「クレジットカードを子供に使われないようにする対策って、何がある?」
「子供が勝手にアプリゲームに課金してた…!この高額請求って回避できるの…?」
「ネットショップで子供が勝手に買い物していた!どうやって?!」
このように悩んでいる子育て世代は多いです。
子供がクレジットカードを勝手に使ってしまったことで、ネット通販やアプリの課金トラブルが発生する事例は少なくありません。
場合によっては100万円以上の高額請求がくる恐れも…。
このページではトラブルの具体的な事例や、子供によるクレジットカードの無断使用を防ぐための対策を詳しく解説していきます。
クレジットカードをはじめキャッシュレス化がすすむ現在、子供にしっかりお金教育をして正しいお金の使い方を身に付けさせることはとても重要です。
記事後半では子供がクレジットカードを無断使用したことによって発生した、高額請求を回避する方法を解説しています。
ぜひ最後まで読んで、トラブルを防ぐための参考にしてくださいね。
※当記事は2023年現在の情報になります。
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目次
子供がクレジットカードを無断使用した事例4つ
「子供が勝手にクレジットカードを使っているわけがない!」
そう思っていませんか?
結論「絶対ない」なんてことはなく、興味本位でクレジットカードを勝手に使ってしまう子供は少なくありません。
うっかり油断してクレジットカードをその辺に放置していたり、子供もログインできるスマホにネットショップのログイン情報を残してしまっていたり…。
クレジットカードの管理がずさんだと、身に覚えのない高額請求がある日突然やってくるかもしれません。
子供がクレジットカードを無断使用した際どんなことが起こるのか、代表的な事例を下記の通りまとめました。
子供がクレジットカードを無断使用した事例4つ
- オンラインゲームに課金して10万円の請求が…
- ネット通販で服・靴・化粧品を子供が勝手に買っていた!
- クレジットカード番号を入力してゲームソフトをダウンロードしていた
- ネットのライブ配信で高額投げ銭をしている?!
油断しているとどんなことが起こり得るのかそれぞれの事例をチェックして、きちんと危機管理に対する意識を持っておきましょう!
Case1:オンラインゲームに課金して10万円の請求が…
小学4年生のA君は、最初はオンラインゲームで無料で遊んでいた。
しかし友達と複数で参加して遊んでいるうちに、もっと強くなってゲームに勝ちたいと思うように…。
テーブルに放置されていた母親のクレジットカード情報を登録して、課金して強いキャラクターをゲット。
その後も登録したカード情報で課金を続けた。
10万円の請求がきたことで、事態が発覚。

子供の課金トラブルは、近年急増していますよ!
Case2:ネット通販で服・靴・化粧品を子供が勝手に買っていた!
中学生のBさんは、母親と共通で好きなファッションサイトをよく見ている。
可愛い服や靴をいろいろ見ているうちに、母親の購入履歴が残ったままなことに気づく。
クレジットカード情報が履歴に残っていたため、買い物ボタンを押すと気に入った服が買えてしまった。
最初は緊張したけど母親に気づかれなかったので、服や靴・化粧品をどんどん購入するように…。
子供の服装や見た目が急に派手になったことで母親が不審に思い、事態が発覚。

子供が見知らぬ服や靴を身に付けている場合は、要注意ですよ!
Case3:クレジットカード番号を入力してゲームソフトをダウンロードしていた
小学5年生のC君は、誕生日プレゼントでゲームソフトをダウンロードしてもらった。
ダウンロードの方法を隣で見て、やり方を覚えたC君。
他に欲しいゲームソフトができたので、親の財布からクレジットカードを盗んで番号を入力してダウンロードした。
クレジットカードの請求書に複数のゲーム会社名からの請求があるのを見た親が、不審に思って子どもに確認して発覚。
Case4:ネットのライブ配信で高額投げ銭をしている?!
ネットのライブ配信で、好きな配信者に投げ銭をするのが好きな高校生のDさん。
お金を使っている実感がないまま、いいねボタンを押している感覚で投げ銭を繰り返していた。
ライブ配信や投げ銭のことを親が知らなかったため、事態が発覚するのが遅れてしまい高額請求がきた。

