クレジットカード

審査甘い・緩い法人カードは存在する?審査通過のポイントや開業直後でも発行できる法人カードを紹介

審査甘い・緩い法人カード

この記事では、審査基準が甘い・緩い法人カードをまとめました。

法人カードは、個人用のクレジットカードに比べて「設立後1年未満では承認されにくい」や「提出書類が多岐にわたる」など、より高い基準が設けられています。

しかし、実際には設立から1年未満の企業でも取得可能な法人カードは存在します。

設立間もない企業でも申し込みができる法人カードの例は、以下の通りです。

【設立間もない企業でも申し込みができる法人カード】

法人カードによって、本人確認のみで最短5分で発行できるものもあります。

また経営者の中には「容易に審査を通過できる法人カードは存在するのか?」や「審査無しで発行できる法人カードはあるのか?」などの条件を持つ法人カード探す方もいるでしょう。

結論を申し上げると、審査が甘い・緩い法人カードや、審査無しで発行可能な法人カードは存在しません。

審査なし・審査が甘い・緩い法人カードが存在しない理由

法人カードは、カード会社から法人への貸金とみなされるため、貸金業規制法の適用を受けます。

その審査に関連するのが、貸金業規制法第3条と第3条の2です。

  • 第3条:貸金業者が貸付を行う前に、貸付先の返済能力を調査することを義務付けています。これは、貸金業者が貸付金の回収不能リスクを抑制し、健全な経営を維持することを目的としたものです。
  • 第3条の2:貸金業者が貸付を行う前に、貸付先の本人確認を行うことを義務付けています。これは、資金洗浄やテロ資金供与を防ぐための一環です。

参照:貸金業法第3条・第3条の2より

しかし、申込み条件が比較的容易なカードを選べば、事業開始直後であっても法人カードの取得はできます。

とはいえ法人カードの審査が一般のクレジットカードよりも厳格であるため、新設企業では審査に落ちる可能性は十二分にあります。

記事後半では法人カードの審査対策も解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。

このページで分かること

  • 審査が甘い・緩い法人カードはない!
  • 審査が甘い・緩いおすすめの法人カード
  • 審査が甘い・緩い法人カードの特徴・審査基準
  • 審査落ちする理由・審査対策
  • 審査が甘い法人カードのメリット・デメリット

※当記事は2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

目次

審査甘い・緩い法人カードは存在しない

冒頭でも紹介したように、審査が比較的甘い、あるいは緩いとされる法人カードは実際には存在しません

その背景には、主に3つの重要な理由があります。

審査甘い・緩い法人カードは存在しない理由

  • 貸金業法の適用を受けるため
  • 法人カードの利用には比較的高額な限度額が設定されるため
  • 資金洗浄やテロ資金供与の防止のため

「貸金業法の適用を受ける」とは、カード会社が法人に資金を貸す行為そのものが貸金業規制法の適用を受けることを指します。

法人カードを提供する金融機関は、貸金業者として法人への融資と見なされ、貸付先の返済能力をしっかりと調査する義務があるほか、金融機関がリスク管理を適切に行い、健全な経営を維持するためでもあります。

【法人カードの審査に関連する貸金業法】

  • 第3条:貸金業者が貸付を行う前に、貸付先の返済能力を調査することを義務付けています。これは、貸金業者が貸付金の回収不能リスクを抑制し、健全な経営を維持することを目的としたものです。
  • 第3条の2:貸金業者が貸付を行う前に、貸付先の本人確認を行うことを義務付けています。これは、資金洗浄やテロ資金供与を防ぐための一環です。

参照:貸金業法|第3条・第3条の2より

さらに、法人カードの利用には比較的高額な限度額が設定されることが多く、その結果としてカード会社が負う信用リスクが個人カードよりも大きくなります。

審査が緩いと思われがちな法人カードでも、実際には貸金業法、リスク管理、法律に基づく規制など、厳格な基準に基づいて審査が行われています。

そのため、審査甘い・緩い法人カードは存在せず、すべての申込みに対して厳格に審査を実施しています。

 

開業直後でも発行できる審査甘い・緩い法人カード11選【2024年最新】

一言で法人カードとはいっても、カードを発行しているカード会社によって、提供しているサービス・付帯している保険の内容・カードのスペック・ステータス性が異なります。

そのため、初めて法人カードはどれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

法人カード選びで迷ったときは、目的に適ったスペックを持つかを重視して選んでみましょう。

法人カードを選ぶ目的の一例は以下の通りです。

【法人カードを選ぶ目的】

  • 資金運用を最適化し、キャッシュフローを向上させたい
  • 年会費が無料で、コストパフォーマンスの高いカードを探している
  • 従業員に支給するための、追加料金なしで提供できるカードが欲しい
  • 蓄積されたポイントを利用して、経費節減を目指したい
  • 経理処理の時間短縮と効率化を求めている

