JCBプラチナカードは、JCBカードのラインアップの中で最も高いランクを誇るクレジットカードであり、他のプラチナカードと比べても比較的所有しやすいことから多くの人に選ばれています。
カードデザイン | |
---|---|
年会費 | 27,500円 |
還元率 | 0.5〜3.0% |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | ・国内旅行保険 ・海外旅行保険 ・ショッピング保険 |
申し込み資格 | 25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 ※学生不可 |
その一方で手軽に手に入るとされるプラチナカードであっても、審査の厳しさや年収が審査基準にどのように影響するかは、申し込む前に知りたい重要なポイントです。
結論を申し上げると、JCBプラチナカードの審査基準は高ステータスなカードに位置づくため、審査基準は比較的厳しめで決して甘くはありません。
また審査では、自社のクレジットヒストリーを重視している傾向にあり、年収が基準に達していない方や審査に不安がある方は、プラチナカードの下位にあたるJCBゴールドカードで実績を積むのが適切です。
その点を踏まえ、当記事では、JCBプラチナカードの審査基準や審査に落ちる可能性のある要因、当カードに付帯している特典についてご紹介します。
このページで分かること
- JCBプラチナカードの審査について
- JCBプラチナカードの審査を持つために必要な年収
- JCBプラチナカードの審査で見られやすいポイント
- JCBプラチナカードを使うメリット・デメリット
- JCBプラチナカードの申込~受け取りまでの流れ
- JCBプラチナカードの審査に落ちる原因
※当記事は2024年現在の情報になります。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
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JCBプラチナカードの審査は厳しい?
JCBプラチナカードの審査に関する議論は、そのステータスの高さから常に高まる関心の中心にあります。
そもそも、プラチナカードはクレジットカード階層の中で上位に位置し、一般的に高いステータスを象徴するため、その審査基準は通常のカードよりも厳しいと広く認識されています。
同様にJCBプラチナカードに関して言えば、直接申し込みが可能ですが、カードのランクを考慮すると審査は甘くないといえます。
【JCBプラチナカードの審査が厳しい可能性が高い主な理由】
- 本会員の年会費が27,500円(税込)と高いため
- 高収入者向けのカードなため
- 申し込み資格の年齢から「ある程度の社会生活を経験し、経済的な自立と安定した収入源を持っていること」を前提としているため
とはいえ、「一般の会社員でも審査に通過した」という口コミが多数存在することから、高収入や特定の職業的ステータスがなくても、JCBプラチナカードの審査をパスすることは可能であると推測できます。
また審査基準の具体的な詳細は公開されていないものの、JCBプラチナカードが高いステータスを維持するために、一般的に審査は厳格に行われていることは間違いありません。
この点に関しては、他のクレジットカードと比較しても、審査の難易度が高いと考えるのが妥当でしょう。
JCBプラチナカードを持つために必要な年収の目安額
高ステータスを誇る「プラチナランク」に位置づくJCBプラチナカードを持つには、一定ラインの年収額に達していなければならないと審査通過が難しいと思う方がいます。
しかし、JCB公式には、JCBプラチナカードを持つために、年収がどれくらい必要なのかなどの審査基準は明記されていません。
とはいえ、クレジットカードのランクが上がるにつれて審査基準が難しくなるように、年収が審査対象に入ってくる可能性も高いです。
もしも、JCBプラチナカードを持つ場合、業界の経験則や一般的な推測を基に目安額を考えると、年収400万円から500万円程度が、審査において望ましい最低ラインとなります。
また以下は、各ランクカードを申し込むときに必要な年収額の目安です。
クレジットカードのランク | 一般カード | ゴールドカード | プラチナカード |
---|---|---|---|
目安となる年収 | 〜250万円 | 250〜400万円 | 400万円〜 |
