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家計管理は固定費と変動費を分ける!理由や見直しポイントを解説

家計管理は固定費と変動費を分ける!理由や見直しポイントを解説

家計管理で固定費と変動費をきっちり管理していけば、大幅な節約につながりやすくなります。

とはいえ固定費・変動費にはどのような項目があるのか、なぜ節約につながるのか把握していない人は多いです。

このページでは固定費と変動費について、基本情報・分けるべき理由・見直しポイントを解説していきます。

記事後半では家計管理に失敗しない秘訣6選や、タイプ別家計管理の方法とおすすめ家計簿ツールを紹介します。

家計管理を見直して節約上手になりたい人や貯金を増やしたい人は、最後まで読んで参考にしてくださいね!

※当記事は2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

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家計管理は固定費と変動費で整理する

女性とお金-20221207

家計管理は基本的に、固定費と変動費の2項目を軸に整理していきましょう。

2項目で整理しておくことで、お金の流れが見えて節約や貯金をしやすくなります。

そのほか詳しくは後述で解説しますね。

まずは定義と変動費はどういったものがあるのか、押さえていきましょう。

また家計管理の理想の比率も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

固定費・変動費について

  • 固定費とは?
  • 変動費とは?
  • 理想は「50:30:20」

固定費とは?

家計管理における固定費とは、毎月・毎年の支払いが決まっている支出を指します。

固定費の種類は主に下記の通りです。

固定費の種類 詳細
住居費 家賃・管理費・住宅ローンなど
保険費 生命保険・学資保険・自動車保険など
通信費 携帯電話代・Wifi代・サブスク代など
水道光熱費 水道代・電気代・ガス代など
教育費 授業料・塾代・習い事代・教材代など
自動車費 ガソリン代・駐車場代・車検代など

固定費は節約しやすいといわれ、少しの見直しや工夫で節約効果を出しやすいのが特徴です。

変動費とは?

変動費とは金額が毎月変わる支出や、不定期に発生する支出を指します。

変動費の例は下記の通りです。

変動費の種類 詳細
食費 料理の食材費など
日用品費 日用品・消耗品など
医療費 病院・歯科などの診察代・薬代など
被服・美容費 衣類の購入代・美容院代など
お小遣い 家族それぞれのお小遣い代・趣味に使う娯楽費など
特別費 冠婚葬祭のためのお金・家電の修理代・緊急発生した諸費用など

変動費は毎月の支出金額が変動するため、お金の流れをつかみにくいです。

そのため固定費と比べて見直しが難しく、節約がしにくい項目といわれます。

変動費を見直して節約したい人は、事前に見直しポイントを押さえておくとスムーズですよ!

理想は「50:30:20」

家計は黄金比率と呼ばれる、「50:30:20」で管理するのが理想的です。

黄金比率の内訳は下記の通りです。

50(固定費): 30(変動費): 20(貯金)

上記の比率を意識して家計管理をすることで一定額の貯金を毎月確保しつつも、無理のない範囲で節約をした生活が目指せます。

家計管理を固定費と変動費に分けるべき理由

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家計管理をする際なぜ固定費と変動費を分けて考えるべきなのか、理由を解説しています。

