お互いがそれぞれの収入を持つ共働き世帯では、お金の管理方法や生活費の支払いルールは家庭によって大きく異なります。
夫婦どちらかが家計管理を担当している家庭もいれば、お互い決まった額を生活費としてそれぞれ別々の口座でお金の管理をしている家庭も多いでしょう。
この記事では、共働き世帯にオススメな家計管理の方法やポイントに加えて、導入するべきアプリを紹介します。
共働きで家計管理に苦労している方や、これから相手と同居を始める方は是非参考にしてくださいね。
*2023年現在の情報になります。
- お金の管理にまつわる講座が満載!
- 講座実績が業界トップクラス!
- 親子で受けられる講座も充実!
\ 創業17年の実績! /
目次
共働き世帯にオススメの家計管理方法
共働き世帯の夫婦ふたりが上手く家計を管理する方法は、大きく分けて以下4つがあります。
共働き世帯にオススメの家計管理方法
- 二人のお金をまとめて小遣い制にする
- 二人が一定額を毎月共同口座に入れる
- 二人のどちらかがお金の管理役になる
- 「生活費担当」「家賃担当」のように支払いを分担する
それぞれのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
小遣い制 | 毎月一定額を貯金できる | お互いの趣味や仕事によって支出が大きく変わるケースに対応しにくい |
定額制 | 家計管理がしやすくなる | どちらかが入金状況を定期的にチェックする必要がある |
管理役制 | 片方の浪費対策になる | お金の管理を担当する人の負担が増える |
分担支払制 | 家計管理が便利になる | 項目によって金額の相場が大きく変動する |
それぞれの施策を深掘りして解説しますので、是非参考にしてくださいね。
①二人のお金をまとめて小遣い制にする
共働き世帯にオススメの一つ目の家計管理方法は、二人のお金をまとめて管理して小遣い制にすることです。
メリット
小遣い制を導入すると、夫婦で毎月一定額を貯金できるので、家計管理をスムーズに行いやすくなるのがメリットです。
お互いが決められた範囲の金額を自由に使える仕組みなので、たとえ片方がお小遣いを使い果たしてしまっても、夫婦での毎月の貯金額には影響が及びません。
夫婦どちらかが家計管理に苦手意識を持っている人や、意図しない出費をしてしまう癖のある場合は、小遣い制の家計管理がオススメです。
デメリット
共働き世帯で小遣い制を導入するとき、まず最初に決めるのが、お互い自由に使える金額です。
夫婦二人の収入が同程度なら金額を決めやすいものの、お互いの収入に差がある場合、お小遣いの金額を決めるのに様々な要素を考慮する必要があります。
お互いの飲み会や残業による外食の多さや、お金のかかる趣味の有無なども考慮したうえで、貯金と生活を両立できる方法を夫婦間で話し合うのがポイントです。
小遣い制で使える金額を決めるときは、お互いの収入に加えて趣味や仕事の状況などもできる限り共有し、それぞれが極力ストレスなく家計管理を行えるようにしましょう。
②二人が一定額を毎月共同口座に入れる
共働き世帯にオススメの二つ目の家計管理方法は、お互いによる一定額の毎月共同口座への入金です。
それぞれが毎月決まった日に一定額を夫婦共同の口座に入金し、夫婦として長期的な資産形成を行う方法となります。
メリット
お互いに一定額を毎月共同口座に入金すると、どちらかの浪費による夫婦としての貯金の失敗のリスクを回避できます。
お互いが共同口座への入金額を月々の固定費として認識することで、お金の使い方の見直しや長期的な資産形成への意識の向上に繋がりやすくなるでしょう。
デメリット
お互いが一定額を毎月共同口座に入金する場合、どうしても片方が月々の入金の有無をチェックする必要があります。
たとえお金を使いすぎていなくても、どちらかが入金を忘れたり遅らせたりする癖があると、思わぬけんかの元になってしまうので注意が必要です。
夫婦共用の口座への入金自体を忘れがちな人や、面倒だと感じる人は、クレジットカードでの自動引き落としを活用しましょう。
③どちらかがお金の管理役になる
共働き世帯にオススメの三つ目の家計管理方法は、どちらかがお金の管理役になることです。