子供がクレジットカードを無断使用するのは、アプリ課金やショッピングだけではすまなくなってきています。
子供の投げ銭で、なんと700万円の請求があったという事例もありますよ。
クレジットカードを子供に使われてしまわないための対策9選
子供のクレジットカードの無断使用を防ぐ方法を解説します。
100%防げるわけではありませんが、親がしっかり意識をもって対策を取ることが重要です。
きちんと下記の対策をすることで、子供のクレジットカード無断使用のリスクをかなり防げますよ。
クレジットカードを子供に使われてしまわないための対策9選
- クレジットカードを子供の手の届く場所に保管しない
- カード裏面のセキュリティコードを隠す
- 子供と共有しているデバイスやアプリにクレジットカード情報を保存しない
- 子供に推測されにくいパスワードにする
- ペアレンタルコントロールを設定する
- クレジットカードの明細書は毎回確認する
- こまめにメールを確認する
- 子供としっかり話し合う
- お金教育をして子供の金融リテラシーを育てる!
ちょっとしたひと手間や意識だけでできるシンプルな対策ばかりなので、早速実践していきましょう!
①クレジットカードを子供の手の届く場所に保管しない
まずはクレジットカードの管理を徹底して、子供が手の届くところに置かないよう注意してください。
ポイントは、普段から下記について意識しておくことです。
【クレジットカード管理のポイント】
- クレジットカードをテーブルや棚の上などに置いたまま放置しない
- 大金やクレジットカードが入った財布を放置しない
- 財布やクレジットカードを子供が分からない場所に隠す
- クレジットカードや現金は鍵がかかるところに保管する
- クレジットカード番号や保管場所を安易に子供に教えない
まだ子供だからと甘く考えず、クレジットカードを徹底して管理してください。

子供がアプリゲームに課金するために、親の財布からクレジットカードをこっそり持ち出して使用している報告は、相次いでいますよ。
②カード裏面のセキュリティコードを隠す
クレジットカードのセキュリティコードを隠すのも、防犯対策としては効果的ですよ。
カード番号を完全に記憶しておくことは難しいですが、セキュリティコードであれば桁数は多くありません。
最低限クレジットカードのセキュリティコードを暗記しておき、子供が分からないようにシールで隠してしまいましょう。

セキュリティコードを隠しておくと、店員によるクレジットカードの悪用・不正利用も防げますよ!
有効期限もシールで隠しておけば、より安心安全ですね。
③子供と共有しているデバイスやアプリにクレジットカード情報を保存しない
子供と共有しているデバイス(PC・スマホ・タブレットなど)があれば、下記に注意しましょう!
【親子でデバイスを共有する際の注意点】
- デバイス本体にクレジットカード情報を保存しない
- アプリにクレジットカード情報を保存しない
- アプリのログイン情報(パスワードなど)を保存しない
- ネットショッピングなどの利用後は、毎回パスワードなどログイン情報やクレジットカード情報の履歴を削除する
基本的にパスワードの保存はNGで、毎回ログイン情報を入力してアプリにログインするようにしてください。
パスワードを保存したままだと、知らない間に子供にログインされて無断使用されてしまうリスクが高まりますよ。
ネットショッピングなどクレジットカードを利用して課金や購入をした際は、利用するたびに履歴を削除するよう徹底しましょう!
共有デバイスではなく、子供自身のアプリやスマホで一度だけ課金や購入などを許可した場合も同様です。
必ずクレジットカード情報を削除し、削除がきちんとできているかの確認も欠かしてはいけません。

一度登録した情報は自動で保存されてしまい、次回以降は本人確認やカード番号の入力が不要の場合があります。
削除確認は重要ですよ!
④子供に推測されにくいパスワードにする
キャリア決済のパスワードは複雑なものに設定し、子供が簡単に推測できないものにします。
パスワードが推測されやすいと、子供がキャリア決済で課金やネットショッピングをしてしまう恐れが…。
誕生日や電話番号など、単純なパスワードは防犯上NGですよ!
なるべく英数字を組み合わせて複雑化したパスワードを、設定しましょう。
覚えきれないパスワードはクラウド上には保存せず、まとめてメモに残して子供が分からない場所または保管方法で管理してください。
またパスワードは定期的に変更するよう、習慣づけましょう。
⑤ペアレンタルコントロールを設定する
子供の無断使用対策として、ペアレンタルコントロールの設定もアリですよ。
ペアレンタルコントロールとは、未成年のユーザーが安全にインターネットを利用するための機能。
子供にとって有害なサイトの閲覧やネット依存から、子供を守ります。
AndroidやiOSなどOSごとに、下記のような利用制限を設けられます。
- アプリの制御(アプリのインストール・アプリの利用時間など)
- コンテンツフィルタ(有害と判断されフィルタのかかったサイトの閲覧をブロックできる)
- 使用時間の上限設定(使用時間は一日○時間までなど)
- 利用時間の制限(夜間は利用できないようにするなど)
- リモートで子供のデバイスの設定を変更

セキュリティ対策として使える機能は、積極的に活用しましょう!
⑥クレジットカードの明細書は毎回確認する
そもそも、クレジットカードの明細書をきちんと確認している人は少ないです。
そのため銀行口座から高額の引き落としがあって、ようやく課金トラブルに気が付くケースが多く報告されています。
いち早く被害に気付くために、明細書はきちんと確認する習慣を付けておきましょう。
子供の無断使用だけでなく、悪用・不正利用など犯罪に使われた場合にもすぐに気づけますね。

