教育費を考える

私立学校(幼稚園~大学)の教育費はいくら?学校別の平均や注意点を解説

私立学校(幼稚園~大学)の教育費はいくら?学校別の平均や注意点を解説

「子供を私立に通わせたいけど、教育費が気になる…」
「私立学校のみの教育費って、高い?」
「私立と公立の教育費の差が知りたい!」

子供を私立に進学させたいものの、こうお悩みではありませんか?

結論、私立の教育費は2,000万円以上で公立と比べると2倍以上の差があります。

このページでは、私立学校(幼稚園~大学)の教育費を学校別に解説していきますよ。

私立の教育費をいつまでに・いくら準備しなければならないのか、資金計画の参考にしてください。

あわせて公立への進学と組み合わせた場合の教育費も解説します。

費用が足りるか不安な人は、公立学校へ進学する可能性も視野に入れておきましょう。

記事後半では、私立学校に進学させる際の注意点をまとめています。

最後まで読んで、私立進学の教育費のための資金計画を立てる参考にしてくださいね。

このページで分かること

  • 私立学校(幼稚園~大学)の教育費
  • 私立と公立の教育費の差
  • 私立進学の際の注意点

*2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

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私立学校(幼稚園~大学)の教育費はいくら?

私立の教育費-2023-0207

私立学校(幼稚園~大学)の教育費は高いとよく聞きますが、実際の金額はいくらなのか気になりますよね。

学校別の教育費の平均と、私立幼稚園~私立大学までにかかる教育費の総額を解説していきます。

子供を私立に進学させたいと検討中の人は、教育費を準備するための期間や目標金額を決める参考にしてください。

私立学校(幼稚園~大学)の教育費

  • 幼稚園
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
  • 大学
  • 幼稚園~大学までの総額

なお、文部科学省の調査結果をもとに教育費の目安を解説していますよ。

参照元:文部科学省『令和3年度子供の学習費調査』

幼稚園

私立幼稚園の教育費
総額(3年間) 約92万円
年額 約30.9万円
月額 約2.6万円

私立幼稚園に3年間通った場合にかかる、教育費の総額は約92万円です。

概算すると年額は約30.9万円、月額は約2.6万円となります。

子供一人を私立幼稚園に通わせる程度であれば、家計管理をしっかりしておけばなんとか教育費を捻出できそうに思えますね。

ただし子供が2人目、3人目と増える可能性も考慮して、私立幼稚園に行かせるべきか改めて見直してみましょう。

小学校

私立小学校の教育費
総額(6年間) 約999万円
年額 約166.7万円
月額 約13.8万円

私立小学校6年間の教育費総額は、なんと約1,000万円!

年間にして約166.7万円、月額は約13.8万円という結果でした。

子供を私立小学校に進学させたい場合、教育費の準備を計画的にすすめていくことが大切です。

準備不足のまま私立小学校に進学してしまうと、教育費の負担が家計へ大きくのしかかりますよ…!

中学校

私立中学校の教育費
総額(3年間) 約430万円
年額 約143.6万円
月額 約11.9万円

私立中学校にかかる教育費は、3年間で約430万円となります。

こちらも年額に概算すると約143.6万円、月額の場合は約11.9万円でした。

私立小学校にかかる教育費と比べると、負担額はやや低くなっています。

しかし依然、家計への負担は大きいままです。

高校

私立高校の教育費
総額(3年間) 約315万円
年額 約105.4万円
月額 約8.7万円

私立高校にかかる教育費の総額は約315万円。

概算で約105.4万円/年、約8.7万円/月になります。

私立小学校・私立小学校と比較して、私立高校の教育費は低いですね。

大学

私立大学 理系 文系
総額
*入学費用含む
約916万円 約760万円
年額 約183.2万円 約152万円
入学費用
(入学金・受験料など)
約88.8万円 約81.8万円

参照:日本政策金融金庫『令和3年度 教育費負担の実態調査結果』

次に私立大学の理系・文系で、そろぞれの教育費総額を解説します。

私立大学理系の総額(入学費用含む)は約916万円、年額は約183.2万円です。

私立大学文系は、総額(入学費用含む)が約760万円・年額約152万円でした。

理系は6年制の医歯薬系の教育費が含まれているので、文系よりも総額が高めですね。

なお入学費用とは、受験料・受験のための交通費・入学金など大学入学のためにかける費用を指します。

幼稚園~大学までの総額

最後に、私立幼稚園~私立大学までにかかる教育費の総額を、下記表からチェックしておきましょう。

私立 教育費の平均相場
幼稚園(3年間) 約92万円
小学校(6年間) 約999万円
中学校(3年間) 約430万円
高校(3年間) 約315万円
大学(4年間) 約838万円
総額 約2,674万円

私立のみの進学の場合、かかる教育費は幼稚園~高校までの15年間で約1,836万円。

私立大学4年間の平均とあわせると、その総額はなんと2,600万円以上という結果になりました。

学校別にみると、小学校と大学でかかる教育費が特に大きいですね。

教育費から見て「子供の進学先を私立のみ!」という教育方針は現実的なのかどうか、家庭で改めて話し合ってみましょう。

教育費にばかりお金をかけて生活が苦しくなると、日々の楽しみが減り精神的なストレスを感じやすくなりますよ。
子供の将来のための投資も大切ですが、日々の生活や家計への負担も考慮しましょう。

公立(幼稚園~大学)の教育費との差は?