ここでは、開業直後でも発行できる審査甘い・緩い法人カードのおすすめを以下の通り紹介します。

▼開業直後でも発行できる審査甘い・緩い法人カード11選【2024年最新】

カード名 JCB一般法人カード JCBビジネスプラス法人カード ラグジュアリーカード
ゴールド
三井住友カード
ビジネスオーナーズ
セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
ライフカードビジネス
ライトプラス
JCB CARD Biz アメリカン・エキスプレス・
ビジネス・グリーン・カード
楽天ビジネスカード EX Gold for Biz M NTTファイナンスBizカードレギュラー
券面 JCB一般法人カード JCBビジネスプラス法人カード ラグジュアリーカード ゴールドカード 三井住友カード ビジネスオーナーズ セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード ライフカードビジネスライトプラス jcb_biz_ecard_r アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード 楽天ビジネスカード EX Gold for Biz S NTTファイナンスBizカードレギュラー
年会費 初年度:無料
翌年以降:1,375円(税込)
初年度:無料
翌年以降:1,375円(税込)
220,000円(税込) 永年無料 22,000円(税込) 永年無料 初年度:無料
翌年以降:1,375円(税込)
13,200円(税込) 2,200円(税込) 初年度:無料
翌年以降:200円(税込)
永年無料
還元率 0.5%~1.0% 0.5〜3.0% 1.5% 0.5%~1.5% 0.5~1.0% 0.5% 0.5% 0.3~1.0% 1.0% 0.6%~1.2% 1.0%
国際ブランド JCB JCB Mastercard VISA
Mastercard
AmericanExpress JCB
VISA
Mastercard
JCB American Express VISA VISA
Mastercard
VISA
発行スピード 通常2~3週間 通常2~3週間 最短5営業日 1週間程度 最短3営業日 最短3営業日 通常約1週間 約1~3週間 約2週間 2〜3週間 最短1週間
限度額 公式サイト参照 10万~100万円 事前入金サービスにより最大9,990万円まで決済可能 500万円(※2) 初期限度額:~500万円 10~500万円 一律の制限なし 最高300万円 10万円~300万円 40万円、60万円、80万円
申し込みの条件 法人または個人事業主。カード利用者は18歳以上のみ。 法人または個人事業主
※カード利用者は18歳以上のみ。
20歳以上の会社経営者または個人事業主 満18歳以上の法人代表者
もしくは個人事業主(フリーランス・副業を含む)
高校生を除く18歳以上の方 法人代表者または個人事業主 法人代表者または個人事業主
カード使用者は18歳以上の方が対象
20歳以上の法人代表者・個人事業主 20歳以上の法人代表者、個人事業主 法人代表者の方 満20歳以上の法人
もしくは個人事業主

それぞれの特徴やおすすめポイントを解説しているので、法人カード選びの参考にしてください。

JCB法人カード(一般カード)

JCB一般法人カード

年会費 1,375円(税込)
※オンライン申込で初年度無料
還元率 0.5%
国際ブランド JCB
付帯保険 ・内旅行傷害保険
・海外旅行傷害保険
・海外ショッピングガード保険
・サイバーリスク保険
限度額 公式サイト参照
申し込みの条件 法人または個人事業主。カード利用者は18歳以上のみ

JCB法人カード(一般カード)は、特に中小企業やスタートアップ企業におすすめです。

初年度の年会費が無料で、2年目以降も1,375円(税込)というリーズナブルな価格設定が特徴です。

加えて、JCB法人カード(一般カード)はETCカードを複数枚無料で発行できます。

営業活動や出張が多い企業にとって、交通費用を削減できる点が魅力です。

海外利用時にポイントが2倍になるなど、海外出張が多い企業にとっても魅力的なサービスが充実しています。

そして、現代のビジネス環境において避けて通れないサイバーリスクへの対応策として、サイバーリスク総合支援サービス・保険が自動で付帯されるため、万一の時も安心です。

\ ラグジュアリーカード ゴールドカード(金属製カード) /

 

JCBビジネスプラス法人カード

JCBビジネスプラス法人カード

年会費 1,375円(税込)
※オンライン申込で初年度無料
還元率 0.5〜3.0%
国際ブランド JCB
付帯保険 ショッピングガード保険
限度額 10万~100万円
申し込みの条件 法人または個人事業主
カード利用者は18歳以上のみ

JCBビジネスプラス法人カードは、キャッシュバック型法人カードです。

初年度の年会費が無料・2年目以降も1,375円(税込)というリーズナブルな価格なので、お試しで始めやすい点が特徴。

また、キャッシュバック型なので、ポイントの有効期限や交換先のチェックなど、面倒なポイント管理の必要がありません。

毎月の利用金額に応じて、最大3%をキャッシュバック!

なお、キャッシュバックの月ごとの上限金額は15,000円です。

出張費用やオフィス用品の購入代金などをお得にしたい方は、JCBビジネスプラス法人カードの申し込みを検討してみてください。

\ JCB法人カード  /

法人JCB最新情報はこちら

 

ラグジュアリーカードゴールド

ラグジュアリーカード ゴールドカード

年会費 220,000円(税込)
還元率 1.5%
国際ブランド Mastercard
付帯保険 ・国内旅行傷害保険(利用付帯)
・海外旅行傷害保険(自動付帯)
・ショッピングガーディアン保険
限度額 事前入金サービスにより最大9,990万円まで決済可能
申し込みの条件 20歳以上の会社経営者または個人事業主

ラグジュアリーカード・ゴールドは、高級感漂う金属製カードとして、所有者に特別なステータスを与える法人向けクレジットカードです。

年会費は22万円(税込)と決して安くはありませんが、高額な年会費に見合う豊富な特典とサービスが提供されます。

特に、1.5%の高還元率は法人カードの中でも際立っている点が特徴です。

大規模な支出でも多くのポイントを獲得できます。

デポジット制度を利用すれば、最大9,990万円までの高額な取引が可能となり、大きなビジネスチャンスにも迅速に対応できるようになります。

さらに、「LCオーナーズコミュニティ」への入会資格があり、ビジネスの場での交流や新たな機会を提供します。

\  JCBビジネスプラス法人カード  /

公式サイトはこちらへ

 

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ

年会費 永年無料
還元率 0.50%
国際ブランド VISA・Mastercard
付帯保険 ~500万円
限度額 海外旅行保険
申し込みの条件 満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方

三井住友カード ビジネスオーナーズは、特に中小企業の代表者や個人事業主にとって、財務的なサポートとなる法人カードです。

このカードの最大の魅力は、年会費が永年無料であることに加え、基本的なポイント還元率が0.5%で、特定の利用条件下では最大1.5%にまで上昇する高還元率を享受できる点です。

ポイントを効率良く貯めて、賢く経費管理できます。

申し込み条件は満18歳以上の会社経営者に限られ、設立3年未満の法人でもカード発行が可能であり、煩雑な書類提出も不要です。

さらに、付帯する最高2,000万円の海外旅行保険は、出張が多いビジネスマンにとって大きな安心材料となります。

海外での事故やトラブルに備えることができ、旅行時のリスクを軽減します。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 22,000円(税込)
※初年度無料
還元率 0.5~1.0%
国際ブランド American Express
付帯保険 ・国内旅行保険
・海外旅行保険
・ショッピング保険
限度額 一律上限なし
申し込みの条件 個人事業主・経営者・会社員(学生、未成年を除く)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、資金繰りの柔軟性を求めるビジネスオーナーや経営者におすすめです。