理由は主に下記の2つです。

家計管理を固定費と変動費に分けるべき理由2つ

  • 固定費に必要な総額が把握できる
  • 支出を減らしやすくなる

固定費に必要な総額が把握できる

固定費と変動費に分けて家計管理をすることで、固定費に使っている総額を明確に把握できます。

貯金がなかなか増えないと悩んでいる人は、固定費の割合が収入に対して多すぎないか確認してみてください。

上述の通り、固定費の割合は収入の50%前後が理想ですよ。

改めて固定費を確認してみることで、「独身時代から同じ保険料を払っていた」「携帯のプランが古いまま」など、見直しポイントの発見にもつながります。

支出を減らしやすくなる

固定費と変動費を分けることで、支出を減らしやすくなるのがポイント。

変動費は毎月の支出額が異なるので、正直なところ見直しが難しいです。

まずは変動費とは分けて固定費を管理することで、固定費の分析がしやすくなります。

分析がしやすい状態を保つことで、現状の見直しだけでなく今後の定期的な見直しにも役立ちますよ。

継続的な見直しルールが仕組み化されるので、効率よく節約できそうですね。

固定費と変動費の見直しポイント

指ポイントの女性-20221213

家計管理をスムーズに進めるために固定費と変動費の見直しポイントをそれぞれ解説していきます。

固定費と変動費の見直しポイント

  • 固定費の見直しポイント
  • 変動費の見直しポイント

固定費の見直しポイント

上述でも触れましたが、固定費は見直しやすい項目です。

どの保険費を見直すか迷っている人は下記のリストを参考にしてください。

固定費の種類 見直しポイント
サブスク代 ・使っていなかったり忘れている契約やサービスがないか
・無料期間が終了した契約やサービスがないか
塾や習い事代 ・通っていないのにクレカ払いされているジムや習い事はないか
・塾や習い事を子供が意欲的にやっているか、継続するべきか
通信費 ・スマホのデータプランが自分の使用状況に合っているか
・格安プランに乗り換えるべきか
水道・光熱費 ・シャワーヘッドを節水タイプに交換する/電気をこまめに消す
・契約プランを見直す
・省エネ家電に買い替える
保険 ・独身時代からの契約内容のままになっていないか
・ネット保険で契約するか検討してみる

例えばサブスク代であれば、現在使っていない契約やサービスなどがないか確認し直しましょう。

「月額○○円!」など割安で魅力的に感じますが、利用していないものが複数あるとかなり無駄でもったいない支出になります。

契約やプランの見直しは「面倒くさい」と、後回しにする人は多いです。

しかし不要な契約やプランがないか定期的に見直し、変更・解約手続きをするのが重要ですよ。

変動費の見直しポイント

変動費の見直しポイントは、下記の通りです。

変動費の種類 見直しポイント
食費 ・日々の食材費と外食費は分けて管理する
・買い物の回数を減らす(週2回ほどが理想)
日用品費 ・セール時に購入する
・ポイントを活用する
特別費 緊急で必要になる支出を想定し、少額を毎月積み立てる
被服費 ・即決しない
・本当に必要なのか考え直す
お小遣い代 ・使い道を記録して無駄な支出がないかチェックする
・家族それぞれのお小遣い代は適正な金額か

固定費とは違い、変動費は金額が変動しやすい項目なので見直しが難しいです。

まずは家計を見直した時に、変動費の割合が収入に対して多すぎないかチェックしましょう。

収入に対して変動費が30%前後に収まるよう、意識すると良いですよ。

変動費は節約を意識しすぎると、日々の楽しみがなくなりストレスが増えがちに…。
その反動で爆買いしてしまう可能性もあるので、切り詰めすぎには注意しましょう!

家計管理に失敗しない秘訣6選

女性とお金-20221207

家計管理を気合十分で始めたものの、途中で挫折する人は意外と多いです。

家計管理に失敗しない秘訣6選を解説するので、ポイントを押さえておきましょう。

家計管理に失敗しない秘訣6選

  1. 項目に迷ったら変動費に分類する
  2. 小項目は細かくしない
  3. 家計管理は自分流で良い
  4. 食費と外食費は項目を分ける
  5. クレジットカードは支払い月ではなく利用月で管理する
  6. お小遣いは使用用途も記録する

①項目に迷ったら変動費に分類する

家計管理をすすめていると、どの項目にすれば良いのか分からない支出が出てきます。

また固定費や変動費で、どちらにもなり得る支出もありますね。

項目に迷う支出があれば、ひとまず変動費に分類しておきましょう。

【変動費に分類する支出の例】

  • 教育費として不定期に発生する教材代や文房具代
  • 毎月のデータ容量によって変わる携帯代

②小項目は細かくしない

家計管理の項目は、細かくしすぎないように意識しましょう。

項目を分けすぎると管理が難しくなり、継続できなくなる人が増える傾向にあります。

また毎月の支出を比較しづらくなるため、何にお金を使いすぎているのかなどの分析がうまくできません。

小項目は細かくせずなるべくまとめたほうが、お金の流れが見えやすくなり家計管理がしやすいです。

③家計管理は自分流で良い

家計管理は継続することが第一なので、自分にとっての使いやすさを重視しましょう。

自分のライフスタイルに合わせて、下記のように設定してみてください。

自分流の項目の例

  • ペットがいる人は「ペット費」を作る
  • 読書が趣味の人は「電子書籍費」を作る

自分流に項目をアレンジして、モチベーションを維持しましょう!