小遣い制や毎月一定額の入金などのルールは設けず、夫婦の片方が自分自身とパートナーの支出状況を把握し、家計管理を行う役割となります。
どちらかがお金に関する知識が豊富であったり、貯金や節約を得意としている場合にオススメな家計管理の方法です。
メリット
どちらかがお金の管理役になると、苦手なほうの支出状況を定期的に監視できるので、夫婦としての家計管理における問題を事前に防げるようになります。
お金の管理役になる人は、パートナーの支出を監視するだけでなく、貯金のモチベーションの向上につながる言葉をかけてあげましょう。
デメリット
夫婦どちらかがお金の管理役になる場合、家計担当の役割を全て一人で負担することになります。
家計担当ではない方の浪費癖が酷かったり、お金の使い方に改善の余地が見られない場合、家計の悪化だけでなくストレスが溜まる原因にもなりかねません。
夫婦の片方が管理役の意見を聞き入れない場合は、毎月の自動引き落としやお小遣い制などの仕組みを取り入れる必要があるでしょう。
④「生活費担当」「家賃担当」のように支払いを分担する
共働き世帯にオススメの一つ目の家計管理方法は、支払いの役割を分担することです。
月々の固定費を家賃や光熱費、通信費などに分類し、夫婦それぞれが担当する項目の支払いを行う仕組みとなります。
夫婦それぞれが自分の担当分を固定費として認識し、お互いに決めたルールに従って支払の役割を果たしていく方法です。
メリット
共働き世帯で月々の支払いを分担すると、それぞれが担当の固定費を払うので安心して家計を管理しやすくなります。
それぞれが担当分の支払い方法やルールを決められるので、自分に合った支払い方法を選べるのもメリットです。
デメリット
共働き世帯で月々の支払いを分担すると、どちらかが担当の費用を負担と感じる可能性もあります。
家賃や光熱費にかかる費用は項目ごとに大きな差があるので、共働き世帯で月々の支払いを分担する際には金額のすり合わせが必要です。
共働き世帯で月々の支払いを分担する際は、家賃と家賃以外全てなど、お互いの収入状況に合わせて負担のない担当項目を決めましょう。
共働き世帯の家計管理のポイント
共働き世帯の家計管理をスムーズに行うためには、以下のポイントを上手く活用しましょう。
共働き世帯の家計管理のポイント
- 家計の状態を共有する
- ライフプランを練る
- 貯蓄の方法を工夫する
- 毎日の支出を記録する
- クレジットカード払いを活用する
それぞれのポイントを深掘りして解説します。
家計の状態を共有する
共働き世帯の家計管理の一つ目のポイントは、夫婦間での家計状態の共有です。
夫婦間で家計状態を共有すると、お互いの信頼関係の構築にも繋がります。
貯金状況を夫婦どちらか一人がメインで管理する場合でも、状況をこまめに共有する習慣をつけましょう。
ライフプランを練る
共働き世帯の家計管理の二つ目のポイントは、ライフプランの策定です。
夫婦でライフプランを策定する際は、「◯年後にいくら貯めて何をしたい」など、具体的な時期や金額に加えて、それに伴う共通目的を設定しましょう。
お互い共通の家計管理の目的や目標があると、楽しみのために頑張るモチベーションも自然に湧いてきます。
ライフプランを立てる際は、貯金や資産運用だけでなく旅行や便利家電の購入などの目標も追加できると理想的です。
貯蓄の方法を工夫する
共働き世帯の家計管理の三つ目のポイントは、貯蓄の方法を工夫することです。
貯蓄の方法は様々ですが、以下の例があります。
- 二人で貯めたお金を定期的に別口座に入れる
- 毎月の貯金額を片方に現金で渡して管理する
- 積立貯金や資産運用を初めてみる
中でも開始から20年間非課税でお金を引き出せる「つみたてNiSA」や、老後資産の形成に役立つ「iDeCo」は、初心者でも始めやすい資産運用方法として話題になっています。
長期的な資産運用を始めたい方は、まずはインターネットで関連する情報を検索して長期的な貯蓄の方法を探してみましょう。
毎日の支出を記録する
共働き世帯の家計管理の四つ目のポイントは、毎日の支出記録の習慣化です。
毎日の支出記録を習慣化すると、状況に応じての節約や、日々の中での余計な出費を抑えることにつながります。
毎日細かい支出記録をつけるのが苦手な方は、まずは大体でも良いので毎日使った額の範囲を把握できるよう習慣付けてみましょう。
