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夫婦の家計管理は4つの口座を使い分けると効率よく貯金できる!

夫婦の家計管理は4つの口座を使い分けると効率よく貯金できる!

「家計管理は、口座をどう使い分けるのがベスト?」
「節約しているのに、お金が貯まっている気がしない…」
「夫婦で家計管理しているけど、負担額が不公平な気がする!」

夫婦で家計管理をしている人のなかで、こうお思いの人はいませんか?

ずばり、一つの口座だけで家計管理をしようとすると、お金は貯まりません!

使うお金や貯金額などの収支が見えずらくなって、家計管理が難しくなるからです。

このページでは家計管理でお金を効率よく貯めるために、4つの口座を使い分ける方法を解説していきます。

あわせて夫婦の家計管理4パターンを紹介しているので、自分たち夫婦の形に合うやり方があるか見てみましょう!

記事後半では夫婦でする家計管理を失敗しない秘訣や、共通口座の注意点を解説しているので最後まで読んでくださいね。

※当記事は2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

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やりくり上手は4つの口座を使い分けて家計管理している!

家計管理の口座の図解-20230119

冒頭にもある通り、口座が一つだけでは収支が複雑化してお金が貯まりにくいです。

ここではやりくり上手になるための賢い家計管理術として、4つの口座を使い分ける方法を解説していきますね。

この方法を実践することで、効率よくお金を貯めていけますよ!

下記の4種類の口座の使い分け方を、詳しく解説していきます。

4種類の口座

  1. 生活費用の「使う」口座
  2. 貯蓄用の「貯める」口座
  3. 資産運用で「増やす」口座
  4. 特別費・緊急用の「万が一」口座

①生活費用の「使う」口座

一つ目は、生活費用に「使う」口座です。

日々の暮らしのため、お金の入出金が頻繁にあり流動性が高いのが特徴

そんな生活費用の口座を開設する際は、下記3点を意識しておきましょう。

  1. 入出金がしやすいようATMや窓口が近所にある
  2. 流動性が高い口座なので手数料が無料のところを選ぶ
  3. 給料の振込口座と連携しやすいところを選ぶ

なお生活費は常に1.5カ月分ほど、余裕を持っておくようにしましょう。

毎月の生活費を決めていても数万円足りない月があるなど、多かれ少なかれ誤差は生じるものです。

プラス0.5ヵ月分の予備費を作っておくことで貯蓄用口座に手を出さなずに済みます。

②貯蓄用の「貯める」口座

二つ目に必要なのは、貯蓄用の「貯める」口座です。

貯蓄用の口座にあるお金は、基本的に手を付けないようにしましょう。

お金を効率よく貯めていくポイントは、「先取貯金」をすることです。

先取貯金とは「毎月の給料-生活費」で余ったお金を貯金するのではなく、毎月の給料から先に貯金分のお金を差し引いて残った金額を生活費とすることを指します。

先取貯金をすることで毎月決まった額を確実に貯金できるので、効率よくお金を貯めていけますよ。

給料日に貯蓄用の口座に定額が振り込まれるよう設定するなど、自動的にお金が貯まるように仕組み化しましょう!

ただし目的がないままに貯蓄を続けた場合、日々の生活が苦しいだけであったり楽しみがなくなってストレスが増えてしまいがちです。

貯蓄の目的や目標金額を下記のように明確にして、モチベーションの維持につなげましょう。

  • 子供の教育費
  • 住宅ローン
  • 車の購入代
  • 老後資金

「子供が大学進学するまでに1,000万円貯金する!」など具体的に目標設定をしておくと、やりがいにつながりますよ。

③資産運用で「増やす」口座

次に、資産運用でお金を「増やす」ための口座の開設もおすすめです。

超低金利時代の今、貯金だけではお金は増えません。

将来に対するお金や生活の不安から近年は資産形成の注目度が上がり、実際に投資を始める若者や夫婦が増えています。

資産形成のための投資は少額からでも始められる気楽なものなので、初心者も始めやすいです。

投資で得た利益が非課税になる(上限あり)、「つみたてNISA」「iDeCo」などの運用がおすすめですよ。

長期運用するほど複利効果を得られるので、原則手をつけない口座として運用してください。

ネット証券など、使い勝手が良い口座を作ると良いですよ。

④特別費・緊急用の「万が一」口座

冠婚葬祭などの特別費や、急に必要になった出費のための「万が一」口座があると安心です。

「万が一」口座は、主に下記のような目的で積立しておくと便利です。

  • 突然のケガ・病気に備えるため
  • 家具・家電の故障・買い替えのため
  • 自動車保険など、年一だけの支出のため
  • 冠婚葬祭費
  • 子供の学資保険のお金

夫婦別の家計管理4パターンを紹介

家計管理の口座①-20230119

「夫の給料を受け取って、妻が家計管理している」
「生活費や固定費などを分担して、それぞれの口座から支払っている」
「夫婦の給料は個別で管理してるから、相手の収入を実は知らない…」

このように片働きや共働き、夫婦間のルールによって家計管理のやり方はさまざまです。

代表的な家計管理の方法を、4パターン紹介します。

自分たち夫婦は現在どのパターンに当てはまるのか、順番に見ていきましょう!