④食費と外食費は項目を分ける

変動費のポイントとして、食費と外食費は分けて管理すると良いですよ。

日々の食費と不定期で発生する外食費をそれぞれ把握することで、節約の工夫がしやすくなります。

外食費用の予算を作っておくと、使いすぎを防げますよ。

⑤クレジットカードは支払い月ではなく利用月で管理する

クレジットカード払いの設定していると、家計簿の付け方に迷う人が多いです。

ポイントは料金の支払い月ではなく、商品の購入などクレジットカードを利用した月で管理するのがおすすめ。

支払い月に管理する場合クレジットカードの使い道を確認するために、毎回記録をさかのぼらないといけないのでかなり面倒です。

しかしカードを使ってすぐに記録する方が、手軽に管理できて楽ですよ。

⑥お小遣いは使用用途も記録する

意外と見落としがちなのが、お小遣いの管理方法です。

「お小遣い」として支出をまとめて管理している人は多いですが、お小遣いは使用用途も含めて記録しておくと良いですよ。

「何に使ったのか」「無駄に使っていないか」など使い道を振り返れるようにしておくと、お小遣い額の見直しに役立ちます。

タイプ別|家計管理の項目を選ぶ方法

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家計管理は継続することが重要です。

そのためにも自分に合ったやり方で実践できるよう、下記いずれかの自分に合う方をチェックしてみてください。

タイプ別|家計管理の項目を選ぶ方法

  • 家計を細かく管理したい人は10項目選ぶ
  • 家計を大まかに管理したい人は5項目選ぶ

家計管理を継続できるよう、自分にぴったりの方法を見つけると良いですよ。

家計を細かく管理したい人は10項目選ぶ

家計を細かく管理したい人は、下記の10項目で進めると良いですよ。

大項目 小項目
固定費 1. 住居費
2. 水道光熱費
3. 通信費
4. 教育費
5. 保険
変動費 6. 食費
7. 日用品費
8. 交際費
9. 医療費
10. 被服・美容費

上記を目安にして、自分流に項目の内容を追加・削除をしていきましょう。

項目は細かくしすぎると管理が複雑になり、支出の比較がしにくくなるだけです。

10項目を目安に、自分に合った項目を選んでいくのがおすすめですよ。

正解はないので上記の項目にこだわりすぎず、自分のライフスタイルに柔軟に合わせていきましょう。
ただし生活習慣の変化などを考慮して、定期的に項目を見直す癖をつけると良いですね。

