「子供のお年玉は、何歳から自分で管理をさせるべき?」
「お金教育は大事とはいうけど、大金を子供に管理させて良いのか心配…」
子供のお年玉の管理はどうするのがベストなのか、このように悩んでいませんか?
常識的な金銭感覚やお金との正しい付き合い方を教えるのに、お年玉の管理はとても良いきっかけになります。
一般的には子供が小学校になってから、お年玉を自分で管理させ始める家庭が多いですね。
とはいえ子供自身にお金を管理させるのは、なかなか勇気がいるもの。
このページを読めば、子供のお年玉の管理方法についての悩みが解消できますよ。
子供のお年玉をどういう流れで管理していくべきかを理解して、子供の「自立する力」を上手く育てていきましょう!
このページで分かること
- お年玉の管理は何歳から子供にさせる?
- お年玉のおすすめの管理方法を年齢別に解説
- お年玉の管理を子供にさせる際のポイント
- 子供のお年玉を親が使うのはNG?
※当記事は2023年現在の情報になります。
お年玉の管理は何歳から子供にさせる?
一般的には、小学生からお年玉の一部を子供自身に管理させ始める家庭が多いです。
そして子供に全額管理させるのは高校生になってから、という家庭が多い傾向に。
とはいえお年玉の管理方法は、家庭によってそれぞれ方針などがあります。
お年玉の総額や子供の性格によって、何歳から管理させるかにも多少の差が出ますね。
結論、子供にお年玉を管理させ始めるのは小学校からを目安に、子供の成長に合わせて全額管理する方向に段階的に移行していくのが良いでしょう。
親が管理しなくなるのは、高校入学を目安にすると良いです。
いきなり管理方法を切り替えるのではなく、段階的に管理の仕方や金額を変えていく形がベストですね。

子供の年齢や性格に合わせていくのがベストですが、判断が難しいですよね。
次で、子供の年齢別におすすめの管理方法を解説しているので、参考がてら見てみましょう!
お年玉のおすすめの管理方法を年齢別に解説
「そろそろ子供自身にお年玉の管理をさせ始めるべき?」
「具体的に何歳から?どんな風に始めるとスムーズ?」
このようにお年玉のことで悩んでいませんか?
上述で触れた通り、家庭によってお年玉の管理方法の方針は異なります。
とはいえ子供へのお金教育・金融リテラシーを意識するのであれば、お年玉は自分で管理させるべきです。
将来大きな失敗やトラブルに巻き込まれず、確かな生活を送るためにもなるべく早いうちから備えていきましょう。
親の目が行き届きやすい子供のうちに、お金の使い方を学ばせるのが大切です。
不安な親もいるでしょうが、多少の失敗経験はむしろ成長には必要。
子供のうちは失敗してもまだ少額で済みますよ。
それでは、下記の年齢別におすすめの管理方法をチェックしていきましょう!
年齢別お年玉のおすすめ管理方法
- 未就学児
- 小学生
- 中学生
- 高校生
未就学児
小学校に入学するまでの未就学児のお年玉は、基本的に親が全額管理します。
お金の価値をまだしっかりと理解できていない年齢です。
未就学児にお金を渡しても、場合によっては下記のことが起こる恐れがあります。
- その辺りに置いたまま放置してしまったり
- おもちゃと勘違いしてお札を破ってしまう
- 硬貨をなくしてしまう
この年代であれば、親が代わりに全額管理してあげるのがベストですね。
もっとも多い管理方法は、「全額貯金」です。
子供名義の口座を開設し、貯金していきます。
ただし、すでにお金教育を始めていて子供がお金の価値を理解し始めているのであれば、一部を自分で管理させてみましょう。

「何歳から」という明確なラインは決めず、子供の興味関心や成長を見極めて判断するのが重要ですね。
小学生
上述の通り、小学生からお年玉の一部を渡して自分で管理させ始める家庭が多いです。
残りのお年玉は、子供名義の口座に貯金します。
毎月のお小遣いの管理と同様に、この年代からお金の使い方をしっかり学ばせていきましょう。
「自分のお金」という意識がある方が、子供は真剣にお金と向き合いますよ。
ゲームなど自分が欲しいものを買うために、もらったお金を貯金するなど自然とお金の使い方が身に付きます。
中学生
中学校入学以降は一部のみ渡すか、全額渡すかで分かれ始めます。
買い物や友達との交際費でそれなりにお金を使い始める年頃なので、生活に必要な金額も大きくなってくるからです。
家庭ごとに判断が分かれるので難しいところですが、どちらが良いか迷っている人は下記を参考にしてみてください。
- 年齢が上がってお年玉の総額が高くなったので、渡すのはまだ一部だけにしておく
- 子供に任せても問題なさそうだから、全額任せてしまう