年会費は22,000円(税込)。

0.5%の基本還元率を備え、20歳以上であれば誰でも申し込みが可能です。

さらに、必要なのは本人確認書類のみであり、手続きの簡便さも魅力の一つです。

このカードの大きな特徴は、個人与信に基づいた審査プロセスにあります。

これにより、企業の財務状況に左右されず、代表者の信用情報に基づいて審査が行われるため、比較的作成しやすいという利点があります。

加えて、最大56日間の支払い猶予期間が設けられており、資金繰りに一定の余裕を持たせることが可能です。

必要に応じて限度額の一時的な増額も申請できるため、急な出費や大きな投資が必要な場合でも柔軟に対応できます。

ライフカードビジネスライトプラス

ライフカードビジネスライトプラス

年会費 無料
還元率 0.5%
国際ブランド VISA・MasterCard・JCB
付帯保険 なし
限度額 ~500万円
申し込みの条件 法人代表者または個人事業主

ライフカードビジネスライトプラスは、特に開業や創業したばかりの法人代表者や個人事業主に最適な法人カードです。

最大の魅力は、年会費が無料でありながら、幅広い国際ブランド(Visa、MasterCard、JCB)に対応している点です。

また、18歳以上であれば誰でも申し込み可能で、必要なのは本人確認書類のみという手軽さもポイントです。

基本還元率は0.5%と設定されていますが、特定の条件下ではポイントアップのチャンスも豊富にあります。

例えば、入会から1年間はポイントが1.5倍、誕生日月には3倍となる特典が用意されており、日常のショッピングやビジネスでの支出でも効率良くポイントを貯めることが可能です。

加えて、開業・創業したてでも審査に通りやすいという点が、新たにビジネスをスタートさせた方々にとっては大きな安心材料となるでしょう。

JCB CARD Biz

jcb_biz_ecard_r

年会費 初年度無料
翌年以降1,375円(税込)
還元率 0.50%
国際ブランド JCB
付帯保険 公式サイト参照
限度額
申し込みの条件 法人代表者または個人事業主
カード使用者は18歳以上の方が対象

JCB CARD Bizは、迅速なカード発行を必要とする法人代表者や個人事業主にとって理想的な選択肢を提供します。

特に、スタートアップや新事業を立ち上げたばかりのビジネスオーナーにとって、初年度年会費無料、その後も1,375円(税込)という手頃な年会費で利用できるのは大きなメリットです。

基本還元率は0.50%と、日常のビジネス運営での経費や購入にも効率的に対応できる設定になっています。

JCB CARD Bizの最大の特徴は、オンラインでの手続きを通じて最短5分でカード番号を取得できる点です。

本人確認書類の提出なしで申し込み可能という手軽さは、急いでカードを手に入れたい時に非常に便利です。

また、法人代表者や個人事業主だけでなく、フリーランスや副業をしている方々にも申し込みのハードルを低く設定しています。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

年会費 13,200円(税込)
還元率 0.3~1.0%
国際ブランド American Express
付帯保険 ・国内旅行傷害保険
・海外旅行傷害保険
限度額 一律上限なし
申し込みの条件 20歳以上の法人代表者・個人事業主

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カードは、特に中小企業の経営者や個人事業主向けにデザインされたカードで、年会費13,200円(税込)のコストパフォーマンスに富んだサービスを提供しています。

このカードの最大の特徴は、ビジネスシーンにおける多様な出張サポートサービスが充実している点です。

出張の際には、国内外29箇所以上の空港ラウンジ無料利用や、手荷物無料宅配サービスなど、出張のストレスを軽減するためのサービスが数多く用意されています。

さらに、このカードは利用限度額の柔軟な設定、決算書や登記簿謄本の提出不要での審査が可能といった特徴を持っており、ビジネスのスムーズな運営を支援します。

加えて、最高5,000万円の国内外旅行傷害保険や、購入した商品のショッピング保険も自動的に付帯され、ビジネスでの安心と信頼を提供します。

楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカード

年会費 2,200円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド VISA
付帯保険
限度額 最高300万円
申し込みの条件 20歳以上の法人代表者、個人事業主

楽天ビジネスカードは、特に楽天市場での買い物を頻繁に行う法人代表者や個人事業主に最適な法人カードです。

年会費2,200円(税込)という手頃な価格設定でありながら、1.0%の基本還元率を提供し、楽天市場でのショッピング時にはポイント還元率が最大5倍に跳ね上がる特典を享受できます。

これにより、ビジネス関連の購入でも個人的な買い物でも、大きな節約効果が期待できます。

さらに、このカードは楽天プレミアムカードの特典を享受可能という点で、一般ユーザー向けのサービスもビジネスシーンで利用できるようになっており、楽天グループ全体のリソースをビジネス利用に活かすことができます。

楽天プレミアムカードとの組み合わせで、より広範囲のサービスと特典を有効に活用することが可能です。

EX Gold for Biz M

EX Gold for Biz S

年会費 2,200円(税込)
・初年度無料
還元率 0.6%~1.2%
国際ブランド VISA
Mastercard
付帯保険 ・国内旅行保険
・海外旅行保険
・ショッピング保険
限度額 10万円~300万円
申し込みの条件 法人代表者の方

EX Gold for Biz Mは、コストパフォーマンスを重視するビジネスマンに最適な法人カードです。

年会費は2,200円(税込)で、初年度は無料というお得な設定が魅力です。

このカードは、VisaまたはMasterCardのどちらかを選択することができ、選んだ国際ブランドに応じた特典を享受できます。

例えば、Mastercardを選んだ場合、Mastercardビジネスアシストを利用することができ、荷物の宅配やクロークの割引など、ビジネスシーンでのさまざまな料金が割引になります。

また、空港ラウンジの無料利用が可能であり、ビジネスでの移動が多い方にとっては、旅のストレスを軽減する重要なメリットとなります。

さらに、0.6%の基本還元率に加え、国内外の旅行傷害保険やショッピング保険も付帯しているため、ビジネス利用はもちろん、プライベートでの利用においても安心を提供します。

NTTファイナンスBizカードレギュラー

NTTファイナンスBizカードレギュラー

年会費 永年無料
還元率 1.0%
国際ブランド VISA
付帯保険 ・国内旅行保険
・海外旅行保険
・ショッピング保険
限度額 40万円、60万円、80万円
申し込みの条件 満20歳以上の法人もしくは個人事業主