年会費 | 無料もしくは2,000円以下 | 5,000〜10,000円以下 | 20,000円以上 |
カードの特徴 | 基本的なクレジット機能 ポイントサービス |
基本的なクレジット機能 ポイントサービス 旅行傷害保険 空港ラウンドサービス |
基本的なクレジット機能 ポイントサービス 旅行傷害保険 空港ラウンドサービス コンシェルジュサービス 独自の優遇サービス |
これは日本国内の平均年収、約433万円を踏まえた上での見積もりであり、平均的な収入を有する者であれば、申し込みを検討することができる水準といえます。
しかし、重要な点として、年収が全てではありません。
審査過程では、職種や勤め先、勤続年数といった多角的な背景が総合的に評価されます。
そのため、年収が基準を満たしていても、その他の条件によっては審査に通らない可能性があることを念頭に置く必要があります。
JCBプラチナカードの審査基準
JCBプラチナカードはそのステータスから多くの方が憧れるカードの一つです。
しかし、その審査は一般的に公開されていないため、どのような基準で行われているのか、多くの人が疑問に感じるでしょう。
審査の基準は、一口に言ってしまえば、申込者の信用度を総合的に判断するものですが、いくつかの重要なポイントがあります。
【JCBプラチナカードの審査で見られやすいポイント】
- 安定した年収
- 申し込み可能な年齢
- 家族・居住状況
- 信用情報に傷がないこと
ここからは、JCBプラチナカードの審査基準ついて、上記4つのポイントをJCBプラチナカードの申込資格の2点を絡めて解説していきます。
安定かつ継続的な収入状況
JCBプラチナカードの審査で重視されるのは、申込者が安定かつ継続的な収入を有しているかどうかです。
具体的な年収のベンチマークは公開されていませんが、申込条件として「25歳以上の安定した収入がある方」とされています。
この条件は、公務員や正社員として仕事をしている方はもちろんのこと、フリーランスや個人事業主として仕事をしていても、毎月安定した収入が証明できれば審査で評価されます。
一方、収入の不安定性や収入源の不明瞭さは不利に働く可能性があります。
【収入の面で審査に影響を及ぼす収入状況】
- 契約社員や派遣社員として仕事をしている場合
- 転職したばかりの方
- 個人事業主で月収入にばらつきがある方
また年収の目安としては、実際にJCBプラチナカードを使用している人の口コミから、400万円以上が望ましいとされ、JCBプラチナカードは25歳から申込みができるクレジットカードです。
よって、JCBプラチナカードを申し込む際は、以下の平均年収を超える額であることが望ましいといえます。
年齢 | 平均年収(男性) | 平均年収(女性) |
---|---|---|
25~29歳 | 420万円 | 349万円 |
30~34歳 | 485万円 | 338万円 |
35~39歳 | 549万円 | 333万円 |
40~44歳 | 602万円 | 335万円 |
45~49歳 | 643万円 | 346万円 |
参考:国税庁令和4年 民間給与実態統計調査より
申し込み可能な年齢
JCBプラチナカードの審査対象は25歳以上と定められています。
【カード申し込みに年齢制限を設けている理由】
- 申込者がある程度の社会生活を経験し、経済的な自立と安定した収入源を持っていることの裏付けをとるため
- 信用リスクを適切に管理し、カード会社としての損失リスクを最小限に抑えるため
また、JCBプラチナカードは25歳よりも下の方を含め、学生の申込を不可としています。
【25歳よりも下の方を含め、学生の申込を不可としている理由】
これは、安定した収入や財務基盤の確立において不確実性が高いと見なされるためです。
特に、学生の方は一般的に定期的な収入がないため、審査に通過することは困難とされます。
また、社会人経験が浅い方も、収入の安定性や職歴の長さが審査で不利に働く可能性があります。
しかし、JCBプラチナカードはその申込可能年齢を25歳以上としており、これは他社のプラチナカードに比べてやや申し込みやすい条件と言えます。
多くのプラチナカードが30歳以上という年齢制限を設けている中、JCBはより広い年齢層にチャンスを提供しています。
これは、JCBが多様な顧客層にサービスを提供しようとする姿勢の表れであり、若年層でも高いステータスを目指す方にとって魅力的な選択肢となっています。
