段に低くなります。

万が一他社から借り入れがある場合は、ダイナースカードへ申し込む前に、可能な限り返済を済ませて借入額をゼロに近づけましょう。

クレジットヒストリーが十分でない

ダイナースクラブカードの審査では、申込者のクレジットヒストリーが評価されます。

クレジットヒストリーとは、過去のクレジットカード利用やローンの履歴、借入や返済履歴、支払い遅延の有無など、クレジットカードの詳細な利用履歴を指します。

クレジットヒストリーが十分でない場合、申込者の信用性の判断材料が少ないため、審査に落ちてしまうケースが多いです。

特に、初めてのクレジットカードを取得する場合や、クレジットヒストリーが限定的な場合は、審査において不利な要素となる場合があります。

審査に臨む際には、クレジットヒストリーの十分な構築が重要です。

定期的なクレジットカード利用や返済の適切な管理を意識し、クレジットヒストリーを積極的に構築しましょう。

金融事故を起こした過去がある

過去に滞納や自己破産などの金融事故を経験している場合、ダイナースクラブカードの審査に通る可能性は非常に低いです。

審査では、信用情報機関(CIC)に蓄積されている申込者の信用情報が参考にされます。

この信用情報には、クレジットカードの利用履歴や金融事故の記録などが詳細に記録されており、最低でも5年間は残り続けます。

したがって、5年以内に金融事故を経験していた場合、ダイナースクラブカードの審査に通ることは困難であると考えられます。

もし金融事故を起こした過去がある場合は、そうした方でも審査に通りやすいと言われるクレジットカードに変更するのをおすすめします。

ダイナースクラブカード以外の申し込みをしている

ダイナースクラブカードの審査に不安を感じて、保険の意味で他のクレジットカードにも申し込んでしまう人もいます。

しかし、同時期に複数のクレジットカードに申し込むことは「多重申し込み」と呼ばれ、審査に不利な影響を与えます。

多重申し込みは、「入会キャンペーン目当ての申し込み」「不正利用の可能性」「返済能力の低さ」といった要素が懸念されるからです。

多重申し込みが審査に不利になるのは、ダイナースクラブカードに限らず、他のクレジットカード会社でも同じです。

審査が不安で他のカードに申し込みたい気持ちは理解できますが、できるだけ1枚のカードに絞って申し込むようにしましょう。

返済能力が不安視される

ダイナースクラブカードの審査では、収入の安定性が重視されます。

そのため、自由業や年金生活者、個人事業主などは審査において不利となり、アルバイトやパート、大学生、専業主婦なども審査通過は難しい傾向にあります。

一般的なカードや審査が緩いゴールドカードでは、アルバイトでも勤続年数が5〜10年以上あれば収入が安定していると判断され、審査に有利になるケースもありますが、ダイナースクラブカードの審査では勤続年数の重要性は低く、そのような利点は期待できません。

ダイナースクラブカードを作るメリット

次に、ダイナースクラブカードを作るメリットを考えましょう。

この記事では特に注目したいメリットとして、以下の5つを解説します。

①利用限度額が一律設定されていない

ダイナースクラブでは、会員の信頼を最優先に考えており、利用金額に一律の制限を設けないという特徴があります。

もちろん無制限に利用できるわけではなく、各会員の状況に合わせて柔軟に対応し、利用の柔軟性に応じて目安金額が設定されます。

申込者に適した利用限度額が提示されるので、使い過ぎや無理な利用のリスクも少ないです。

さらに不正検知システムが常に稼働しており、急激な高額決済が不正行為と疑われた場合、利用が一時的に制限されるシステムがあるので、セキュリティ性も高いです。

高額な利用をする場合は、事前に連絡すればスムーズに処理されるので、煩わしさもありません。

具体的な利用金額については、現在の状況に応じてカスタマーサポートに問い合わせることで確認できます。

②会員限定イベントが充実している

ダイナースクラブカードのメリットは、会員イベントが充実していることです。ダイナースクラブカード会員は、様々な会員イベントに参加できます。

など、様々なイベントに参加できます。

ダイナースクラブカード会員限定イベントは、普段ではなかなか参加できないような特別なイベントばかりです。

ダイナースクラブカード会員なら、これらのイベントに参加して、貴重な体験を得られます。

➂さまざまなイベントに参加できる

ダイナースクラブカードでは、上で解説した以外にも様々なイベントに参加できます。

ダイナースクラブカードは、セレブイベントや特別な体験を会員に提供することで知られており、普段はなかなか参加できないイベントも多いです。

ダイナースクラブカード会員は、国内外の有名アーティストやアスリート、文化人との交流イベントや、VIP席でのコンサートや観戦、高級レストランでの食事など、嬉しいものばかりです。