夫婦別の家計管理4パターン

  1. 夫(妻)が家計管理をして小遣い制にする
  2. 夫(妻)から渡された生活費でやりくりする
  3. 夫婦それぞれの口座で家計管理する
  4. 共通口座で家計管理する

いずれの方法も一長一短です。
まずは、適切な方法で家計管理できているのかを見直すきっかけにしてください。

①夫(妻)が家計管理をして小遣い制にする

片働き夫婦でよく見られるパターンで、いわゆる小遣い制ですね。

例えば夫の給料を受け取った妻が家計管理を担当し、夫が自由に使えるお金としてお小遣いを渡す、という家庭も多いのではないでしょうか。

ただしお小遣い制の場合は下記のように夫婦間で意見が対立したり、不満が募る場合があるので注意が必要です。

毎月のお小遣いが少なすぎる!しっかり稼いできてるんだから、お小遣いをもっと増やして欲しい!

生活費に教育費に住宅ローン…生活に余裕があるわけではない!お小遣いを上げて欲しいならもっと節約に協力して!

お小遣いは適宜追加で渡すなど、ある程度柔軟に対応できると良いですね。

また家計管理を担当している側は、家計の状況をオープンに話し合うように心がけてください。

情報共有しておくことで、不平不満を抑えやすくなりますよ。

②夫(妻)から渡された生活費でやりくりする

片働きで次に多いのが、専業主婦(夫)が渡された生活費のみでやりくりするパターンです。

この場合専業主婦(夫)が自由に使えるお小遣いは、渡された生活費の中から捻出することが多いですね。

お金の管理が苦手な専業主婦(夫)が、あえてやりくりの範囲を狭くしている家庭もあります。

ただしこのパターンは、夫婦間に力関係ができてしまう傾向にあるので注意しましょう。

また主婦(夫)側は、毎月の給料が実際いくらなのかを把握できていないことも多いです。

生活費以外の収支が不透明になりやすいので、定期的に情報共有していきましょう。

③夫婦それぞれの口座で家計管理する

共働きに多いパターンの一つ目が費目ごとに担当を決め、それぞれで管理する方法です。

夫婦それぞれの収入の割合に合わせて、費目ごとの支払い金額の割合が公平になるようする夫婦が多いですね。

そのほか、下記のように家計管理をする夫婦もいます。

  1. 得意な費目をそれぞれ振り分けて管理する
    (保険・携帯代の契約・料金の見直しが得意な方がする、生活費のやりくりは買い物上手な方が担当、など)
  2. 夫の給料で基本的にやりくりし、妻の給料はすべて貯蓄に回す方法

いずれも夫婦で担当する費目・支出が収入に対して公平になるよう、ルールを明確にしておくのが重要です。

夫婦間でしっかりコミュニケーションを取り、定期的に担当費目を調整していきましょう。
ただしこのパターンの夫婦は、お互いの収入を把握していない場合がありますね。

④共通口座で家計管理する

夫婦の共通口座を開設し、そこから家計管理をするパターンもありますね。

支出が一元化されるので、管理がしやすいというメリットがあります。

そのほか共通口座の利用することで、下記のメリットが得られますよ。

  • 支出がクリアになるので貯金がしやすくなる
  • 不公平感が溜まりにくい
  • 家計の状況をお互いに把握しやすくなる

ただし、共通口座は利用するうえで注意点があります。

詳細は後述で解説しているので、要チェックですよ。

夫婦の家計管理を失敗しないための秘訣6選

家計管理の口座②-20230119

夫婦の代表的な家計管理の方法を紹介しましたが、実際のところは夫婦によって家計管理の方法はさまざまに異なります。

重要なのは夫婦間での金銭感覚をすり合わせ、お互いにとってベストな形で家計管理できているのかどうかです。

夫婦の家計管理を失敗しないための秘訣6選を紹介するので、夫婦円満にやりくりできるよう参考にしてください!

夫婦の家計管理を失敗しないための秘訣6選

  1. 目的別に口座を分ける
  2. 夫婦で定期的に家計管理について話し合う
  3. 家計管理は得意な方が担当する
  4. 独身時代の固定費を見直す
  5. 家計管理用のツールを活用する
  6. 貯蓄用口座には手を出さない!