家計を大まかに管理したい人は5項目選ぶ

家計管理が苦手な人や面倒な人は、5項目を選んで大まかに管理していくと良いでしょう。

5項目の例は下記の通りです。

大項目 小項目
固定費 1. 水道光熱費
2. 通信費
3. 保険
変動費 4. 食費
5. 日用品費

このタイプの人は家計管理は5項目までに絞り、継続することを重視してください。

上記の5項目を最低限押さえておけば、大まかにですが家計の流れは把握できます。

家計管理をスムーズにするおすすめの家計簿用ツール

家計簿-20221213

スムーズに家計管理をするために、家計簿をつける人は多いですよね。

収支の「見える化」が重要な家計管理では、家計簿は必須アイテムといえます。

しかし家計簿をつけるのが面倒で、家計管理に挫折する人もいます。

おすすめの家計簿用ツールを紹介するので、自分に合うものがあるか見てみましょう。

おすすめの家計簿用ツール

  • ノート
  • エクセル
  • アプリ

家計簿用ノート

昔ながらの家計簿といえば、手書きのノートですよね。

機械が苦手な人は、ノートで家計管理をするのがおすすめ。

最初からすべてを完璧にしようと思うと挫折してしまいがちなので、まずは簡単なメモ書き程度から始めてみましょう。

家計簿用ノートが売っているので、わざわざ線を引いたりする必要もないですよ。

家計簿用エクセル

エクセルなどパソコンのソフトウェアを活用して、家計簿をつける人も多いですね。

パソコンが得意な人は、自分が見やすいようにオリジナルアレンジを加えてモチベーションアップする場合も。

無料のテンプレートを活用して、ざっくり管理をしている人ももちろんいます。

ただしエクセルなどは関数を理解した上で利用しないと、入力に時間がかかり管理が面倒になってしまう人もいますよ。

家計簿用アプリ

近年主流になってきた家計簿用ツールといえば、やはり家計簿アプリですよね。

おすすめの家計簿用アプリは下記の4つです。

おすすめの家計簿用アプリ4つ

  • マネーフォワードME
  • Osidori
  • Zaim
  • Monelyze

クレジットカードや銀行と連携できるものや、複数人で管理できるものもあるので、家計管理がとても便利になりますよ!

家計管理を上手くしたい人は「キッズ・マネー・ステーション」に相談しよう

キッズ・マネー・ステーション,ロゴ

キッズ・マネー・ステーションのおすすめポイント

  • 家計管理のやり方・改善点・節約方法などプロがアドバイスしてくれる
  • 自分に合った方法が見つかる
  • 親子で楽しくお金について学べる講座がある

家計管理について悩んでいる人は、キッズ・マネー・ステーションまでご相談ください。

キッズ・マネー・ステーションではファイナンシャルプランナーや認定講師など、お金のプロが親身に相談に乗ってくれます。

プロ目線でアドバイスをもらえるので、効率良く家計を改善していけますよ!

将来に備えるためにも貯金を増やしたい人は、キッズ・マネー・ステーションで家計を見直してみましょう。

さらにキッズ・マネー・ステーションでは、お金について親子で楽しく学べるコンテンツを取り揃えています。

子供の豊かな将来・自分たちの安定した老後生活のためにも、なるべく早くからお金教育を受けてマネーリテラシーを育てていきましょう!

【まとめ】家計管理は固定費・変動費の見直しで節約につなげよう!

このページでは、固定費と変動費について詳しく解説しました。

改めてそれぞれの見直しポイントを、チェックしておきましょう。

【固定費の見直しポイント】

固定費の種類 見直しポイント
サブスク代 ・使っていなかったり忘れている契約やサービスがないか
・無料期間が終了した契約やサービスがないか
塾や習い事代 ・通っていないのにクレカ払いされているジムや習い事はないか
・塾や習い事を子供が意欲的にやっているか、継続するべきか
通信費 ・スマホのデータプランが自分の使用状況に合っているか
・格安プランに乗り換えるべきか
水道・光熱費 ・シャワーヘッドを節水タイプに交換する/電気をこまめに消す
・契約プランを見直す
・省エネ家電に買い替える
保険 ・独身時代からの契約内容のままになっていないか
・ネット保険で契約するか検討してみる

 

【変動費の見直しポイント】

変動費の種類 見直しポイント
食費 ・日々の食材費と外食費は分けて管理する
・買い物の回数を減らす(週2回ほどが理想)
日用品費 ・セール時に購入する
・ポイントを活用する
特別費 緊急で必要になる支出を想定し、少額を毎月積み立てる
被服費 ・即決しない
・本当に必要なのか考え直す
お小遣い代 ・使い道を記録して無駄な支出がないかチェックする
・家族それぞれのお小遣い代は適正な金額か

 

それぞれ定期的に見直して無駄な支出を減らせば、無理のない節約につながりますよ。

家計管理は継続することが重要です。

自分に合った方法を見つけたり、アプリなど便利な家計簿用ツールを活用していきましょう!

家計管理を上手くしたい人・やり方に悩んでいる人は、キッズ・マネー・ステーションに相談してみてください。

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