ダイナースクラブカードのセレブイベントの例をいくつかご紹介します。

④ステータスカードとしての地位が高い

ダイナースクラブカードは、当初日本唯一の海外利用可能なクレジットカードとして注目を浴びました。

以来、ダイナースクラブカードは高いステータスの証明として、会員との信頼関係を築いており、ステータスカードとしての地位を確立しています。

「会員は意図的にダイナースクラブカードを選び、その選択を決定づけるのは会員の洗練された世界観と豊かな人生観」というコンセプトに基づき、ステータスカードとしての確固たる地位を築き上げています。

日本ダイナースクラブカードは、設立以来、日本国内に居住する日本人や外国人の富裕層を主要な顧客層としてターゲットにしてきました。

かつては、管理職や医師、弁護士、一定規模の企業経営者など、高収入や特定の職業に関連する条件が入会資格として厳格に設定されていた経緯があることからも、現在でも、「ダイナースクラブ」と言えばステータスを象徴するカードとしてのイメージは確かなものがあります。

⑤充実したダイニング特典がある

ダイナースクラブカードは、充実したダイニング特典が魅力の一つとして知られています。

以下に一例を挙げました。

ダイナースクラブカードのダイニング特典には、以下のようなものがあります。

ダイナースクラブカード会員は、カードを通じて様々なダイニング特典を楽しむことができ、満足度の高い食事体験を享受たのしめます。

ダイナースクラブカードは、飲食業界や宿泊業界との取引に強いため、グルメな方にとってもメリットが大きいです。

ダイナースクラブカードの注意点

上で解説したように、ダイナースクラブカードにはさまざまなメリットがある一方、押さえておくべき注意点もあります。

以下に挙げる注意点を見てください。

①ダイナースクラブカードが使えないお店がある

ダイナースクラブカードは、他のクレジットカードにはない独自のステータス性と優位性を持っていますが、一部の店舗で使用できない可能性がある点には注意が必要です。

日本国内ではJCBと提携しているため、一般的な店舗では問題なく利用できます。

店員が「ダイナースは使えません」と言われても、ダイナースクラブカードはJCBのリーダーでも読み取れるため、結果的に利用できたというケースも多いです。

一方で、海外では利用できない場所も存在します。

ダイナースクラブカードはアメリカ発祥であり、ヨーロッパ進出が遅れた経緯があります。

そのため、大手クレジットカードとして知られるアメックスなどに比べると使い勝手の良いカードではなく、VISAやMastercardのようなカードがの方が海外での利用に適している場合があります。

海外旅行などでダイナースクラブカードを利用する場合、念のために他のクレジットカードも持参しましょう。

②利用限度額が不透明

ダイナースクラブカードは、ハイクラスのカードにありがちな特徴として、「利用限度額が分からない」という点があります。

実際の利用者の声によると、一括で30万円～50万円程度であれば確認されず、月間の利用額がおおよそ100万円程度までであれば問題ないとされています。

ただし、利用限度額が具体的にいくらなのか契約者自身も把握できないため、利用時には注意が必要です。

公式サイトでは、以下のように述べられています。

一般的には月に100万円程度までの決済が可能なケースが多いですが、使用方法によっては決済が保留される場合があるため、高額な決済をする際には、事前の連絡をおすすめします。

➂還元サービスがあまり良くない

ダイナースクラブカードの還元率は0.40％～1.00％と、一般的なクレジットカードと比べると低めです。

他のクレジットカードでは2%や3%の還元率を提供するカードもある点を考えると、還元率を重視する方にとっては不満と言えます。

そのため、ダイナースクラブカードはポイントを貯めにくいクレジットカードという声もあります。

ダイナースクラブカードの還元率が低い理由を、以下に2つ挙げました。

とはいえ、ダイナースクラブカードには、他のクレジットカードにはない様々な優待や特典が提供されているため、カード会員によっては、ポイント還元率よりもこれらの特典の方が重要とも言えます。