また、年齢層が高ければ高いほど、安定した収入や財務状況が見込まれ、信用評価が高くなる傾向にあります。
家族・居住状況
クレジットカードの審査過程では、申込者の家族構成や居住状況が支払い能力と社会的安定性の重要な指標として評価されることがあります。
【家族・居住状況が審査基準になっている理由】
申込者の婚姻状態、つまり既婚か独身か、また家族との同居状況や一人暮らしであるかどうかは、返済能力に関する重要な情報を提供します。
これらの情報は、申込者が経済的責任を負う家族の有無や、生活費の分担状況を反映し、返済能力を評価するため。
さらに、申込者が共に生活する家族や同居人の経済状況、特に支出や債務の状況も、審査における申込者の返済能力への影響を評価する際に考慮されます。
家族構成や居住状況が安定していることは、申込者が社会的に安定した環境にあることを示し、信用評価においてプラスに働くことが多いです。
信用情報に傷がないこと
クレジットカードの審査過程において、申込者の信用情報は極めて重要な要素として扱われます。
これは、通称「クレヒス」(クレジットヒストリー)と呼ばれています。
【クレジットヒストリーとは】
申込者が過去にクレジットカードやローンを利用した際の支払い履歴や金融関連の行動が記録されたものです。
信用情報には、過去の支払い遅延や金融事故が記録されており、これらの情報はカード会社によって審査時に詳細に検討されます。
特に、JCBプラチナカードのような高い年会費を伴うステータスカードを申し込む際は、クレヒスの状態がさらに厳しくチェックされる傾向にあります。
【審査で評価される信用情報の状態】
- 遅延や金融事故の記録がないこと
- 支払いに遅延がなく、常に時間通りに返済できていること
信用情報に問題が記録されている場合、その問題を解消し、さらに一定のクリーンな期間が経過する必要があります。
例えば、遅延記録は通常、完済後5年間記録され続けるため、この期間が経過するまでは審査に影響を与える可能性があります。
したがって、クレジットカードやローンを利用する際は、信用情報に悪影響を与えないように注意深く管理することが重要です。
信用情報の確認方法
JCBプラチナカードの申込に際して、個人信用情報がどんな状態であるかを確認したい場合は、個人信用情報を保管している機関に連絡することで確認できます。
【信用情報の保管機関】
- CIC(全国銀行個人信用情報センター)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(株式会社信用情報機関)
これらの情報は、カード会社が審査を行う際の基礎データとして利用されるため、申し込み前には自分の信用情報を確認し、問題があれば解決に努めましょう。
また以下は、個人信用情報を保管機関から情報を受け取る方法とその手数料をまとめた一覧になります。
個人信用情報機関 | 手続き方法 | 必要なもの | 手数料(支払方法) | 参照元 |
---|---|---|---|---|
CIC | ・インターネット ・郵送 |
【インターネット】 ・スマートフォンorパソコン ・クレジットカード 【郵送】 ・開示申込書、本人確認書類など |
【インターネット】 ・500円(クレジットカード、キャリア決済) 【郵送】 ・1,500円(コンビニチケット、定額小為替) |
株式会社シー・アイ・シー(CIC)より |
JICC | ・専用アプリ ・郵送 |
【専用アプリ】 ・スマートフォン 【郵送】 ・開示申込書、本人確認書類など |
【専用アプリ】 ・1,000円(クレジットカード、コンビニ払いなど) 【郵送】 ・1,000円(定額小為替、クレジットカード) |
株式会社日本信用情報機構(JICC)より |
KSC | ・インターネット ・郵送 |
【インターネット】 ・スマートフォンorパソコン ・本人確認書類 【郵送】 ・申込書、本人確認書類の写し |
【インターネット】 ・1,000円(クレジットカード、PayPay、キャリア決済) 【郵送】 ・1,124~1,200円(コンビニで「本人開示手続き利用券」を購入して同封) |
KSC(全国銀行個人信用情報センター)より |
プラチナカードを発行してもらうための方法
プラチナカードを発行してもらうための方法は大きく分けて3通りあります。
プラチナカードを発行してもらうための方法