行動範囲が広がってお金の使い道に親の目が行き届かなくなり始めます。
しかしそれまでにしっかりお金の管理ややりくりの仕方が身についていれば、安心して任せられますね。
高校生以降
高校入学を境目に、お年玉は全額を自分で管理させ始める家庭が多い傾向にあります。
高校生になると友達との交際・ちょっとした食費・趣味に使うお金など、お金を使う頻度や金額が高くなっていきます。
欲しい物の金額も高くなってきているので、欲しい物があれば自分で買ってもらうスタイルにしているところが多いようですね。
これまでお年玉を貯金していた通帳も高校生になったタイミングで子供に渡し、通帳ごと自分で管理させる場合もあります。
お年玉の管理を子供にさせる際のポイント4つ
お年玉の管理を子供にさせる際、親が気をつけるべきポイントを4つ解説していきます。
お年玉の管理を子供にさせる際のポイント4つ
- お年玉の使い道に口を出さずに見守る
- 最低限のルールは必要
- 感謝の気持ちやお礼の仕方をきちんと教える
- 親が全額を預かるのは避ける
ポイントを押さえて、スムーズに子供がお年玉を管理できるように導いてあげましょう!
①お年玉の使い道に口を出さずに見守る
子供にお金を渡したら、使い道には口を出さず見守るように心がけましょう。
子供にお金の管理をさせ始めると、「何を買ったのか」「無駄遣いしていないか」などがどうしても気になってしまうものです。
しかし「なんでこんな物を買ったの?」など、口に出すのはNGです。
大人にとっては無駄に思える使い道に見えても、その時の子供は真剣に欲しいと思って買っています。
親が余計な口出しをすることによって、子供の「欲しいと思う気持ち」「興味関心」「好奇心」「創造性」を断ってしまう恐れが…。
1年後に「なんでこんな物を買っちゃったんだろう…」と子供自身が後悔する場合もあります。
しかしそういったお金の失敗や後悔を積み重ねていくことが重要なのです。

ついつい子供のお金の使い方に口を出ししてしまう気持ちも分かります。
しかし「子供の成長のため!」と思って、グッとこらえましょうね!
子供は親の真似をしがち
普段、無意識にしている親の振る舞いを子供はしっかり見て覚えているものです。
親を見て、子供は金銭感覚やお金の使い方を自然と学んでいますよ。
「子供のお金の使い方が荒いな…」と感じる場合、一度自分たちの普段の振る舞いを振り返ってみた方が良いかもしれませんね。

子供は、親のお金の使い方を真似しがちですよ。
②最低限のルールは必要
子供のお金の使い道を見守るように、と上述で解説しましたね。
とはいえ、最低限のルールは設定しておいたほうが良いです。
例えば友人間とのお金の貸し借りは、絶対にしないように教えておくことは重要です。
小学校高学年あたりから、親が知らない間に子供同士がお金の貸し借りをしてトラブルに発展する事例は少なくありません。
子供のうちから正しいお金との付き合い方を身に付けていると、将来的に消費者金融トラブルなどに巻き込まれる可能性も防げますね。
また手元にお金があると気が大きくなってしまう傾向にあるのは、大人も子供も変わりません。
お金があるからといって友人におごって回らない、またはおごられないなどルールは必要ですね。
③感謝の気持ちやお礼の仕方をきちんと教える
子供のうちからお金の大切さ・稼ぐことの大変さを知ることは大切です。
お年玉をもらった時に感謝の気持ちを忘れずに伝えるよう、しっかりと教えておくのは親の役目ですよ。
「まだ子供だから」と考えず「子供のうちから」しっかりお金教育をして、「ありがとう」がきちんと言えるようにしましょう。
④親が全額を預かるのは避ける
小学校入学を目安に、子供自身にお年玉の管理をさせていきましょう。
親がお年玉の全額を預かる状態が続くと、子供は下記のように考える可能性があります。
- お金をもらってもどうせ親にとられる
- お年玉をもらってもありがたみを感じない
- お金に興味をもたなくなる
- 親に対する信頼感がなくなる場合も…
親がすべてコントロールしようとしてしまうと、子供の考える力やお金と真剣に向き合う機会を奪ってしまいかねません。
なるべく子供の成長に合わせて自分自身で管理させて、親は見守るスタンスを取っていきましょう。
子供がお年玉を管理する際の重要なプロセス
子供自身でお年玉を管理するのは、お金教育の一環で「自立する力」を育てます。
下記のプロセスを、子供自身で体感することが重要ですよ。
お年玉管理のプロセス
- 「自分のお金」をもらう
- 使い道を考える
- 欲しい物を買う
- 買った後の気持ちを大事にする(満足感/後悔)
このプロセスを繰り返すことで、お金との正しい付き合い方や常識的な金銭感覚を身に付けていきます。
子供のお年玉を親が使うのはNG?
結論、親が子供のお年玉を管理することは問題ありませんが、使い込むのはNGですよ。
親が子供のお年玉に関わる場合は、下記の3パターンに分かれる傾向にありますね。
- 子供のお年玉は全て貯金する
- 一部を子供に渡して残りを貯金する
- 全額親が使う
上記のように、子供がもらったお年玉を全額親が使う家庭もあります。
しかし、親はあくまで「管理」するのが役割だと考えましょう。
子供がもらったお金は子供のお金です。
生活費や親のお金と混同しないよう、子供名義の口座に貯金するなりして明確に区別しましょう。
ギャンブルやタバコなど親自身が使いこむのはNGです。
全額を貯金しているとしても、きちんと子供に報告・説明をしてうやむやにしないようしてください。
お年玉を親がどうしているのか分からない状態では、子供は不信感を抱きます。
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子供のお年玉の管理は何歳から自分自身でさせるべきか、親はいつまで関わるべきなのかなど悩んでいませんか?
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【まとめ】お年玉の管理を通して子供に上手なお金の使い方を教えよう!
子供にお年玉の管理を自分でさせることは、子供が正しいお金の使い方を学ぶ良いきっかけになります。
お金を子供に預けることが不安な親も一定数いますが、お金を実際に使ってみないことには正しい金銭感覚や使い方を学べません。
お年玉の管理を通して、子供の「自立する力」が成長させていきましょう。
とはいえ親戚の数・やりとりする金額によっては、かなりの大金になってしまう場合もありますね。
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