明細書は確認する習慣をつけておけば、身に覚えのない請求があった際はすぐにクレジットカード会社に連絡できますよ。
⑦こまめにメールを確認する
こまめにメールを確認して不審な購入通知や、記憶にないカードの使用通知がきていないか確認しましょう。
Appleの「AppStore」やGoogleの「Playストア」などで各アプリストアでアプリを購入すると、購入完了通知が登録したメールアドレスあてに必ず送信されます。
身に覚えのないアプリの購入通知や課金通知をメールで確認した際には、すぐさま各ストアやクレジットカード会社に連絡してください。

クレジットカード会社によっては、カードの利用通知メールサービスが付いているところがあるので活用しましょう!
早期発見・早期対処することで、高額請求トラブルを防げますよ。
⑧子供としっかり話し合う
クレジットカードの仕組みについて、子供としっかり話し合いましょう。
お金を使っている感覚がないままに、その時の欲求を満たすためにいくらでも課金してしまう子供は多いです。
クレジットカードはそもそもカードの名義人しか利用できないこと、後からお金を払わなければならないことを教えてください。
アプリの購入についても、子供と話し合ってルールを設けておくと良いですよ。
ルールがあることで、クレジットカードの無断使用をある程度防げます。
⑨お金教育をして子供の金融リテラシーを育てる!
クレジットカードだけでなく、電子マネーやバーコード決済などキャッシュレス化がすすんでいるなか、子供の金融リテラシーを育てることが重要になってきています。
金融リテラシーとは、金融や経済に関する知識や判断力を指します。
安定した暮らしを送り、トラブルに巻き込まれないためにもお金について正しい知識と判断力持つことが必要です。
子供の将来のためにも、なるべく早くから子供のお金教育を始めて、常識的な金銭感覚やお金の使い方を教えていきましょう。
家庭でのお金教育が不安な人は、プロの講座に参加してみると良いですよ。
正しい情報や知識が身に付きます。
子供が勝手にクレジットカードを使ってしまった際の請求は拒否できる?
子供がクレジットカードを無断使用してしまい、実際に高額請求がきてしまった場合の対処方法についても解説しますね。
上記、他人事に思えますが近年ではよくある話なんですよ。
こんな時は、下記の対処方法を試してみてください。
高額請求がきた際の対処方法
- カード会社の約款を確認する
- 「未成年者契約の取消し」を申し出る
- 弁護士や消費者生活センターに相談する
まずはカード会社の約款を確認しましょう。
カード会社によっては、親族の無断使用は支払いを拒絶できないとの約款がある場合も…。
子供が勝手にしたこととはいえ、親の管理責任が問われ支払いを避けるのが難しくなります。
ポイントは、親が正しくクレジットカードを管理していたかどうかです。
子供の手の届く場所に放置しているなどずさんな管理方法だった場合、親の監督責任を問われ利用料金の支払義務が生じる可能性が高くなります。
支払いを避けるには親は正しくクレジットカードを管理していたうえで、「子供が勝手にやった」という証明が必要です。
難しければ「未成年者契約の取消し」を、支払先の事業者に申請してみましょう。
手続きの手順は事業者によって異なるので、まずは事業者の窓口に連絡してください。
ただし書類のやり取りや手続きなど、時間と手間がかかる根気の必要な手段となります。
自分だけでは対処が難しいようであれば、弁護士や消費者生活センターに相談することも検討しましょう。

トラブルを未然に防ぐためにも、子供のお金教育をきちんとしておくことをおすすめします。
クレジットカードの仕組み・お金であること・名義人以外は使ってはいけないことなど、教えてあげてください。
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クレジットカードだけでなくキャッシュレス化がすすむ今、子供の頃からお金についての正しい知識・判断力・センスを磨いていくことは重要です。
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【まとめ】子供が勝手に使わないようクレジットカードの管理・お金教育を徹底しよう!
このページでは、子供のクレジットカードの無断使用の事例や対策方法を解説しました。
100%安全な方法はありませんが、できる対策をしておくことは重要です。
どんなことができるのか、下記で改めて確認しておきましょう!
子供のクレジットカード無断使用を防ぐための対策9選
- クレジットカードを子供の手の届く場所に保管しない
- カード裏面のセキュリティコードを隠す
- 子供と共有しているデバイスやアプリにクレジットカード情報を保存しない
- 子供に推測されにくいパスワードにする
- ペアレンタルコントロールを設定する
- クレジットカードの明細書は毎回確認する
- こまめにメールを確認する
- 子供としっかり話し合う
- お金教育をして子供の金融リテラシーを育てる!
親はクレジットカードの管理を徹底するだけでなく、子供としっかり話し合うようにもしましょうね。
キャッシュレス化がすすむ現在は、お金を使っている実感が得にくくなっています。
クレジットカードだけでなく電子マネーやバーコード決済など、キャッシュレス決済に関するトラブルを起こさないためにも子供にお金教育をして金融リテラシーを育てることが大切ですよ。
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