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クレジットカードの分割払いにかかる手数料はどうやって計算するの?

前から気になっていたブランドバッグ。思い切って買ったけど一括払いなんかムリ。そんなあなたも分割払いがあります。1年かけて支払えば手が届くのではないでしょうか。

でも、支払の繰延には手数料が不可欠。どんな手数料がいくら程度かかるのでしょうか。

今回はクレジットカードの分割払い手数料について詳しく解説しようと思います。

2024年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。

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手数料という名の利息が必要

クレジットカードで買い物をした支払は必ずしも一括払いにしなければいけないことはありません。基本は一括払いですが、分割払いの方法を選択可能です。

ただし、分割払いの方法を選択すると毎月手数料が必要になります。もっとも、手数料とはいえ、実質的には利息です。

英会話学校やエステサロンなどで信販会社と提携したショッピングローンがあります。利用したことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

10万円単位の商品を購入すると一括払いは難しいでしょうそんな時に分割払いが役立ちます。

計算は簡単

分割払いの計算は簡単です。

買い物の金額と分割しようとする回数が決まれば、毎月の支払額が計算できます。

まず、分割回数に応じて一定の割合が決まっていますから、買い物の金額にかければ手数料はすぐに計算可能です。

この割合をJCBでは「係数」と言っています。

係数をかけて計算した手数料を買い物金額に足して、支払回数で割れば毎月の支払額が出ます。端数は最初の支払額に含めます。

とはいえ、何回払いにするかはすぐ決められるものではありません。一括払いで買い物をした後でも分割払いにできます。

その場で何回払いにしようか迷ったら、後で決めることとして「一括払い」にすればOKです。

標準は年利15%

ちなみに分割払いの手数料率は年利15%を基準にしていることが多いです。

クレジットカード会社によって多少違いはあるでしょうが、15%と考えておけば大きく間違いはないでしょう。

🙂 ただ、12回払いなら15%を掛けるというものではありません。

分割払いなので元本は毎月減少します。そのため、単純に利用金額に15%を掛けるわけではありません。

そこで、信販会社では「係数」というものを決めているのです。

🙂 ちなみに年利15%の場合、JCBでは12回払いの係数は8.31%になっています。

10万円の買い物であれば、108,310円です。つまり、毎月9,025円と9千円程度の支払になります。

回数が短いとお得なジャックスカード

ほとんどのクレジットカード会社は年利を一定にしています。

しかし、一部の信販会社は短期間の分割払いであれば手数料率を落しています。

その例としてジャックスカードが挙げられます。

ジャックスカードは3回払いの場合は12.25%になり、先ほど述べた「係数」は2.04%です。

ちなみにJCBは3回払いの係数は2.51%と2割ほど高いです。

この「優遇係数」は10回払いまで続き、15回払いからは年利15%となります。

1回払いはきついけど、できるだけ早めに支払を終えたいという人にはジャックスカードがお勧めです。

リボ払いとどちらがお得?

さて、似たような支払方法としてリボ払いが挙げられます。

リボ払いも毎月定額の返済をすることで支払の繰延が可能です。

🙂 では、リボ払いと分割払いは何が違うのでしょうか。

両者の決定的な違いは、支払回数を決める分割払いと、支払金額を一定にするリボ払いという点です。

分割払いは元金均等返済、リボ払いは元利均等返済と言えばわかりやすいかもしれません。

分割払いは回数を決めてしまうため、手数料をすぐに計算できます。しかし、リボ払いは支払金額を一定にするため、利息を引いた金額しか元本が減りません。

支払期間が長くなるリボ払い

分割払いは元本の返済額が決まっているため、あらかじめ決めた支払回数の返済を済ませば完済されます。

これに対し、元利均等払いのリボ払いは元金の返済が遅くなります。

つまり、リボ払いの方が支払期間は長期化します。

リボ払いは危険があると言われます。それは、このように支払期間が長期化するためです。つまり、出口の見えないトンネルを走っているようなことになるのです。

定額にしたければリボがお勧め

とはいえ、毎月支払ができる予算が決まっているという人はリボ払いが必要です。確かに、分割払いも毎月の支払額は一定額になります。

しかし、分割払いの場合は複数の買物をした場合には支払額が上乗せされていきます。これに対し、リボ払いであれば基本的に毎月の返済額は増加しません。

利用しすぎるのは危険ですが、給料の関係で支払がきつければ、リボ払いの選択も必要でしょう。

支払は計画的に

分割払いもリボ払いも、長所と短所があります。

しかし、できる限りクレジットカードの買物は一括払いにすることをお勧めします。もし、一括払いができなければ、まず分割払いを検討すべきでしょう。

安易にリボ払いを選択すると、支払がいつまで経っても終わりません。買い物をしても支払額が増加しないため、支払負担が増えていることに気が付かないからです。

支払がいつまで続くのかをいつも確認することは必須と言えます。

両方とも毎月の負担額が少ないので、利用したくなります。でも、利用する際にはいつまで支払が続くかを確認した上で計画的に利用したいものです。

分割払いもリボ払いもカード会社にお金を借りているようなものですから利息が必要です。できるだけ利息の支払いは抑えたいものです。

どちらの方法を利用しても早めの支払をお勧めします。

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