- インビテーションを待つ
- プラチナカードへのランクアップを申し込む
- プラチナカードの申し込みをする
①②の方法は、既にJCBカードを持っている方向けの方法です。
JCBカードを持っていない場合は、③の方法で申請してください。
①インビテーションを待つ
JCBカードを持っていると、プラチナカードへのインビテーション(招待)が届くことがあります。
JCBが定める基準に達した場合に届くようですが、明確な基準などは明かされていません。
カードの使用状況が良かったり、クレジットを頻繁に利用して利用実績を作っている必要があると考えられます。
また、インビテーションが届いたとしても、100%プラチナカードにできるわけではありません。
プラチナカードへのランクアップを申請後、インビテーションの場合でも審査があるので注意してください。
②プラチナカードへのランクアップを申し込む
JCBカードを持っているなら、インビテーションを待たずに自分で申し込む方法もあります。
会員専用サイト「MyJCB」を開き、JCBプラチナカードへのランクアップを申請してください。
カードのランクアップは、「マイページ」の「アップグレード」ボタンから申請できます。
審査に通過すると、お手持ちのJCBカードをプラチナカードに替えてもらうことが可能です。
③プラチナカードの申し込みをする
JCBのカードを1枚も持っていない方は、ダイレクトにJCBプラチナカードの申し込みをしましょう。
Webで申し込む場合
Webでの申し込みなら、最短5分で審査結果が分かる「モバ即」が利用できます。
審査通過後に「MyJCB」アプリをダウンロードし、本人確認を行うとすぐにカード番号を貰えるのがメリット。
ただしモバ即の場合はアプリが必要なので、PCだけで申請を終えたい場合は「通常入会」から申し込んでください。
郵送で申し込む場合
Webでの申し込みが難しい場合は、郵送での申し込みも可能です。
ただし配送時間などが必要なため、Webからの申し込みよりも審査の時間がかかる点に注意してください。
JCBプラチナカードの申込から審査・カード発行までの流れ
では実際にJCBプラチナカードを使うとなった場合、カード受け取りまではどんな流れになるのか。具体的なフローは以下の通りです。
JCBプラチナカードの申込~受け取りまでの流れ
- 公式サイトから申し込む
- 申込フォームに必要事項を記入する
- 審査を受ける・審査結果が届く
- カードが届く
STEP①公式サイトから申し込む
まずはJCBプラチナカードの公式サイトから申し込みを済ませましょう。
なお申込みの過程で下記表示が出ます。通常入会でも即時入会(モバ即)でも、カードは1週間ほどで手元に届きます。
STEP②申込フォームに必要事項を記入する
申し込みの際は専用の申込フォームが表示されるため、年収をはじめとした下記情報を正確に入力しましょう。
- 氏名
- 生年月日
- メールアドレス
- 職業
- 副業などの有無
- 年収
- 審査でプラチナカードが発行できないとなったとき
ゴールドカードの発行を希望するかの確認
STEP③審査を受ける・審査結果が届く
JCB側での審査を受けます。審査は最短翌日で終わりますから、お急ぎの方でも安心です。
審査状況は、申込完了後に案内される画面でチェックできます。
なお審査結果の通知は、申し込みの際に入力したメールアドレス宛に届きます。
審査に通った場合は、入会判定が完了してカード発送の準備へと進んでいきます。
GWや土日祝日をはさんだときは、10日以上時間がかかることもあります。
STEP④カードが届く
カードは郵送で届きます。申し込んでから長くても約1週間で届きますよ。
JCBプラチナカードの審査に落ちる原因
申し込む前に、何をすると審査落ちになってしまうのか押さえておきたいところ。
JCBプラチナカードについて、審査に落ちる主な原因は以下のとおりです。
JCBプラチナカードの審査に落ちる原因
- 信用情報に問題がある
- 年収に問題がある
- 職歴に問題がある
- 申込内容に誤りがある
①信用情報に問題がある
審査の際、申込者の信用情報を確認します。
これには過去のローン返済履歴や他のクレジットカードの利用履歴が含まれます。
- クレジットカードのショッピング分割払い
- キャッシング
- カードローン
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- フリーローン