クレジットカード払いを活用する
共働き世帯の家計管理の五つ目のポイントは、クレジットカード払いの活用です。
クレジットカードは会社によって様々な特典があり、代表的な例として以下などがあります。
- 特定の場所で使えるポイントの付与
- 会員限定のクーポン
- 飛行機の国内線・国際線のマイル
家族で大きな買い物をするときは、クレジットカードを活用して特典の獲得に繋げましょう。
共働き世帯の家計管理には家計簿もおススメ
共働き世帯の家計管理を行うためのツールとして、家計簿が挙げられます。
家計簿を導入し、夫婦間での家計管理をデジタル化すると、貯金額の計算などの作業がスムーズに行えます。
また、共働き世帯での家計管理にアプリを導入すると、家計状況や入金チェックを自動化できるので便利です。
共働き世帯の家計管理を行う際は、以下のアプリの活用も検討しましょう。
共働き世帯の家計管理には家計簿もおススメ
- マネーフォワードME
- OsidOri(オシドリ)
- おかねのコンパス
マネーフォワードME
『マネーフォワードME』は、無料でオンラインの家計簿、資産管理ツールです。
銀行口座やクレジットカードなどの情報を登録すると、オンラインで残高や支出の情報をいつでも確認できるようになります。
マネーフォワードMEでは複数の銀行口座やクレジットカードを登録できるので、支出の計算やお金の使用状況の計算も便利になるのも嬉しいポイントです。
OsidOri(オシドリ)
『OsidOri(オシドリ)』は、夫婦に特化した家計管理アプリです。
OsidOriでは、家計状況を「自分のお金」と「家族のお金」にわけて管理できるため、夫婦の貯金と自分で使えるお金を別々で管理できます。
夫婦の家計講座だけでなく、子どもの口座の管理も行えるので、様々なライフイベントに向けての長期的な資産形成にも繋がりやすいサービスです。
おかねのコンパス
『おかねのコンパス』は、銀行口座やクレジットカードに加えて電子マネーや証券など、お金に関する情報を一括管理できるアプリです。
全ての機能を終始無料で使えるほか、確定拠出年金や資産運用にも使いやすい機能が揃っているので、一つのサービス内でお金に関する情報を管理したい人に向いています。
共働きの家計管理を上手にすすめたい人は「キッズ・マネー・ステーション」の講座に参加しよう!
キッズ・マネー・ステーションのおすすめポイント
- 金融教育18年のパイオニア
- 家計管理・教育費など子育て世代向けの講座で学べる
- 親子向け・子供向けの講座を豊富に取り扱っている
- オンラインでも参加できる
「共働きなのになかなかお金が貯まらない…」など共働きの家計管理の方法に悩んでいる人は、キッズ・マネー・ステーションの講座に参加してみてください。
キッズ・マネー・ステーションは日本で金融教育18年の老舗として、厚い支持を得ています。
家計管理の見直し方や改善ポイントなど、家庭に適したやり方を学べるのが特徴。
効率良くお金を貯めたい人やそもそもどこを改善すれば良いのか分からない人は、キッズ・マネー・ステーションの講座で悩みが解消できますよ。
親子向け・子供向けの講座も豊富に揃っているので、子供が将来たくましく生きる力も育めます!
オンラインからでも参加できるので、興味のある人はぜひ気軽にご連絡ください。
まとめ~共働き世帯の家計管理は状況の共有が大切~
今回は、共働き世帯の家計管理を夫婦間でスムーズに行うための施策やポイントを解説しました。
共働き世帯の家計管理の方法は数多くあるので、お小遣い制や支払いの分担など、自分たちにとって最適な方法を見つけましょう。
一度決めた家計管理の方法でトラブルが発生したり、不満や不安を感じたときのために、貯蓄や出費などについて夫婦で話し合う機会を定期的に設けるのも良いですね。
共働きの家計管理に成功してお金を貯めていきたい人は、キッズ・マネー・ステーションの講座への参加を検討してみてください。
家計管理のやり方や見直し方法を学んで、家計改善に取り組めますよ。
そのほか教育費・老後資金など、子育て世代ならではの悩みを解消するための講座も取り扱っています。
親子で楽しく学べるコンテンツもあるので、子供へのお金教育もあわせて取り組んで将来に備えていきましょう!