NTTファイナンスBizカードレギュラーは、法人や個人事業主に向けた年会費永年無料のビジネスカードです。

大きな魅力は、経済性と利便性の高さにあります。

1.0%の還元率を提供し、使い勝手の良さと効率的な経費管理を可能にします。

追加カードの発行が最大9枚まで無料という点も特筆すべき特徴で、これにより経営者は従業員に対してカードを容易に配布し、経費の管理を一層効率化することができます。

カードの利用によって貯まるポイントは、1000円(税込)のショッピングで10ポイントが加算され、キャッシュバックやギフトカードへの交換が可能です。

ポイントの有効期限が2年間と長いため、貯めやすく使いやすいのが特徴です。

さらに海外旅行傷害保険は最高2000万円までの補償が自動付帯され、国内旅行でも利用付帯で同様の補償が受けられます。

これにより、ビジネスでの出張が多い方々にとっても安心感を提供します。

審査甘い・緩い法人カードの特徴

前節で審査が甘い・緩い法人カードを11種類紹介しました。

実際に法人カードを作成するとなった場合、審査は申込者の信用情報を基に進めています。

加えて、審査難易度が低かったり、甘いなどのようなことはありません。

ここからは、前述した法人カード11種類に共通してみられる点を「審査甘い・緩い法人カードの特徴」という形にまとめて解説します。

これらの特徴は、特に新設の法人や小規模事業者、フリーランスや副業を行う個人事業主にとって、カードの申し込みがよりアクセスしやすいことを意味します。

審査対象は会社経営者・個人事業主になっている

法人カードの審査が会社経営者や個人事業主を対象としている場合、会社の財務状況よりも申込者の個人信用情報が重視されます。

【審査される情報】

  • 過去の支払い状況の有無
  • 債務整理の有無
  • 金融事故の有無など

このため、過去のクレジットカードやローンの支払い実績が良好であれば、設立年数が短かったり業績が未確立であっても審査に通りやすくなります。

会社設立直後でも申し込める

一部の法人カードでは、設立直後の企業や創業1年未満の事業者でも申し込み可能としており、これにより新しい事業を始めたばかりの経営者でもビジネス用のクレジットカードを手に入れやすくなっています。

このような柔軟な審査基準は、起業家精神を支援する意味合いも含んでいます。

提出物が少ない

審査に必要な書類が少ない法人カードも審査が比較的通りやすい傾向にあります。

【法人カードを申し込むときの提出書類】

  • 本人確認書類
  • 登記簿謄本
  • 法人の本人確認書類
  • 決算書

特に決算書や登記簿謄本などの企業情報を要求しないカードは、本人確認書類のみで申し込みが完了し、個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者にとって有利です。

年会費が安い、または無料の法人カードは、特典やサービスが豊富な高年会費カードに比べて審査基準が比較的緩やかである傾向にあります。

これは、カード発行会社が提供するサービスの範囲やステータス性により、審査の難易度が調整されるためです。

たとえば、三井住友カード ビジネスオーナーズのように、年会費が永年無料でありながらポイント還元率が高いカードもあり、これらは新規事業主やスタートアップにとって特に魅力的です。

年会費の低さは、初期の事業費用を抑えたいと考える経営者にとって大きなメリットとなります。

利用限度額が低い

利用限度額が低めに設定されている法人カードは、審査に通りやすいことが多く、特に新設の事業や個人事業主には適しています。

限度額が低いことでリスクを管理しやすくなるため、カード会社はより多くの申込者を受け入れることが可能です。

しかし、ビジネスが成長し、安定した収益を上げるようになれば、利用限度額の見直しや増額申請が可能になります。

これにより、事業の拡大に伴う資金ニーズに柔軟に対応できるようになります。

カード発行に要する時間が短い

審査期間が短く、迅速にカードを発行できる法人カードは、緊急の資金調達や突然の出張など、ビジネスの機会を逃さないために特に有効です。

審査からカード発行までの時間が短いカードは、審査プロセスが効率化されていることを意味し、結果として審査に通りやすくなっている場合が多いです。

例えば、一部のカードではオンライン申込み後、最短で即日発行が可能となっており、ビジネスの急な需要にも柔軟に対応できます。

ただし、申込みの際期によっては処理に時間がかかることもあるため、可能であれば早めの申込みが推奨されます。

審査甘い・緩い法人カードの審査基準

法人カードの申し込みに際して、審査は避けて通れない重要なプロセスです。

審査基準はカード発行会社によって異なりますが、以下の情報を基に審査を実施しています。

審査甘い・緩い法人カードの審査基準

  • 設立年数
  • 経営状況の安定性
  • 個人事業主や代表者の個人信用情報

ここでは、これらの審査基準が法人カードの申請においてどのように適用されるかを具体的に解説します。

設立年数

法人カードの審査では、設立年数が重要な要素となります。

一般的に、事業を長く運営している企業ほど、その経営の安定性や信用度が高いとみなされます。

設立年数から読み取れる評価ポイント

  • 過去の収益
  • 利益の推移
  • 利益率
  • 収益源の多様性など

特に設立からの年数が長い企業は、市場の変動に耐え、継続的に利益を生み出す能力があると評価されやすいです。

しかし、新しい企業であっても、革新的なビジネスモデルや将来性が認められる場合、これが審査において有利に働くこともあります。

経営状況の安定性

企業の経営状況、特に財務状態の安定性は、法人カードの審査において非常に重要です。

経営状況で評価されるポイント

  • 黒字経営であること
  • 負債が過度でないこと
  • 資金繰りが健全であることなど

例えば、審査過程で、決算報告書や財務諸表が詳細に分析され、収益性、流動性、財務健全性が総合的に評価されます。

特に安定した収益を上げ、健全な財務状態を維持している企業は、信用リスクが低いと判断され、カードの発行が承認されやすくなります。

個人事業主や代表者の個人信用情報

個人事業主や企業の代表者の個人信用情報も、法人カード審査の重要な要素です。

個人の信用情報で確認される情報

  • 過去のクレジットカード利用履歴
  • ローンの返済状況
  • クレジットスコア
  • 債務不履行の有無など

代表者の個人信用情報が良好であれば、その企業が信用に値すると見なされ、法人カードの発行に有利に働くことがあります。

反対に、代表者が過去に信用情報にネガティブな記録を持っている場合は、審査に否定的な影響を与える可能性があります。

また以下は、法人カードの審査で経営者自身の信用情報がどこまで見られるのかに関する解説です。

①本人名義のクレジットカードの利用状況

法人カードの審査では、経営者自身の信用情報が一部確認されることもあり、本人名義のクレジットカードの利用状況が参考にされることも少なくありません。

この場合、経営者が個人的に保有しているクレジットカードの支払い履歴や利用状況が、法人カードの審査に影響を与える可能性があります。

これは、経営者自身の信用度や返済履歴が法人の信用力に反映されるためです。

ただし、法人カードの審査では主に法人自体の財務状況や経営実績が重視されるため、経営者の個人的な信用情報は審査の一部として考慮されるものの、全体の判断基準とはならないのが特徴です。