①目的別に口座を分ける

家計管理を効率的にするためには、口座を目的別に使い分けましょう。

上述の通り、「生活費」「貯金」「資産運用」「万が一」のために4種類の口座を準備してください。

銀行は口座の目的によって、メガバンクとネット銀行を組み合わせて口座開設すると良いですよ。

また家計管理の方針もあらかじめ決めておき、収支の変化や家族が増えたりなどフェーズごとに見直すと良いですね。

家計管理の方針は、下記の例を参考にしてください。

  • 貯金優先で生活費は最低限にする
  • 貯金をしつつも旅行や趣味に費やすお金は確保しておきたい
  • 子供の教育に力を入れたいから教育費は高めに設定
  • 資産運用に力を入れて老後に備えたい、など

夫婦間で事前に話し合い、お金の価値観をきちんとすり合わせておきましょう。

②夫婦で定期的に家計管理について話し合う

夫婦の家計管理でとても大切なことは、夫婦間で定期的に家計について話し合う機会を作ることです。

話し合いの内容は、下記ポイントを参考にしてください。

  • 貯金額(現在の貯金状況・目標達成率など)
  • 支払いの担当費目の見直し
  • 共通口座への振込額の見直し
  • 家計の収支

お互い公平に家計管理をすすめられるよう定期的に話し合い、必要に応じて見直し・改善していくことが大切です。

③家計管理は得意な方が担当する

「専業主婦(夫)だから家計管理をしなければならない!」という決まりはありません。

家計管理は基本的に得意な方が担当すると、やりくりがスムーズになりますよ。

お金の管理が苦手だったり、貯金をうっかり使ってしまいがちな人もいます。

家計管理は誰がやるかにこだわらず、得意な方が担当したら良いですね。

ただし一方がお金を握ることで夫婦間で力関係ができないよう、お金についてオープンに話し合うなどバランスを大事にしてください。

④独身時代の固定費を見直す

見落としがちなのが、独身時代の固定費です。

保険料・携帯料金などが、結婚後に適切な契約・プランになっているのが見直してみましょう!

固定費は支出を調整しやすい費目です。

今後もライフスタイル・家族構成など状況に応じて、固定費を見直す癖をつけると良いですよ。

⑤家計管理用のツールを活用する

家計簿アプリなど、家計管理用のツールは積極的に活用しましょう!

最近は夫婦で共有できるアプリや、銀行口座と連携できるアプリなどさまざまな種類があります。

ツールを活用することで家計管理の「見える化」ができたり、夫婦間の情報共有がスムーズになる効果を期待できます。

⑥貯蓄用口座には手を出さない!

上述の解説でも触れましたが、原則貯蓄用の口座には手を出さないよう注意してください。

「生活が苦しいため貯蓄を切り崩しかない…」という事態になる前に、家計のバランスを見直しましょう。

貯蓄分を増やして生活費を切り詰めた結果、やりくりできなくなり貯金に手をつけてしまう、というのは家計管理で最も避けたい行動の一つです。

手を付けないようにしたいのは、資産運用で「増やす」口座も同様です。

長期運用で複利効果を最大限得るためにも、投資額は無理のない範囲に設定して運用を中断してしまわないよう気をつけましょう。

共通口座を作る際の注意点2つ

家計管理の口座③-20230119

共通口座は夫婦での家計管理をスムーズにしやすいので、利用をおすすめします。

しかし共通口座を開設する前に、下記2つの利用上の注意点を把握しておいてください。

共通口座を作る際の注意点2つ

  1. 口座名義は夫婦どちらかになる
  2. 共通口座への振込額を明確にする

口座名義は夫婦どちらかになる

共通口座を作る際の注意点一つ目は、口座名義を夫婦どちらのものにするかです。

日本では、夫婦であっても共同名義の口座を作れません。

そのためどちらかの名義でつくることになるので、メリット・デメリットを十分に話し合ったうえで決めましょう。

家計管理をスムーズにしたり、効率よく資産形成をするうえで共通口座があるととても便利です。

ただし離婚した場合や口座名義人が死亡した場合、手続きが複雑になるデメリットがあると覚えておきましょう。

共通口座への振込額を明確にする

夫婦それぞれの収入を共通口座に振り込むわけですが、それぞれの振込額は不公平にならないよう明確に決めておきましょう!

それぞれ収入の5割を共通口座に振り込むなど、金額ではなく割合に応じて振込額を決めておくのがおすすめです。

割合にしておけば、収入が増減した場合でも柔軟に対応できますね。

または夫婦間で収入に大きな差がある場合、収入に対する割合をベースにしていると収入が低い方が自由にできるお金との差もかなり大きくなります。

夫婦間の収入差激しい場合はよく話し合い、それぞれが振込額の割合を調整すると良いですよ。

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キッズ・マネー・ステーション,ロゴ

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【まとめ】家計管理は夫婦でよく話し合ったうえで目的別に口座を使い分けよう!

家計管理でお金を効率良く貯めたい人は、目的別に口座を使い分けましょう!

口座は下記4種類に分けて管理するのがおすすめですよ。

口座4種類

  1. 生活費用の「使う」口座
  2. 貯蓄用の「貯める」口座
  3. 資産運用で「増やす」口座
  4. 特別費・緊急用の「万が一」口座

口座を使い分けることで使うお金・貯めるお金などを明確に区別でき、お金が貯まる仕組みを作りやすくなりますね。

夫婦によって働き方や世帯収入、お金に関するルールはさまざまです。

重要なのはお互いが納得したうえで、最適な方法で家計管理をすることです。

そのためにも夫婦間でしっかりコミュニケーションを取って、金銭感覚をすり合わせていきましょう。

夫婦での家計管理のやり方に悩んでいる人は、キッズ・マネー・ステーションの講座に参加してみましょう。

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