もしこれらの情報に、遅延や滞納があると審査に落ちる可能性が高まります。
②年収に問題がある
プラチナカードの審査では、申込者の年収が一定額以上であることが求められます。
具体的な最低年収は公開されていませんが、少なくとも430万円以上あると望ましいとされています。
③職歴に問題がある
プラチナカードの審査では、安定した職歴・所得が求められます。
短期間に転職を繰り返したり、収入が不安定な職業についていると、審査に通りにくい場合があります。
④申込内容に誤りがある
クレジットカードの申し込みで提供した情報(氏名、住所、電話番号など)に誤りがあると、審査に落ちる可能性があります。
申し込みの際はよく確認(特に年収や勤務先)し、間違いのないようにしたうえで申し込んでください。
JCBプラチナカードの審査を通過する方法
JCBプラチナカードを手に入れるためには、日々の財務行動が重要であることを認識し、計画的なカード利用と責任ある支払い行動を心がけることが肝要です。
JCBプラチナカードの審査を通過する場合、申込資格を満たしておくことはもちろんのこと、以下の点を踏まえ、カードの利用実績を積み重ね、信用情報を守り、安定した収入を維持することで、JCBプラチナカードの審査を通過する可能性を高めることが重要です。
【JCBプラチナカードの審査を通過する方法】
- クレジットカードの利用実績を積み立てる
- 審査に影響する金融事故を起こさない
- 安定かつ継続的な収入状況を構築する
- 申込制のプラチナカードを選ぶ
ここからは、上記4つの方法について紹介します。
クレジットカードの利用実績を積み立てる
プラチナカードを手に入れるための第一歩として、まずは利用実績の積み上げが必要です。
【利用実績の積み方】
- 公共料金の支払いでカードを使用する
- 食料品の購入や外食、オンラインショッピングといった日常の消費
この積み重ねがあることで、カード会社からの信頼を勝ち取り、より高いステータスのカードへとステップアップする道が開かれます。
利用実績は、単に金額だけでなく、利用の頻度や分散も重要です。
また継続的なカード使用により、カード会社に対して責任感のある利用者であることを示すことができます。
その結果、カード会社からの信頼が得られ、ゴールドカードやプラチナカードへのアップグレードの招待を受ける可能性が高まります。
ただし、盲目的にカードを使用するのではなく、支出の管理を徹底し、支払い能力を超える利用は避けることが重要です。
計画的な利用と支払いは、健全なクレジットヒストリーを維持し、将来的に高いクレジットカードステータスを目指す上での基礎を築きます。
審査に影響する金融事故を起こさない
プラチナカードの審査を通過するためには、いかなる金融事故も避けることが肝心です。
中でも、支払いの遅延やデフォルト(債務不履行)は、クレジットヒストリーに深刻なダメージを与え、プラチナカードの審査に大きな障壁となります。
【金融事故がもたらす悪影響】
- 住宅ローンやカーローンなどの各種ローンが組めなくなる
- ランク問わず、クレジットカードの新規申し込みでできなくなる
- ブラックリストに名前が載る
長期的な視点から、健全なクレジットヒストリーの維持は、金融機関からの信頼を得るために不可欠です。
金融事故を起こさないことは、単にプラチナカードの審査に通過するためだけではなく、将来的に住宅ローンや車のローンなど、さまざまな金融サービスを利用する際にも有利に働くため、日々の財務管理には常に注意を払うべきです。
そのため、支払いは常に期日までに全額を確実に行う、不足のないように口座残高を管理する、ローン返済の通知設定を利用するなど、前もって対策を講じておくことが重要です。
信用情報は長期間にわたり影響するため、日々の財務行動には細心の注意を払いましょう。
安定かつ継続的な収入状況を構築する
プラチナカードの審査では、申込者の収入が重要な判断基準の一つになります。
安定した収入源を持ち、それが一定期間以上継続していることを証明できれば、カード会社からの信頼を得られるでしょう。
このためには、定期的な収入の証明書類の提出が求められることもあります。
また、収入が安定していれば、それに比例して支出の管理も行いやすくなります。
これらの要素が組み合わさることで、審査を通過する可能性を高めることができます。
申込制のプラチナカードを選ぶ