基本的には、審査において法人の信用情報が中心となります。

②ローン商品の返済状況

法人カードの審査において、経営者自身のローン商品の返済状況が一定程度見られることがあります。

これは、経営者が個人的にローンを組んでいる場合に限ります。

特に、経営者が重要な役割を果たし、法人の財務状況や経営運営に直接関与している場合には、個人の信用情報がより重視される傾向にあります。

個人的にローンで購入している商品があれば、審査にかけられるケースもあるため、普段から確実に返済していることが大切です。

審査甘い・緩い法人クレジットカードの審査に落ちる理由

法人クレジットカードの審査基準だけでなく、中には審査に落ちてしまう理由について知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここからは、法人クレジットカードの審査に落ちてしまう具体的な3つの理由を解説します。

以下の項目が自分に当てはまっていないかどうか、確認する参考にお役立てください。

①過去に債務整理をしている

過去に債務整理をしていると、法人クレジットカードの審査に落ちてしまう可能性を高めてしまいます。

債務整理とは、法人が経済的な困難に直面し、債務を整理するために行われる手続きのこと。

しかし、これは貸金業者や金融機関にとっては信用リスクとなりかねません。

債務整理は、法人が借入金を返済できなかったり、債務不履行に陥ったりした結果行われるものであり、これによって信用情報が急激に悪化します。

したがって、法人カードの審査では、信用情報や過去の財務状況が評価され、債務整理の事実が判明すると、貸金業者や金融機関は法人に対して信用リスクを感じ、審査に通過できない可能性をより高めてしまいます。

②申請者に長期延滞がある

申請者が長期的な延滞をしている、またはしていた場合にも法人カードの審査に通過できない可能性が高いといえます。

長期延滞とは、債務の返済期限を過ぎても支払いが遅れる状態のこと。

延滞は即座に信用リスクと見なされ、貸金業者や金融機関は借り手の信用力を評価する際に重要な要素となります。

そのため、長期延滞がある場合は申請者の債務履行能力や返済能力が疑われ、信用情報にも悪影響を及ぼすのが一般的です。

以上のことから、申請者が長期延滞を抱えている場合、貸金業者や金融機関はリスクを回避するため、審査を通過させない場合があります。

③自己破産している

法人カードの審査に落ちる理由として、申請者が自己破産していることも挙げられます。

自己破産は、法人が負債を完済することができず、債務整理手続きを行うことを指します。

自己破産の事実も、非常に大きな信用リスクとなりかねません。

貸金業者や金融機関は、借り手の信用力を評価する際に、信用情報や過去の財務状況を考慮するのが基本です。

自己破産は、貸金業者にとっては債務不履行の結果であり、信用情報に悪い印象を与えてしまいます。

そのため、申請者が自己破産している場合、カードの審査を通過させない可能性が高まります。

審査甘い・緩い法人カードの審査対策・準備できること

法人カードの審査を受ける前には、いくつか対策・準備しなければならないことがあります。

ここからは、法人カードの審査にあたって、事前にできる対策や準備を紹介します。

法人カードの審査にあたって対策・準備できること

  1. 事業用の固定電話番号を取得する
  2. オフィスの住所を取得する
  3. 先に高ステータスのカード手に入れる
  4. 必要な書類を用意しておく
  5. 発行しやすい法人カードを選ぶ
  6. 審査がない法人デビットカードも検討する

