毎月の家計簿の記録は年間収支表に残そう!年間収支表の使い方も詳しく解説
「毎月の家計簿はどのように記せばいいの?」
「年間収支表を使うことでどんなメリットがあるの?」
このような疑問を感じている方もいるでしょう。
毎月のお金の支出を管理することで、何にお金を使っているのかが可視化できるので、節約しやすくなります。
家計簿といってもいろいろな種類があるので、どれを選べば良いのか、どのように記せばいいのかわからなくて悩んでいる方も多いです。
本記事では年間収支表についてご紹介します。
※当記事は2023年現在の情報になります。
このページで分かること
- 年間収支表の書き方
- 年間収支表の作り方
- 年間収支表を書くメリット
- 年間収支表を書くポイント
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目次
年間収支表の書き方
年間収支表は、個人や法人が一定期間の収入と支出をまとめた財務レポートです。
年間収支表のつけ方を以下で見ていきましょう。
1.収入と支出の収集
まず、収入と支出の情報を集めます。
給与、フリーランスの収入、不動産の家賃収入などの収入源を確認し、家賃や食費、光熱費、交通費、保険料などの支出項目もリストアップします。
2.期間の設定
年間収支表には基本的に1年間の情報をまとめますが、特定のプロジェクトやイベントに対する収支表を作成することもあります。
期間を明確に設定してみましょう。
3.収支の記録
収入と支出を日付ごとに正確に記録します。Excelやスプレッドシートを使うと整理しやすくなるのでおすすめです。
詳細な説明や金額を入力し、漏れのないように注意しましょう。
4.合計の計算
各月の収入と支出の合計金額を計算します。
また、一年間の収入と支出の合計金額も算出しましょう。
それぞれの金額を算出することで、月ごとの収支の変動や年間の収支差が分かります。
5.収支の差の計算
収入から支出を差し引いた金額を計算し、年間の収支差を求めます。
収支差を計算することで、収入と支出のバランスが黒字(収入>支出)か赤字(収入<支出)かがわかります。
6.収支の分析
収支差を分析し、経済的な状況を把握しましょう。
黒字の場合はどれほどの余裕があるかどうかを検討し、赤字の場合は節約できる部分や収入増加が必要かを考えます。
特定の月や項目での支出が多いかどうかも確認しましょう。
7.改善策の検討
収支の分析を元に、改善策を検討します。
節約方法を見つけたり、収入増加の機会を探したりして、次年度の収支改善につなげる計画を立てましょう。
目標を持つことで達成に向けて具体的に行動しやすくなります。
8.記録の保存
年間収支表の作成後は、データを適切に保存しましょう。
紙のファイルや電子データとして保存し、必要な時に参照できるようにすると便利です。
過去のデータを参照することで、長期的な経済的な成長や注意点などを把握できます。
年間収支表の使い方
年間収支表を作成する方法には、Excelを利用する方法、専用のソフトウェアを使う方法、そして日本FP協会のサービスを利用する方法があります。
それぞれの方法の特徴やメリット、デメリットを以下に解説します。
Excelを利用する方法
Excelは汎用性が高く、多くの人が手軽に利用できるツールです。
収入と支出の項目を表に記載し、数式を使って合計金額を自動計算することができます。
また、グラフを作成することで収支の傾向を視覚的に把握することも可能です。
【メリット】
- 無料または低コストで利用できる
- 個人の好みや必要に応じて自由なカスタマイズが可能
- 熟練したExcelユーザーであれば高度な計算やグラフ化が簡単にできる
【デメリット】
- Excelの操作に不慣れな場合は設定が難しい
- 自動集計の数式やグラフの作成に時間がかかることがある
- データのバックアップやセキュリティに注意が必要
専用ソフトウェアを使う方法
家計簿アプリや専用の収支管理ソフトウェアは、収支表の作成や管理をサポートする専用ツールです。
個人や家族向けのシンプルなものから、ビジネス向けの高度な機能を備えたものまで、さまざまな種類が存在します。
【メリット】
- ユーザーのことを考えた設計になっているため誰でも使いやすい
- 収入と支出の自動集計やカテゴリ分類が簡単に行える
- データのバックアップやセキュリティ対策がしっかりされている場合が多い
【デメリット】
- 有料のものもあるため、コストがかかる場合がある
- 機能が豊富すぎて複雑になることがある
- 専用ソフトウェアの利用に慣れるまで時間がかかることがある
日本FP協会のサービスを利用する方法
日本FP協会では、家計の収支管理支援サービスを提供しています。
専門家のアドバイスを受けながら収入と支出のデータを入力できるため、家計の改善策が把握できる優れたサービスです。
【メリット】
- プロのファイナンシャルプランナーからアドバイスを受けられる
- 家計の健全性を専門的に評価してもらえる
- 経済的な目標を立てる際に専門家のサポートが得られる
【デメリット】
- 一般的なサービスと比べて費用がかかる場合がある
- プロのアドバイスを受けるためには予約が必要な場合がある
- 自宅での個別対応が難しい場合もある