ダイナーズクラブカードを有効活用する方法

そんなダイナーズクラブカードですが、どのような活用術があるのでしょうか。

せっかく審査に通ったからには、上手に利用したいですよね。

そこでここでは、ダイナーズクラブカードの活用術として押さえておきたいものをいくつかピックアップしてご紹介します。

①ダイニング特典

ダイナーズクラブカードは、充実したダイニング特典が提供されることで有名です。

まずはそんなダイニング特典の一例を見ていきましょう。

予約困難の店を予約できる

ダイナースクラブカードを所有していると、東京や大阪、京都などの都市にある予約が困難な高級店での席が当日予約可能となる特典があります。

この特典により、「常連さん優先」のお店など一般的には予約が困難なお店でも、予約だけで営業している高級店のキャンセル枠が利用できます。

有名店でのキャンセルが出た場合には、当日予約でその席を利用できるので、グルメな方にぜひ覚えておいていただきたい活用術です。

Wishダイニングサービス

ダイナースクラブカードは、2020年2月から「Wish Dining」という予約サービスを開始しました。

このサービスは、なかなか予約が取れない人気店の席をダイナースクラブが事前に確保して、会員に案内してくれるというものです。

なかにはプレミアムカード会員限定の店もあるので、ダイナーズクラブカード会員ならではの活用術と言えます。

尚、受付は先着順で席数は限られているものの、なかなか予約が取れない名店での食事を楽しめるチャンスが増えます。

他のクレジットカードでも類似したサービスがありますが、ダイナースクラブの「Wish Dining」はインターネットで手軽に予約できるので便利です。

会員専用サイトで希望のお店と日時を選択して予約することができ、予約が確定するとダイナースクラブからメールで通知が届きます。

おもてなしプラン

ダイナースクラブカードには「おもてなしプラン」という特典があります。

おもてなしプランを利用すると、全国の有名店でシェフやオーナーのこだわりが詰まった優待を受けられます。

厳選された提携店舗が特別な時間を提供してくれるので、大切な会食や記念日など、様々なシーンで活用してください。

②ショッピングでの優待

続いてはショッピングでの優待です。

クレジットカードの利用シーンに、ショッピングは欠かせませんよね。

そんなショッピングシーンでは、どのような活用術があるのか見てみましょう。

ダイナースクラブチケットサービス

ダイナースクラブカード会員は、大手法人向け福利厚生サービスの「リロクラブ」が運営する「ダイナースクラブチケットサービス」を利用できます。

ダイナースクラブチケットサービスでは、宝塚歌劇団や大相撲、歌舞伎などの人気イベントのチケットを取り扱っており、S席のチケットや大相撲の溜席・マス席の取り扱いなど、他のサービスと比較しても優れた特典があります。

ジャンルも豊富で、演劇、ミュージカル、コンサート、歌舞伎、スポーツなど幅広いジャンルのチケット予約が可能です。

百貨店やブランドショップでの優待

ダイナースクラブカード会員は、大手百貨店や有名ブランド主催の招待制の特別イベントに参加できます。

松屋銀座の「GINZAのデラックスセール」や高島屋の「インテリア百華」、文具の伊東屋の優待など、ハイクラスの商品を選べるチャンスが豊富に揃っています。

ダイナースクラブカード会員は、これらのイベントに招待されるだけでなく、通常よりも割引価格で商品を購入できます。

また、イベントによっては、限定商品や先行発売商品も用意されているので、ぜひ活用したいところです。

ハイクラスの商品をよりお得に購入できるうえ、有名人や著名人が来場する場合もあります。

➂三井住友銀行提供のサービス

つづいては、三井住友銀行と提携しているサービスについてです。

ダイナースクラブカードは、国内では三井住友銀行が発行しているため、三井住友銀行が提供するサービスが特に充実しています。

コンパニオンカードの発行

ダイナースクラブカードでは、Mastercardの「TRUST CLUBプラチナマスターカード」とほぼ同等の「ダイナースクラブカードコンパニオンカード」を無料で発行できます。

「Diners」は国際的なブランドですが、決済力には一部制約があります。

そのため、Mastercardブランドを持つカードである「TRUST CLUBプラチナマスターカード」は、ダイナースクラブカードとの2枚持ちによってお互いを補完する役割を果たします。