①事業用の固定電話番号を取得する

法人カードの審査を受ける前に、事業用の固定電話番号を取得するのがおすすめです。

固定電話の番号は、法人の存在や事業の安定性を示す重要な要素となります。

貸金業者や金融機関は、固定電話番号を通じて法人との連絡や確認を行うことが少なくありません。

そのため、事業用の固定電話番号は、法人の信頼性や信用力を高めるために役立ちます。

したがって、法人カードの審査に備えて、法人名義の固定電話番号を取得することは重要な準備の一つです。

②オフィスの住所を取得する

法人カードの審査に備えて、オフィスの正式な住所を取得するのをおすすめします。

オフィスの住所は法人の実在性や事業の信頼性を示す重要な要素の一つ。

オフィスの住所を提供することで、法人の存在や事業活動が裏付けられ、信頼性がより高まります。

また、審査の際には、オフィスの住所の確認や訪問が行われることも。

このことから、法人カードの審査を受ける際には、正確かつ確認可能なオフィスの住所を準備することが重要なポイントです。

③先に高ステータスのカード手に入れる

事前に高ステータスのカードを手に入れるのも、法人カードの審査前にしておくと良いことの一つ。

高ステータスのカードを所有していると、信用力や信頼性が高いと見なされる可能性が高まるのが強みです。

このようなカードを既に所有している場合、それは経営者や法人の信用度を示す一つの指標となります。

そのため、法人カードの審査においても好意的に評価される可能性があります。

ただし、審査は法人の財務状況や経営実績を主に評価するため、高ステータスのカードを所有しているだけでは審査を通過する保証はありません。

したがって、法人カードの審査に備える際には、高ステータスのカードを所有することも一つの対策として知っておくと良いでしょう。

④必要な書類を用意しておく

法人カードの審査を受ける際には、事前に必要な書類を用意しておくことが重要です。

審査では、法人の財務状況や経営実績を評価するため、正確かつ詳細な書類が求められます。一般的に必要とされる書類は以下の通りです。

  1. 法人登記簿謄本
  2. 法人の財務諸表
  3. 法人の履歴書
  4. 法人の事業計画
  5. 法人の確定申告書

これらの書類を正確かつ整理された状態で用意しておくことで、審査がよりスムーズに進みます。

また、追加で求められる可能性もあるため、事前に審査要件を確認して必要な書類を準備しておくことが大切です。

⑤発行しやすい法人カードを選ぶ

法人カードの審査に対する対策として、発行しやすい法人カードを選ぶのも重要なポイント。

各カード発行会社や金融機関は、審査基準や要件に異なるポリシーを持っています。

一部の法人カードは、審査の基準が厳格であり、信用度や財務状況が高く要求される場合があります。

一方、発行する法人カードによっては、審査基準が比較的緩やかで、新規法人や信用情報に課題がある法人に対応していている場合も少なくありません。

そのため、審査基準が緩やかな法人カードを選ぶことで、より審査を通過する可能性を高められるといえます。

ただし、発行しやすい法人カードを選ぶ際には、利用条件や付帯サービス、利子率なども慎重に比較し、法人のニーズや利用目的に合った適切なカードを選ぶことが大切です。

⑥審査がない法人向けデビットカードも検討する

法人カードの発行が難しい場合、法人向けデビットカードの発行を検討してみましょう。

法人向けデビットカードであれば、銀行口座から即時引き落とされため、審査がない点がメリットです。

ただし、銀行口座の残高を超える利用ができないため、キャッシュフローに余裕を持ちたい方には向いていません。

法人カードを作るまでのつなぎとして、発行するのも選択肢の一つです。

審査甘い・緩い法人カードの申し込み手順

法人カードの申し込みは、Webからの申し込みをと郵送による申し込みのいずれかで手続きを済ませることで審査及びカードの発行が行われます。

手早く法人カードを手にするなら、Web申し込みでカードの発行申し込みを済ませるのが適切です。

ここでは、冒頭で紹介した「JCB法人カード(一般カード)」の申し込み手続きを例に法人カードの申し込み手順を解説します。

公式サイトから申し込みフォームに入力する

JCB法人カード(一般カード)

法人カードの申し込みは、ほとんどの場合、公式サイトを通じて行われます。

利便性の高いオンライン申し込みでは、24時間いつでも手続きが可能で、忙しい経営者や個人事業主でも時間を選ばずに申し込みが行えるメリットがあります。

申し込みフォームでは、基本的な個人情報のほか、事業に関する情報を入力する必要がありますが、明確で簡潔に記入することで審査のスムーズな進行が期待できます。

審査実施・結果を待つ

申し込みフォーム提出後は、カード発行会社による審査が行われます。

審査期間はカード会社や申し込み時の状況により異なりますが、一般的には数日から数週間を要します。

審査は、申し込み者の信用情報を基にして行われ、事業の規模や業績だけでなく、個人の信用状況も重要な審査基準となります。

審査の甘いカードでは、これらの基準が比較的緩やかであるため、幅広い申し込み者が対象となる可能性が高くなります。

【申し込みフォーム】

  • 事業者名の情報
  • 代表者の個人情報
  • 支払い口座情報

必要書類を提出する

申し込みプロセス・審査の次は、必要書類の提出です。

「JCB法人カード(一般カード)」では、審査完了後、会社側から「JCB法人カード入会申込書(自署・捺印届)」「返信用封筒」が郵送されます。

届いたこれら書類に署名すると同時に、下記の書類をそろえて返送します。

提出書類の部類 提出書類の内訳 備考
法人の本人確認書類 ・現在事項全部証明書
・履歴事項全部証明書
※いずれか1点、発行日から6ヵ月以内の原本またはコピーが必要です。
法人の代表者の本人確認書類
個人事業主、人格なき社団・財団の代表者の本人確認書類
・運転免許証または運転経歴証明書
・各種健康保険証在留カード
・特別永住者証明書等
・マイナンバー(個人番号)カード
・住民票の写し
・法人の代表者の本人確認書類の場合は右記いずれか1点
・個人事業主、人格なき社団・財団の代表者の本人確認書類は右記いずれか2点もしくは補完書類1点と右記いずれか1点を提出
補完書類 公共料金の領収証書(電話会社(固定電話のみ)、電力会社、水道局、ガス会社発行のもの)
国税または地方税の領収証書または納税証明書
社会保険料の領収証書
※いずれか1点

ただし、審査の甘い法人カードでは、これらの提出要件が緩和されている場合も多く、事業の成績よりも申し込み者の信用情報を重視する傾向にあります。

提出方法はカード会社によって異なるため、オンラインでのアップロードや郵送での提出が可能か、あらかじめ確認しておくことが重要です。

カード発行

書類の提出が終わったら、法人カードが発行されます。

カードは通常、申し込み時に登録した住所に郵送されるため、到着までにはさらに数日を要することがあります。

カード到着後は、早速ビジネスでの利用を開始することができ、ショッピングやサービスの利用によってポイントを貯めたり、特典を享受したりすることが可能です。

カード裏面の署名欄には、申し込み者本人の名前を記入し、カードの正式な利用を開始しましょう。

審査甘い・緩い法人カードを発行する5つのメリット

法人カードと個人カード、いずれも現金の代わりに活用できる便利なツールの一つ。

法人カードを利用する方の中には「どちらも同じ役割をしているのであれば、個人カードのままでいのでは?」と考える方も少なくありません。

しかし、実際は法人であれば法人カードを利用するべきメリットがいくつかあります。

ここからは、法人カードを発行する5つのメリットについて詳しく解説します。

 

法人カードを発行する5つのメリット

  1. 経費を削減できる
  2. キャッシュフローに余裕ができる
  3. ガバナンスの強化
  4. 付帯サービスを受けられる
  5. 経費の精算が単純になる