各方法にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、個々のニーズや目的に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
Excelは手軽でカスタマイズ性が高いのが魅力ですが、専用ソフトウェアや日本FP協会のサービスは専門的なサポートが受けられる利点があります。
家計の収支を管理する上で、最適なツールを選んで効果的な経済的意思決定を行いましょう。
年間収支表を使うメリット
年間収支表を使うことで、以下のようなメリットが得られます。
財務状況の把握
年間収支表は、家計の財務状況を一目で把握する手段として活躍します。
収入と支出が明確に整理されているため、どの収入源がメインなのかがわかり、どの支出項目が特に多いかがわかります。
収支の偏りや問題点を素早く把握できるため、改善のために素早く行動しやすくなるのがメリットです。
節約できる部分がすぐにわかる
収支表の分析を通じて、節約できるポイントを見つけられます。
高額な支出や無駄な出費がすぐにわかるため、抑えるべき費用が簡単にわかります。
例えば、食費や交通費が多い場合は節約のために家での食事を増やしたり、公共交通機関を活用するなどの対策をすぐに考えられるでしょう。
適した予算を立てられる
年間収支表は将来の収入と支出を予測する際にも役立ちます。
適切な予算を立てることで、無駄遣いを防ぎ、収支のバランスを保てるでしょう。
将来の計画や急な出費に備えて長期的な視点で予算を考えることが重要です。
予算を設定することで、経済的な目標達成への近道となるでしょう。
税務申告しやすくなる
年間収支表は、税務申告に必要な情報が記載されています。
収入と支出の明確な記録があれば、正確な税金の計算や確定申告が行えます。
税務上のトラブルを避けるためにも、収支表の情報をきちんと整理・保管しておくことが重要です。
年間収支表を使うデメリット
年間収支表は財務管理に役立つ重要なツールですが、利用する際にも注意すべきデメリットがあります。
以下に、年間収支表のデメリットについて詳しく解説します。
情報の不足や誤りが出る場合がある
年間収支表の作成には正確な収入と支出の情報が必要ですが、情報の不足や誤りがあると収支表の精度が低下します。
例えば、細かな現金支出や領収書を忘れた場合、正確な金額を把握できずにデータが欠けてしまいます。
また、記入ミスや計算ミスによっても誤った収支表が作成される可能性があるので注意が必要です。
年間収支表を書く手間と時間がかかる
年間収支表の作成には日々の収入と支出を記録し、合計金額を計算する手間がかかります。
特に家事や仕事などで忙しい方の場合は、収支表の作成が煩雑で負担になることがあります。
正確な収支表を作成するためにはデータの入力と更新に時間がかかるため、忙しくて時間が取れない方にとっては向いていないかもしれません。
感情に振り回されない
収支表は冷静な分析が必要なのですが、赤字や収支の偏りがあると感情に振り回されてしまう方も少なくありません。
収支が予想よりも悪い場合には不安や焦りが生じ、無理な節約や冒険的な投資を行うリスクがあります。
感情に振り回されずに客観的な判断をすることが重要です。
完全に未来を予測できるわけではない
年間収支表は過去の収入と支出に基づいて作成されるため、未来の収入や支出を完全に予測することは難しいです。
経済状況や生活スタイルの変化、予想外の出費などが影響し、収支表が現実と異なることもあります。
将来予測には限界があることを認識し、過度に依存しすぎないようにしましょう。
収支表と異なる点があれば柔軟に対応出来るように、改善策なども合わせて考えておくのがおすすめです。
複雑な経済状況に対応しなければいけないこともある
現代の経済状況は複雑で変動が激しいため、単純な年間収支表だけでは将来像を捉えるのが難しいことがあります。
インフレーションや金利変動、経済の景気変動などが収支に影響を与える可能性もあるでしょう。
年間収支表に関して疑問や不安があればキッズ・マネー・ステーションに参加してみよう
今回は家計を管理するツールの1つとして年間収支表をご紹介しましたが、疑問や不安を感じている方もいるでしょう。
年間収支表は正しい使い方をしなければ意味がないため、書き始める前にある程度の知識を持っておくことが大切です。
年間収支表の書き方やお金に関する知識を身に付けるためにも、キッズ・マネー・ステーションへの参加をおすすめします。
キッズ・マネー・ステーションでは様々なプログラムが用意されているため、自分のお悩みに合った講座を受講できます。
プロの講師から指導を受けられるため、コスパが高いのも魅力の1つです。
気軽に参加している方も多いため、まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
支出をしっかり管理することで、節約できるポイントが見つかったり、お金をうまく動かせたりできるようになります。
支出を管理するためにも、年間収支表を検討してみてはいかがでしょうか?
書き慣れるまでに時間がかかることもありますが、収支を細かく管理できるので自分のお金の使い方の癖もわかります。
客観的に収支表を見ることで改善すべきポイントも見つかりやすくなるので、家計の負担の軽減にもつながるでしょう。