プラチナカードの取得には、自ら申し込みをする方法と、カード会社からの招待を待つ方法があります。
どちらの方法も審査を経る必要がありますが、申込制の場合は、カード会社が公開している条件を事前に確認し、自身がそれを満たしているかを見極めることができます。
【プラチナカードの申し込み方法】
- 自分で申し込むタイプのプラチナカードを選択する
- カード会社からプラチナカードのインビテーション(招待)を受ける
例えば、申込制のプラチナカードを選んだ場合、カード会社が設けている条件や要件を事前に確認し、自身がそれらを満たしているか自己評価することができます。
これにより、審査の前段階で自分の立場を理解し、申込みの成功率を高めることが可能になります。
一方、招待待ちの場合、いつ何時招待が来るかは予測が難しく、また招待があったとしてもそれが自分のライフスタイルに合っているかどうかは別問題です。
最終的に、申込制のプラチナカードを選ぶことは、個人の金融状況やクレジット履歴を踏まえた上で、自分自身でコントロールできる選択肢です。
この方法を通じて、希望するカードを得るためのプロセスを透明化し、審査通過の可能性を高めることができるでしょう。
JCBプラチナカードを使う5つのメリット
JCBプラチナカードを使うメリットは、以下のとおりです。
JCBプラチナカードを使うメリット
- 入会審査まで最短5分と早い
- コンシェルジュサービスが付く
- 各種保険が充実している
- セキュリティ面が万全
- スタイリッシュな券面のカードを持てる
①入会審査まで最短5分と早い
JCBプラチナカードでは入会審査までのプロセスが早く、モバイル即時入会サービス(モバ即)で入会すると最短で5分程度で審査を終えられます。
■モバイル即時入会サービス(モバ即)とは
対象のクレジットカードへオンラインで申し込むと、入会申込~カード番号を最短5分で終えられるサービス。MyJCBのアプリでカード情報確認をした後のオンラインショッピングや、Apple Pay・Google Payでの店頭ショッピングは申込即日で利用できる。
手続きが早く審査がスピーディーですから、お急ぎの方からするとかなりありがたいです。
②コンシェルジュサービスが付く
JCBプラチナカードには、24時間365日利用できるコンシェルジュサービスが付きます。
会員のみ利用でき、旅行・アクティビティ・レストラン・出張などさまざまな場面で、あらゆる要望に応えてくれますよ。
■コンシェルジュサービスの利用場面例
- 出張での交通機関や宿泊施設の手配
- 急な接待が決まったときのお店の手配
- 旅行に関しての相談
など
コンシェルジュがピッタリな飲食店・ホテルなどを提案してくれますから、土地勘がない地域で会食が入ったり海外旅行の経験がない方からすると、かなり重宝します。
③各種保険が充実している
JCBプラチナカードでは旅行保険も充実。現地でトラブルがあっても、柔軟に対応しやすいのも嬉しいです。
保険 | 詳細 |
---|---|
JCBスマートフォン保険 | スマホの画面を破損したときに修理費用を補償してくれる。 (自己負担額:10,000円/1事故) |
旅行傷害保険 (国内・海外) |
本会員・家族会員だと、国内外の旅行で万一のことがあっても最高で1億円補償してくれる。 |
国内・海外航空機遅延保険 | 国内外の航空便を使う際、乗継ぎ遅延で生じた客室料・食事代、出航遅延などで生じた食事代、預けた手荷物をなくしたときの衣類購入費などを補償してくれる。 |
ショッピングガード保険 (国内/海外) |
JCBプラチナカードで購入した商品が盗難・破損に遭ったとき、購入日から90日間は年間最高500万円まで補償してくれる。 (自己負担額:3,000円/1事故) |
④セキュリティ面が万全
クレジットカードを持つとなると、どうしても付きまとうのがセキュリティ面。なかには紛失・盗難に遭ったときのことを心配している方もいることでしょう。
ですがJCBプラチナカードではセキュリティ面も万全。下記サービスでカード・利用者の安全を守ってくれます。
- 不正検知システム
- 本人認証サービス
- 紛失・盗難時のサポート
- カード利用の通知
- 万一のときの全額補償
⑤スタイリッシュな券面のカードを持てる
クレジットカードを選ぶときは、カード表面がスッキリしたものを選びたい方も多いです。
JCBプラチナカードの場合は表面に番号記載がなく、全体的に黒でスッキリまとまっています(番号は裏面に記載)