①経費を削減できる

法人カードを発行すると、経費管理が容易になるのがメリットの一つです。

従業員が法人カードを使用することで支出が明確になり、経費精算や会計処理がスムーズに行えます。

これにより、手作業にかかる時間や手間を大幅に削減できるのが魅力です。

また、法人カードには企業向けの特典や割引が付与される場合があるため、さらに経費を削減できる可能性も。

法人カードの利用によって経費管理の効率化と削減が図れるため、企業の財務面の改善や業務効率の向上につながります。

②キャッシュフローに余裕ができる

法人カードを発行するメリットとして、キャッシュフローに余裕が生まれる点も挙げられます。

法人カードを利用すると、支出が即座にクレジットカード口座に蓄積され、支払いは後日まとめて行われるのが特徴です。

そのため、企業は支出をすぐに現金でまかなう必要がなくなり、一定期間の間に資金を確保できます。

つまり、支払い期限までの間に売上が発生し、キャッシュフローに余裕が生まれるという仕組みです。

このようなキャッシュフローの改善によって、企業は予想外の出費や資金不足に対処しやすくなり、適切な資金配分や投資にも余裕を持てるようになります。

③ガバナンスの強化

法人カードを発行すると、ガバナンスの強化につなげられる点もメリットの一つ。

法人カードを利用することで、企業の支出がより透明化されるのが特徴です。

そのため、従業員が個別に支払いを行うのではなく、法人カードの利用で支出が一元管理され、会社の経費の監視や制御が容易になります。

また、法人カードはカード所有者ごとに個別の制限や予算を設定することも可能です。

これにより、予算オーバーや無制限な支出のリスクを軽減しコスト管理を強化できます。

さらに、法人カードの利用明細やレポートは電子的に保管され、監査や内部統制のための情報提供にも役立ちます。

ガバナンスの強化によって、企業は経費管理の透明性とコントロールを向上させ、不正やミスのリスクを減らすことができます。

④付帯サービスを受けられる

法人カードを発行することによるメリットの一つは、付帯サービスを受けられる点です。

多くの法人カードでは、企業向けの特典やサービスを提供しています。

付帯サービスの具体例は以下の通りです。

  1. 航空会社やホテルチェーンとの提携によるマイルやポイントの獲得
  2. 優先搭乗やラウンジ利用などの特典
  3. 国内外のビジネスサポートやコンシェルジュサービス
  4. 保険