このコンパニオンカードを利用することで、プラチナMastercardのトラベル特典などを活用することができるので、ぜひ活用しましょう。

ただし、ANAダイナースやJALダイナースではこのサービスは提供されていない点に注意してください。

ダイナースクラブカード本体を持っている場合に限り、コンパニオンカードを発行できます。

コンシェルジュサービス

三井住友銀行が提供するコンシェルジュサービスも見逃せません。

三井住友銀行のコンシェルジュサービスは、三井住友銀行のプライベートバンキングサービスの一部として提供されているサービスです。

具体的には、以下のような依頼に対応しています。

コンシェルジュサービスは、利用者のプライベートな時間をより充実させるためにぜひ活用したいサービスです。

④旅行で便利なサービス

クレジットカードは、旅行でもとても頼りになるアイテムですよね。

クレジットカード会社各社はさまざまな旅行サービスを提供していますが、ダイナーズクラブカードでは、どのようなサービスがあるのでしょうか。

手荷物無料宅配サービス

ダイナースクラブカードでは、海外から帰国する際に便利なサービスとして、空港から自宅までのスーツケースなどの荷物を、ダイナースクラブカード会員1人につき年に2回まで無料で配送してもらえます。

おおよそ1,500円以上の節約が見込めるため、1回の海外旅行ごとに約3,000円程度の節約できます。

その分のお金を旅行に回せるので、旅行のクオリティも上がりやすいです。

海外緊急アシスタンス

ダイナースクラブカードには、海外旅行保険が付帯しており、海外での緊急時には海外緊急アシスタンスサービスを利用できます。

このサービスは24時間・年中無休で利用可能であり、海外での病気やケガなどの緊急事態に際しても安心です。

特に言葉の壁がある場合でも、医療相談サービスを通じて対応の困難な状況においてもアドバイスやサポートを受けられます。

また、提携している東京海上日動の病院では、キャシュレスメディカルサービスが提供されています。

現地での治療において自己負担をすることなく直接病院での治療を受けられるので、慣れない土地への旅行も安心です。

ダイナーズクラブカードで発行できる追加カード

多くのクレジットカードは「追加カード」を発行できます。

ダイナーズクラブカードも例外ではありません。

ここではダイナーズクラブカードで発行できる追加カードをいくつか紹介します。

家族カード

ダイナースクラブカードでは、本会員の配偶者、両親、18歳以上の子供に対して家族カードを発行できます。

また、18歳未満の高校生の子供がホームステイや留学などの予定がある場合には、相談次第で家族カードの発行が可能です。

家族カード会員も本会員と同様に、最高1億円まで傷害死亡や後遺障害などの保険を受けられます。

また、家族カード会員の利用分は本会員のポイントに合算されるので、ポイントもたまりやすいです。

さらに、空港ラウンジの無料利用やグルメサービスなども、本会員と同じように家族カード会員も利用できます。

ETCカード

ダイナースクラブカード会員は、ETCカードを本カードとして発行できます。

高速道路会社のマイレージサービスによるポイントも獲得できる点も嬉しいポイントです。

ETCカードの支払いは、申し込み時に指定したダイナースクラブカードでおこなえます。

ETCカードは、1枚のダイナースクラブカードにつき、会員本人が所有する車両台数に応じて最大5枚まで申し込めます。

ETCカードの発行手数料は無料であり、家族会員も無料で発行できるので、頻繁に高速道路を利用する方にとっては、便利な追加カードです。

ダイナースクラブカードに関する質問

最後に、ダイナースクラブカードを発行する上でよくある質問を紹介します。

ダイナーズクラブカードの審査は厳しめに実施される傾向にある

この記事ではダイナースクラブカードの審査について、様々解説しました。

ダイナースクラブカードの審査基準はトップシークレットですが、他社からの借り入れがあったり、これまでのクレジットヒストリーに傷がついていたりすると、審査に時間がかかったり審査に落ちてしまったりする恐れが高いです。

少しでもダイナースクラブカードの審査に通りやすくするためにも、借り入れがある場合は返済してから申請をしたり、多重申し込みを避けたりといった対策を打ってください。

また、ダイナースクラブカードは様々な会員特典も提供しています。

興味のある方は是非公式ホームページなどからも確認して、利用を検討してください。

ダイナーズクラブカードの基本情報

ここで、ダイナーズクラブカードの基本的な情報についておさらいしましょう。

年会費	本会員: ¥24,200-(税込み) 家族会員: ¥5,500-(税込み)
利用可能枠	一律の定めなし
付帯保険	旅行傷害保険(最高1億円) 動産総合保険(最高1億円)
入会目安年齢	27歳以上
ETCカード	あり