見た目がスタイリッシュで高ステータスなクレジットカードを持ちたいならば、JCBプラチナカードを使うのがおすすめです。
JCBプラチナカードを使う3つのデメリット
対して、JCBプラチナカードを使うデメリットは以下のとおりです。
JCBプラチナカードを使うデメリット
- 年会費が高い
- ポイント還元率が低い
- 利用できない場所もある
①年会費が高い
JCBプラチナカードは年会費が本会員で27,500円(税込)と高額。特典・サポートが充実しているのもあり、どうしてもそのコストが年会費としてユーザー側にまわってきてしまいます。
今回紹介した特典・サポートをうまく活用できれば問題ないですが、あまり利用しないのであればこの年会費は無駄な出費となってしまいます。
クレジットカードを選ぶ際には、自分のライフスタイル・ニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
②ポイント還元率が低い
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%前後で、1.0%以上になると高還元率とされています。
JCBプラチナカードの通常のポイント還元率は0.5%ですので、高いとは言えません。
JCBカードのポイント還元率比較 | ||||
---|---|---|---|---|
JCBカードW | JCBカードW plus L | JCB一般カード | JCBゴールド | JCBプラチナ |
1.00%~5.50% | 1.00%~5.50% | 0.5%〜5.0% | 0.5~5.0% | 0.5~5.0% |
JCBの他のカードだけで比べても、一般カードやゴールドカードと還元率が同じになります。
ポイント還元率だけで見れば、プラチナではなく「JCBカードW」の方が高いです。
JCBプラチナカードの年会費をポイントでカバーするのは難しいでしょう。
③利用できない場所もある
クレジットカードには、MastercardやVISAなど様々な国際ブランドがあります。
JCBは国内発の国際ブランドであるため、海外では浸透していない場合が多いのがネックです。
しかし最近では海外でのシェアも少しずつ増えてきました。
ハワイ・グアムなどの日本人観光客が多いエリアでは、JCBプラチナカードが使える場所もあります。
ただし、それ以外の場所の旅行では使えないことが多く、別の国際ブランドのカードが必須になる点に注意してください。
JCBプラチナカードの解約方法
「審査に通過してJCBプラチナカードを作ったものの、年会費が高いしやっぱりいらない」という場合はどうすればいいのでしょうか。
特にJCBカードWからアップグレードした方は、ポイント還元率が低くなったので戻したいという方も多いでしょう。
JCBプラチナカードがいらないと感じた場合、解約やダウングレードが可能です。
カードのグレードによって方法は異なりますが、プラチナカードの場合は全て電話にて受け付けています。
裏面に記載のカード発行会社に、契約者本人が電話をかけてください。
JCBプラチナカードの審査に関するよくある質問
ここでは、JCBプラチナカードの審査に関するよくある質問をまとめて紹介します。
JCBプラチナカードの審査に関するよくある質問
- JCBプラチナカードの審査状況はどこで確認できますか?
- JCBプラチナカードの審査で年収はどれくらい必要ですか?
- 他のJCBカードを持っている場合、JCBプラチナカードの審査は通りやすくなりますか?
- 他の高級カードを持っている場合、JCBプラチナカードの審査は通りやすくなりますか?
- 申し込んでから審査時間が長いですが”審査落ち”ですか?
- JCBプラチナカードの家族カードを作るのに審査は必要ですか?
JCBプラチナカードの審査状況はどこで確認できますか?
JCBプラチナカードの審査状況は、申込を終えてから案内される画面内で確認できます。
JCBプラチナカードの審査で年収はどれくらい必要ですか?
求められる具体的な年収額は公開されていませんが、少なくとも継続的かつ安定的な収入があることが前提です。
なお日本の平均年収が430万円ほどでありJCBプラチナカードが高ステータスなカードな点を考慮すると、少なくとも年収は430万円以上あると発行できる可能性が高くなると推測できます。
他のJCBカードを持っている場合、JCBプラチナカードの審査は通りやすくなりますか?