これらのサービスは、法人の経費削減や従業員の利便性向上に寄与するだけでなく、企業のイメージや従業員のモチベーション向上にも繋がります。

さらに、一部の法人カードでは、会社ごとのカスタマイズや利用データの分析レポート、仕訳データの自動化など、企業のニーズに合わせた追加のサービスが提供されることも。

このように、法人カードを利用することで特典やサービスを受けられ、企業の経費効率化と利益向上に繋がります。

⑤経費の精算が単純になる

法人カードを発行すると、経費の精算が単純化されるのもメリットの一つ。

従業員が法人カードを使用することで、個別の領収書や経費明細の提出が不要となるのが特徴です。

代わりに、法人カードの利用明細や請求書が支払い期限ごとにまとめて提供されます。

これにより、従業員は煩雑な経費精算手続きを省略できるため、より仕事の効率化に繋げられるのが魅力。

また、法人カードを利用した支出は、企業の経費管理システムに自動的に反映されるため、データ入力の手間やエラーのリスクも減少します。

経費の精算が単純化されることで、時間と手間を節約できるだけでなく、経費管理の正確性と透明性も向上します。

さらに、経費の迅速な処理と精度向上は、会計処理や財務報告のスピードと正確性にも役立つでしょう。

経費精算の単純化によって、企業は効率性の向上と業務の円滑化の実現化が可能となります。

審査甘い・緩い法人カードを発行するデメリット

経費削減や付帯サービスが充実しているなど、法人クレジットカードを発行するにはさまざまなメリットがあるのがわかりました。

しかし、一方で事前に知っておくべきデメリットも存在します。

ここからは、法人カードを発行する2つのデメリットについて解説します。

法人クレジットカードを発行しようとお考えの方は、メリット・デメリットのどちらも理解した上で慎重に検討してみてください。

①カードによっては十分な限度額を確保できない

法人カードを発行する際のデメリットの一つは、一部のカードでは十分な限度額を確保できない可能性がある点です。

特に新設の中小企業やスタートアップ企業にとって、信用履歴や事業実績が限られている場合、銀行やカード発行会社は十分な限度額を提供しないことが少なくありません。

これは、信用リスクを避けるための措置であり、法人カードの利用範囲や経費の規模に制限をもたらす可能性があります。

しかし、限られた限度額では、大規模な支出や予期せぬ経費に対応するのが難しい場合も。

そのため、企業が十分な資金を確保するためには、他の金融手段や借入を活用する必要があります。

法人カードの限度額の制約は、企業の成長や大規模な経費の発生に制約を与える可能性があるため、事前に限度額の適切な設定や調整が重要です。

②年間費が必要な場合がほとんど

法人カードを発行すると、多くの場合年間費が必要となるのもデメリットの一つ。

法人カードを利用するためには、カード発行会社に対して一定の年間費用を支払う必要があります。

これは、法人カードの提供される特典やサービス、カード利用の管理やサポートを提供するための費用として設定されています。

特に、特典や優待サービスが充実している法人カードでは、年間費用が比較的高額になることも少なくありません。

この年間費用は、企業の経費に追加負担をかけることにもなり得るため、注意が必要です。

また、法人カードを発行する全ての従業員に対して年間費用が発生する場合もあり、従業員数が多い企業ではその負担が大きくなる可能性もあります。

ただし、年間費用に対して提供される特典やサービスの価値を考慮することもポイント。

法人カードが提供するメリットや節約効果が年間費用を上回る場合は、そのデメリットは相対的に軽減されると言えます。

審査甘い・緩い法人カードの審査に落ちた時に選ぶ法人デビットカード3選

法人カードの審査を通過できなかった時は、法人デビットカードが効果的な代替手段となり得ます

デビットカードは、新設企業や財務状態が不安定な事業体にとって大きなメリットです。

【法人デビットカードとは】

個人利用のデビットカード同様、使った分だけ銀行口座から直接引き落とされるため、クレジットカードのような後払いリスクが発生しません。

これにより、財務状態に不安がある企業でも、資金管理をしっかり行いながら決済手段を確保できます。

また、デビットカードはクレジットカードと同様に広く受け入れられているため、利用に際して特別な不便を感じることは少ないです。

しかし、クレジットカードのような豊富なポイント還元や旅行保険などの付帯サービスは期待できません。

とはいえ、これらのカードは審査がなく、カード発行後すぐ利用できます。

特に開業直後の事業者や信用情報が不十分な事業者にとって、これらのカードは財務管理の一環として重宝できます。

ここからは、開業間もない法人におすすめの法人デビットカード・プリペイドカードを3種類紹介します。

UPSIDER

UPSIDER

年会費 永年無料
還元率 1.0%〜1.5%
国際ブランド visa
電子マネー Suicaチャージ

UPSIDERは、法人向けの革新的なクレジットカードで、特に上場企業や大規模事業を営む法人において大きな注目を集めています。

このカードの最大の特徴は、その利用限度額が最大10億円にも及ぶ点です。

このような高額の利用限度額は、大型プロジェクトや大規模な投資の資金管理に非常に有効です。

また、1.0%から1.5%の範囲でポイント還元率も設定されており、ビジネス利用が多い法人にとってはかなりのメリットとなります。

【UPSIDERの特徴まとめ】

  • リアルカードとバーチャルカードがそれぞれ何枚でも発行できる
  • 電子帳簿保存法に対応し、インボイス制度にも適応
  • 経理処理の効率化を図ることが可能
  • 2024年2月には、AIを活用した領収書データの自動読み取りと決済データの紐付け機能が追加された

UPSIDERカードは、カードごとに支払い先や限度額を設定できるため、企業の財務管理を非常に細かくコントロールできます。

これらの機能により、UPSIDERは現代のビジネスニーズに応えるための先進的なソリューションを提供しており、多くの法人から高い評価を受けています。

paild

paild

年会費 永年無料※
※初期費用として10万円が必要
還元率 なし
国際ブランド visa
電子マネー

paildは、企業の財務管理に革命をもたらすプリペイド式の法人カードです。

このカードの最大の特徴は、年会費が無料でありながら、発行枚数に制限がないことです。

これにより、大企業でも中小企業でも、必要なだけカードを発行して全社員に配布することが可能です。

また、paildカードのもう一つの特徴は、カードごとに上限額を設定できる点です。

これにより、各カードの使用を精密に管理し、不正利用のリスクを最小限に抑えることができます。

予算管理もカードごとに行えるため、部門ごとやプロジェクトごとの費用管理が容易になります。

【paildの特徴まとめ】

  • バーチャルカードとリアルカードが利用できる
  • 領収書の回収や利用明細の紐付けも自動化されている
  • 経理処理の手間を大幅に削減し、管理の効率化が図れる

paildカードは、特に新興企業や急速に拡大している事業体にとって、財務の透明性を高め、経営の安定を支援するツールとして最適です。

マネーフォワード ビジネスカード

マネーフォワード ビジネスカード

年会費 永年無料※
還元率 1.0%〜
国際ブランド visa
電子マネー

マネーフォワード ビジネスカードは、マネーフォワード クラウドを活用している企業におすすめです。

このカードは年会費が無料で、Visaブランドを採用しており、国内外で広く使用可能です。

また、ポイント還元率が1.0%から最大3.0%までと非常に高く設定されており、頻繁にビジネス支出がある企業にとって大きなメリットがあります。

このビジネスカードの特徴的な利点は、利用明細がリアルタイムで反映されること、そしてその明細がマネーフォワード クラウドと直接連携することです。

これにより、経理業務の効率化が図られ、証憑の回収や経費管理が一元的に管理できるようになります。

開業直後の企業でも審査不要のプリペイド式を選択すれば、すぐにカードの利用を開始できるのも大きな魅力です。

【マネーフォワード ビジネスカードの特徴まとめ】

  • 利用明細がリアルタイムで反映されること
  • 高い還元率により、カードでの決済が増えるほど返ってくるリワードが多くなる
  • カード利用によるデータがマネーフォワード クラウドに蓄積され、財務分析や予算管理がよりシンプルかつ精密に行える

このように、マネーフォワード ビジネスカードは、財務の透明性を高め、経理作業を効率化したい企業にとって最適な選択肢です。

それは、日々の業務をスムーズにし、経済的な利益も享受できるため、多くのビジネスオーナーに支持されています。

審査が甘い法人カードに関する質問

法人カードの選択と申請過程において、審査プロセスは避けられない重要なステップです。

多くの企業や個人事業主が抱える疑問に対して、ここでは具体的な説明を行います。

法人カードは審査なしでも作成できる?

法人カードの申請にあたり、審査過程は避けて通れません。

貸金業法に基づき、カード会社は申請者の返済能力を確認する義務があります。

そのため、審査なしで法人カードを発行することは不可能です。

審査プロセスを回避したい場合は、デビットカードやプリペイドカードを利用しましょう。

設立1年未満でも法人カードは作成できる?

設立1年未満の企業でも法人カードの申請は可能ですが、審査で不利になる可能性があります。

新設企業の場合、申請条件が比較的緩やかで、必要書類が少ないカードを選ぶと良いでしょう。

経営が赤字でも法人カードは作成できる?

経営が赤字であっても法人カードの申請は可能です。

ただし、赤字続きの企業は、将来の倒産リスクを懸念され、審査で不利になることがあります。

赤字の場合は、個人の信用情報を基に審査されるカードの選択も一つの手です。

法人カードの審査に落ちたらその理由や原因は教えてくれる?

法人カードの審査に落ちた場合、具体的な理由や原因は通常は開示されません。

しかし、「個人のクレジットヒストリーに問題がある」「開業直後であること」「一度に複数のカードに申し込んでいる」など、一般的な落ちる理由は存在します。

法人カードの代表者が変わった再審査が必要?

法人カードの代表者が変更された場合、新しい代表者に対する再審査が必要になります。

個人与信を基に発行されるカードの場合、新しい代表者の個人信用情報が審査の対象となります。

法人カードの審査プロセスに関しては、企業の健全性や代表者の信用度など、様々な要素が考慮されます。

審査をスムーズに通過するためには、適切な準備と正確な情報提供が不可欠です。

審査甘い・緩い法人カードは開業直後でも発行できる

今回は、法人カードの審査に不安を感じる方に向けて、審査に通過するためのポイントや準備すべきポイントなど、役立つ情報を徹底解説しました。

結論、法人カードの審査基準については、どのカード会社も機密情報であり、明確には知ることが不可能であるのがわかります。

しかし、一般的には金融面で信頼できるかとういう点に着目されるため、これまでのクレジットカード履歴やローンに関しては注意が必要です。

余裕を持った返済を常に心がけ、賢く正しくクレジットカードを利用することが大切です。

-クレジットカード

© 2024 Money Education