私立の教育費②-2023-0207

公立学校(幼稚園~大学)の教育費を下記表にまとめたので、私立学校との差額を押さえておきましょう。

公立 教育費の平均相場 私立との差
(概算)
幼稚園(3年間) 約47.2万円 約44万円
小学校(6年間) 約211万円 約788万円
中学校(3年間) 約161万円 約269万円
高校(3年間) 約154万円 約161万円
大学(4年間) 約592万円 約228万円
総額 約1,073万円 約1600万円

基本的に、私立学校と公立学校の教育費を比較すると、公立学校のほうが圧倒的に教育費が低いです。

また公立学校(幼稚園~大学)の教育費の総額は約1,000万円で、私立小学校6年間の教育費とほぼ変わりません。

子供の進学先を私立のみに限定するのは、「現実的に厳しい…」という家庭も多いです。

生活と教育のバランスを取るためにも、私立のみの進学にこだわらず、私立と公立を組み合わせて進学することも検討してみましょう!

私立と公立を組み合わせて進学した場合どれくらい教育費を抑えられるのか、後述の解説をご覧ください。

進学先を私立と公立で組み合わせたら教育費はどれくらい安くなる?

公立と私立の進学を組み合わせた場合の教育費

私立と公立を組み合わせた場合の教育費の違いは、上記グラフの通りです。

私立のみの進学にこだわらず公立への進学と組み合わせることで、教育費の負担を大幅に軽減できます。

高校から私立に進学する場合、オール私立に進学する場合よりも1,000万円以上教育費が抑えられますね。

中学校から私立に進学する場合でも、800万円以上教育費が安くなります。

子供の進学先は家計状況や子供の人数次第で、私立と公立を組み合わせることも検討していくと良いですよ。

子供を私立学校に進学させる際の注意点

私立の教育費③-2023-0207

子供を私立学校に進学させるとなると、巨額の教育費が必要です。

そのため、進学先や教育方針に失敗して大事なお金を無駄にはしたくありませんよね。

子供私立学校に進学させるにあたって、事前に押さえておくべき注意点を解説します。

子供を私立学校に進学させる際の注意点

  1. 目的のない私立学校の受験は避ける
  2. 大学進学費は受験料・仕送りなども想定して準備しておく
  3. 教育費の準備はなるべく早くから始める
  4. 奨学金は返済が必要なものがある

最後までしっかり読んで、事前対策の参考にしてください。

①目的のない私立学校の受験は避ける

私立は公立に比べて教育費が高いので、どちらに進学するかで家計にかかる負担が大きく異なります。

また私立受験するにあたって、塾や家庭教師費・教材代・季節の講習代などの予算も考慮する必要が…。

当たり前ですが受験料も安くはありません。

「なんとなく」「とりあず」での私立学校の受験は、避けるのをおすすめします。

私立入学後に、周囲との生活レベルの差に悩む子供や親御さんも少なからずいますよ。

周囲の環境(友達・ママ友)などにつられて私立受験を目指し、結果的に教育費が家計を圧迫して後悔する事例も多いです。

②大学進学費は受験料・仕送りなども想定して準備しておく

大学進学費は、教育費のなかでも大きなウェイトを占めます。

幼稚園~高校までの教育費は、児童手当や日々のやりくりでなんとか捻出できる家庭は割と多いです。

しかし大学進学費は学資保険でコツコツと積み立てるなど、長期的に計画を立ててしっかり準備をしておく必要があります。

特に教育費として準備しておくのを忘れがちなのが、下記の項目です。

  • 受験料や受験のための交通費
  • すべり止め大学の入学金
  • 一人暮らし用の仕送り代・初期費用

「思いがけない出費があるかも…」と想定したうえで、大学進学費を準備しましょう!

③教育費の準備はなるべく早くから始める

私立・公立に関わらず、子供の教育費はなるべく早くから準備を始めましょう。

子供が生まれたら、コツコツと教育費を積み立ててください。

「子供が18歳になるまでに500万円貯める!」など目標設定すると良いですよ。

具体的な目標金額を設定していることで効率良く貯金でき、達成率の確認でモチベーションアップにもつながります。

妊娠中から出も加入できる学資保険もありますよ。

また児童手当の支給額をフルで貯金した場合、約200万円を教育費の足しにできます。

保険や支援制度をフル活用していきましょう!

④奨学金は返済が必要なものがある

教育費が足りない場合、奨学金制度を利用できます。

ただし奨学金には返済不要の給付型と、返済義務がある貸与型の2種類あるので注意してください。

給付型は審査が厳しく、倍率も高いのでだれでも受けられるわけではありません。

そして返済が必要な貸与型奨学金は、端的に言えば「借金」です。

経済的な事情で子供が進学を諦めずにすむのは魅力ですが、子供が将来お金を返さないといけないのだと理解しておきましょう。

借りた分だけ子供の返済負担が大きくなり、最悪の場合は生活に影響が出てしまう可能性も…。

返済が必要な場合もあることを理解したうえで、奨学金を利用するかどうか慎重に検討してください。

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キッズ・マネー・ステーションのおすすめポイント

  • 金融教育18年の老舗
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【まとめ】私立の教育費はなるべく早くから計画性を持って準備しよう

私立学校(幼稚園~大学)にかかる教育費の総額は、約2,600万円という結果でしたね。

とはいえあくまで目安の金額なので、必ず上述の通りの金額が必要とは限りません。

しかし万が一のことも考慮して、予算を多めに見積もって教育費を準備しておいた方が安心です。

もしも教育費が余ったとしても、その分は自分たちの老後資金にそのまま活用できるので、無駄になることもありません!

たった数年で準備できる額ではないので、子供が幼いうちからコツコツと学資保険や貯金を積立ていくのが良いですよ。

ただし教育費が足りるか不安な人は、公立と私立への進学を組み合わせることも視野に入れておきましょう。

教育費がかなり抑えられますよ!

またキッズ・マネー・ステーションの講座で、プロのノウハウを学ぶのもアリですよ。

教育費に関する悩み以外にも、家計管理や老後資金など幅広い内容が学べます。

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