すでにJCBカードを持っていて利用実績があり、きちんと支払いしていればそれはご自身の信用力を示す一つの要素になります。
しかしそれだけでプラチナカードの審査が通るとは限らず、他の審査基準(年収、職業、クレジットヒストリー等)も考慮されます。
他の高級カードを持っている場合、JCBプラチナカードの審査は通りやすくなりますか?
アメックスプラチナをはじめとした他の高級カードを持っていて、利用実績がありきちんと支払いをおこなっているなら、それはあなたの信用力を示す一つの要素になります。しかし、それだけでJCBプラチナカードの審査が通るとは限らず、他の審査基準(年収、職業、クレジットヒストリー等)も考慮されます。
申し込んでから審査時間が長いですが”審査落ち”ですか?
クレジットカードの審査時間が長くなることが、必ずしも審査落ちを意味するわけではありません。
審査時間は、主に以下の要素によって長くなることがあります。
審査が混雑している | 申し込みが多い時期(たとえば、特定のキャンペーンが実施されている時期など)は審査が混雑して、審査時間が長くなることがあります。 |
---|---|
提出書類に誤りがある | 申し込みフォームに記載ミスや漏れがあると、それを修正するためのやりとりが必要になり、審査時間が長くなる可能性があります。 |
確認事項が多い | たとえば、申し込んだクレジットカードの等級が高い場合や、申込者の信用情報が複雑な場合などは、審査に時間がかかることがあります。 |
JCBプラチナカードの家族カードを作るのに審査は必要ですか?
家族カードを作る場合は、家族に対する審査は実質ないと言えるでしょう。
しかし、審査が全く無いわけではありません。
家族カードにも審査はあり、審査対象は家族ではなく契約者です。
クレジットカードの請求を実際に払う人物が、支払い能力を持っているか審査されます。
このため契約者がプラチナカードを作れていても、その後に信用情報がブラックになった場合は要注意です。
また、JCBプラチナカードは、1人だけなら無料で家族カードが作れます。
ただし2人目からは1枚3,300円の年会費が追加でかかるので注意してください。
JCBプラチナカードの審査は厳格で審査難易度は難しい
JCBプラチナカードの取得を目指す方は、その審査が比較的厳しいことを理解しておく必要があります。
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- JCBプラチナカードの審査は甘くなくむしろ厳しい傾向にある
- ハイクラスなカードにしてはカードが届くまで早い
- 入会審査までは最短5分とスピーディーに利用できる
JCBプラチナカードは、JCBカードラインナップの中でも特に高いステータスを誇り、それに見合った年会費が設定されています。
審査の厳しさは、このカードが提供する充実した特典やサービスに起因しています。
信販系カードの一種であるJCBプラチナは、銀行系カードに比べて審査基準はやや緩和されていますが、流通系カードと比較すると明らかに審査基準は高めです。
このため、申し込み者はただ高い年収があるだけでなく、信用情報のクリーンさや、過去のクレジットカード利用歴など、複数の面から審査されます。
特にJCBプラチナカードでは、これまでのクレジットカード利用実績やJCBカード自体の利用状況が詳細にチェックされるため、申し込む前にこれらの点を十分に考慮することが重要です。
審査に自信がない場合や、より高い確率で承認を受けたい場合には、まずは下位カードで信頼性を高め、使用実績を積み上げてから申し込むのが賢明です。
JCBプラチナカードの基本情報
年会費 | 27,500円 |
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還元率 | 0.5〜3.0% |
タッチ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
国際ブランド | JCB |
獲得ポイント | Oki Dokiポイント |
付帯保険 | ・国内旅行保険 ・海外旅行保険 ・ショッピング保険 |
発行時間 | 5営業日以内 |
締め日・支払い日 | 公式サイト参照 |
申込条件 | 25歳以上の安定した収入がある方(学生不可) |
JCBプラチナカードは、JCBのカードの中でも高ランクのクレジットカードです。
プレミアムな特典がついているのが特徴で、持っていると旅行などで色々なメリットが受けられます。
高校生でなければ18歳以上で作成可能なJCB一般カードとは異なり、25歳からしか作れず、学生は作れません。
また、安定・継続した収入が無いとJCBプラチナカードを作るのは難しいでしょう。